長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

新年を迎え

 令和7年、新しい年の幕が開きました。昨年は何かとお世話になりましたこと、心より感謝申し上げます。今年は巳年、へびは、古くからさまざまな意味を持つ生き物として捉えられ、金運や繁栄をもたらす縁起物として広く認識されています。また、「新しく産まれてくる」、「将来・未来がある」といった意味もあるとのことで、これは、へびが定期的に脱皮を繰り返すことに由来し、生命力や再生、変化と進化の象徴とされ、「巳」という漢字は、胎児の形から派生したと言われ、「子孫繁栄」や「家族平和」といった意味をもつといわれているとのことです。  さて、昨年12月、長野市議会12月定例会が19日間の会期で行われました。12月定例会で私が所属する会派では、条例の改正案「長野市国民宿舎松代荘の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例」について、会派内で相当な議論を行った結果、本会議の採決では「反対」をいたしました。会派を代表し原議員が「市が示している標準額や上限額の根拠が不明で」との趣旨で反対討論に立ちました。(結果的には賛成多数で可決)ここ数年、市が進めようとしている事業等について、初動やその後の対応に関し、様々な指摘がなされている現状を踏まえると、市には各案件に関し、分かりやすい、十分な説明を引き続き、求めていきたいと思います。  一方で、私たち議員、議会も同様に、市民への説明責任があります。議案や市の施策への賛否はともかく、市の政策決定に関わっている以上、各々の活動を通し、お伝えしなければならない立場に居る、ということです。  元・大和大学政治経済学部教授 田中富雄氏は「議会・議員活動がしっかりしていないと、市民から「議会・議員は聞くだけ」、「聞くだけの議会・議員」と思われてしまう。そう思われないためには、議会・議員は「市民にキチンと応答する」ことが求められる。キチンと応答するには、結論と結論に至る(場合によっては結論に至らない)経緯・理由・データ等をハッキリと示す必要がある」と述べています。  更に、「議会には、議会は市民のために存在するということを前提として活動することが求められ、議会は市民とのコミュニケーションをとることが大切」と指摘しています。  私が自分自身の行動指針としているのが「歩く 聴く 届ける」です。田中氏の指摘に対し、自信をもって、日々の活動が出来ている、と自己評価できるよう、令和7年もしっかり取り組んでまいります。  昨年の私の活動を振り返ると、大変充実した日々を過ごすことができたと感じております。他方、これまで以上に、特に、議会内において担わなければならない役割が日毎に増してきたことから、大きなプレッシャーを感じることも少なくありません。  しかし、こうした経験を通し、本年も、更に市政に貢献するとともに、更なる成長に繋がるよう邁進します。  寒さが尚、厳しさが増していく季節であります。体調管理に十分にご留意をいただきたく存じます。巳年の令和7年、何事にも全力で取り組んでまいります。引き続き、ご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたします。