6月22日、長野市議会6月定例会が閉会しました。本議会には、子ども達に関する重要な請願が多く出されましたので、その審査結果につき、ご報告します。
まず、「病後児保育の拡充と病児保育の実施を求める請願」と「長野市の病児・病後児保育事業の拡大の早期実現を求める請願」の2件については、全会一致で採択されました!
平成23年12月議会に同趣旨の請願が出されたところ、19対19の可否同数だったため、議長採決となり、1票差で否決されてしまった案件ですが、先の3月議会で、反対した最大会派の新友会議員が、会派を代表しての討論の中で「新友会は病児・病後児保育に賛成である」との発言があったため、ならばと、このたび、働く皆さんの代表である連合長野長野地域協議会から請願を提出していただき、おかげさまをもちまして全会一致での採択となりました。長野地協さん、議員の皆さん、本当にありがとうございました。今後も実施に向けて働きかけてまいります(^-^)。
次に、保育園・小中学校の「給食の放射能汚染対策を求める請願」と「食品用放射能測定器設置についての請願」ですが、内容から、経済文教委員会と福祉環境委員会の双方に請願項目が分割してかけられ(縦割りですね(^^ゞ)、両委員会とも不採択とされてしまいました(^^)凸。私の所属する福環では、6対2の圧倒的多数で否決され、子ども達の安全を求める市民の声があっさり否定されてしまう状況を憂い、「改革ながの」を代表し、不採択とすべきとした委員長報告に反対の立場から討論を行いました(縦割り上、まとめて経文の委員長報告で討論しました)。私の討論の様子は、こちらからご覧ください。↓
賛否の様子を含めて視るには、以下の「経済文教委員会所管、質疑・討論・採決」をクリックしてご覧ください。↓
温厚な私としては、かなり踏み込んだ討論をしたつもりですが、反対議員の結論は変わらず、不採択となりました…。一主婦が独身時代の貯金を取り崩して「長野市民測定所」を開設しているのに、1500億円以上の年間予算を誇る、県都長野市が自前の測定器を買う気もなく、検査体制も整備せず、消費者庁から貸与される予定の機器と県の機器をお借りすればこと足れりとしている行政・それを追認して、子ども達の安全を求める請願をあっさり否決してしまう議会…。こんなことがあっていいのでしょうか?
今の議会構成では、今後もこういう事態は多々生じるかと思いますが、「それでもなお」頑張っていきます。市民、特に子ども達の安全と幸せのために…。