長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

試練の中、歩みを進める

緊急事態宣言下でのGWが終わりました。 ここ数日、長野県を含む34県で緊急事態宣言解除に向け検討との報道もありますが、これまで同様、感染拡大防止への意識を持ちつつ、決して気を緩めることなく、活気みなぎるこれまでの生活へと進んでいくことを期待します。 さて、本日、長野市議会に対し、市当局よりこれからの政策についてありました。 冒頭、市長より次のような報告がありましたのでご紹介いたします。 去る5月1日開かれた長野市議会5月臨時会で可決された補正予算393億1890万円に係る事業の進捗について、 1、特別定額給付金(377億8457万円) 5月2日から6日までの連休中は合計で約120件、平日は毎日100件以上の問い合せがある。早期給付に向け人員体制の整備、システム開発を急ピッチで進めている。オンライン申請は5月1日から受付を開始し、11日朝の時点で2,345件の申請があった。 申請書の配布は5月18日から順次開始し、給付は5月26日から週2回のペースで振り込みを行う予定。 2.事業継続緊急支援金(新型コロナ感染拡大の影響で売上げが減少した飲食店、小売店等に対する家賃相当額の支援、6億6335万4千円)  5月10日までに117件の申請を受け付けた。順次、支払の手続きに入っている。 ※上限20万円で市内3300事業所を対象とした支援金です。過日、新聞折り込みチラシでも案内がありました。問い合せ先;長野市商工労働課026-224-7921 3.生活費や事業関連支援について(利子補給に4千4088千円、住宅確保給付金2百820千円、新型コロナ感染拡大防止協力金2億2千万円(県との連携事業))など 緊急小口資金や住宅確保給付金に関する事業中心に341件、また、中小、個人事業者支援に関するものについて550件の問い合わせがあった。 4.PCR検査体制(1億571万8千円) 5月11日、検査センター1箇所を開設した。更に検査体制を充実させ1日の検査可能数、最大90検体を目標にしている。 ※5月臨時会で長野市の検査可能数を1日65件とする体制の拡充としていましたが、更に25件増えることとなります。当初、1日最大24検体から考えると体制が強化されます。 また、長野市内の各医療機関の協力により全ての感染患者が入院可能なだけの医療提供体制が確保されている。 5.連休中(GW)の新型コロナウイルス状況について 4月25日に14例目の感染者が確認された後、5月9日までに新たに3件の感染事例が確認された。長野市保健所で調査等を行っている。 連休中は電話相談窓口で対応を行った。4月29日から5月10日までに900件の相談があったが、そのほとんどが風邪症状のものであった。相談件数は以前と比べ多少減少している状況。 2月14日以降、6,974件の相談があり、5月10日まで601件のPCR検査を実施。そのうち17件の感染者が確認された。陽性率は3%弱。 6.新型コロナウイルス感染症はまだまだ油断できない状況だが、災害からの復旧・復興の歩みを止めないよう取り組みを継続していく。 台風第19号により農地に堆積した土砂の撤去は、篠ノ井地区から豊野地区までの堤外地約343haについて概ね完了したところ。 長野市は台風災害に加え、新型コロナ感染拡大と大変な試練の時期だ、ワンナガノで災害からの復興、新型コロナ終息に向かって進んでいく。 以上が概略です。まず、給付金や支援金について決して十分とは言えない部分もありますが、今、長野市として出来ること、まずは必要としている市民に早急に届けることが重要であります。国において第2次補正予算等について議論が進められると思いますが、地域の活性化を蘇らせる手立ては待ったなしであります。 そして、PCR検査体制を含めた医療体制の充実、そして災害からの復旧復興について私自身と思いは共有出来ていると思います。ただ、スピード感と安心を繋いでいくという観点で様々な進捗状況の確認等、更に歩みを進めていかなければいけません。