本日(11/30)より12/16まで17日間の会期で長野市議会12月定例会が始まりました。
初日の今日は理事者(市長、副市長)より議案説明が行われました。
市長から、来年度(平成29年度)の財政状況について、市税の増収に期待することが難しく、また、地方交付税においても合併算定替えに係る特例措置部分が更に縮減していく一方で、歳出では、少子高齢社会の進展に伴う社会保障関係経費、市債残高に伴う公債費の増加が見込まれるとの厳しい財政状況だという認識を示されました。
そんな中でも進めなければならない新規・拡大事業についても十分に精査の上で、必要性、緊急性の高いものを厳選してメリハリのある予算としていく旨の報告がありました。
「人口減少の克服による『長野市創生』」を目指す姿勢の中では、移住・交流の促進として、本市に移住し起業される50歳未満の方を対象として本年10月より始まった移住者企業支援金制度の運用、また、2020年東京オリンピック事前合宿誘致活動に向け、来年1月にフランス水泳連盟からアクアウイングにてジュニアチーム合宿の申し入れがあったとのことで、期間中の市内子どもたちとの交流も計画中ということです。
「魅力ある地域づくり」の中で農業振興については、先のブログでも少し触れましたが、農業被害対策をも併せジビエ肉を地域活性化資源として有効活用することを目的として『ジビエ振興計画』に沿ってジビエ肉処理加工施設について議論を進めていく方針で、今後、市内及び首都圏等の販路確保に取り組んむ方針です。また、地域活力の向上について、一例として、七二会地区で間伐作業で切り出した木材販売に加え、間伐材を薪にして販売している等の活動が活発化することで活性化に繋げていきたい、という姿勢が示されまました。私も、この間伐材の利活用、更に言えば山林の持つ多面的機能を発揮させるために、今、調査研究しているところなので、市域全体での取り組みとなり、全体としての活性化に繋げていきたいと考えます。
防災関係では、本市では震度7クラスの地震が起きると、約2,000人の死者が予測でき、その原因の9割以上が建物倒壊による圧死と想定しているようで、防災意識の啓発に努めるとともに、災害に伴う地域での死者ゼロを目指し、防災体制を確立していく、との考えを示しました。私はこれまでの議会でも取り上げてきましたが、地震、そして水害、あらゆる災害からまずは人命を守る観点から行政が責任をしっかり果たさなければならないと考えます。私自身、今後もしっかり危機意識を持ちながら訴え続けていきます。
上述したものは一部ではありますが、この定例会では、議案46件、報告9件、併せて、市民の方々から提出された請願と、今年度(平成28年度)一般会計補正予算の議論がなされます。適宜、本ブログでも中身についてご報告させていただきますが、しっかり12月議会に向かっていきます。
過日、地元農産物直売所を訪れた際、一台の屋台車が登場しておりました。この直売所で屋台者車が、ここ数週間前より”猪肉”を使用した料理を出張販売している、とのことでした。私もこれまで、所謂、「ジビエ」肉の料理をあまり口にする機会もありませんでした。この日は、これはチャンスと思い、猪汁(うどん入り)を食させていただきました。率直な感想は”美味い!”で、想像以上にお肉が柔らかく、全く問題なく、上述のとおり、”美味い”料理でした。
長野市において、現在、ジビエ振興計画が作成されており、「”ながのきらめきジビエ”で元気な地域づくり」のもと、基本方針、方向性が示されております。
長野市の有害鳥獣による農業被害、農作物被害額は高止まりではあるものの平成27年度は、62,051千円となっており、また、イノシシの被害額は減少傾向にある一方で、ニホンジカによる被害額は変化がないようです。そんな中、年間で千頭前後のイノシシとニホンジカが捕獲されているが、ほとんど利活用されていない、というのが実態で、大半が埋設処分せざるを得ない状況であり、更に、狩猟者の高齢化や会員減少による負担の増、捕獲意欲の減退が今後懸念されております。
そうしたことを踏まえ、今後の課題として、高止まりしている被害の軽減に向けた新たな取り組み、ニホンジカの捕獲強化、捕獲個体の有効活用と地域活性化につながる取り組み、新たな狩猟者の参入促進等が挙げられております。
今回示されたジビエ振興計画では、今後の課題解決に向けた一つの方向性として、ジビエ肉の戦略的な活用があります。最近お披露目された移動式解体処理車の導入検討に加え、ジビエ肉処理加工施設の整備推進が掲げられております。市内既存のジビエ肉処理施設(民設民営)の抱える交通アクセス、運営の担い手不足の問題から、長野市として新たなジビエ肉処理施設が必要と判断しております。
確かに、猪肉は美味しかったし、鹿肉も美味しいと思います。例えば、ジビエ肉の有効活用による中山間地域の活性化、新たな雇用の創出と、所得の向上に繋がれば良いのですが、やや建設ありき、で話が進んでいっているのではないか、と私も会派レクの際に質問させていただきました。今抱えている課題があるが故にジビエが利活用できず、未だにジビエ=少し珍しい、では中々軌道に乗せるのは難しいでしょう。しかし、処理施設を新たに建設する方向であるのであれば、これは失敗は許されないわけで、建設が妥当なのかどうか、調査研究を深めていかなければなりません。
衛生施設視察2日目は埼玉県深谷市の「深谷市衛生センター」へ。今回視察したセンターは本年4月より運転が開始された施設です。旧施設での処理方法は千曲衛生センターと同じ「標準脱窒素方式」でしたが、固定分離・希釈下水道方式となり、し尿:8kl/日、浄化槽汚泥:105kl/日の113klの処理能力を持っております。
施設の特色としては、脱水汚泥の含水率70%以下まで低下させることが可能となり、これまでの85%から70%になったことで重量も50%となった、とのことでした。
新旧の比較として、維持管理の面では、電気料が1,521,251円/月→611,041円/月にコスト削減された一方で、薬品等の消耗品では、725、992円/月→1,102、539円/月にアップ。また、希釈下水道方式となったため下水道料が新たに生じ2、114、690円/月となっているようです。ただ、現在は3倍の希釈で行っているが、下水道条例の基準を満たすことを前提として2倍の希釈ということも考えているとのことで、下水道料も2/3に節減することも可能のようです。
ただ、こうした環境への負荷を考えると必ずしも経費ありきという訳にもいきません。悩ましいところではあると思いますが、平成26年度予算と来年度予算では5千万の予算減とのことです。
自然環境との調和を図り、環境保全に万全を期した施設である「深谷市衛生センター」、受け入れから下水道放流までの適切な運営・管理を学ばせていただきました。
昨日24日は予報通りの雪となりました。 転倒事故や不幸な事故が相次ぎました。皆さん、ご注意ください。 私は今日、スタッドレスタイヤに交換しました。ちょっと遅くなってしまった冬の備えです。 11月の雪の中(とはいえ、午前中 […]
11月24、25の2日間、千曲衛生施設組合議会議員一同で行政視察を行っております。
一日目の今日は、神奈川県相模原市の「津久井クリーンセンター」を視察。まず、相模原市は平成19年に旧津久井郡と合併し、現在の人口は72万人強、政令指定都市です。津久井クリーンセンターは、元々市内に2か所あった老朽化した施設の一元化を図り、し尿、浄化槽汚泥、ディスポーザ汚泥を受け入れ、遠心分離水機で含水率70%以下の脱水汚泥と分離液に分離、最終的に下水道排除基準まで希釈し、公共下水道に放流しております。また、脱水汚泥は市のごみ焼却施設にて助燃材として活用している、という説明を受けました。
千曲衛生センターは標準脱窒素処理方式を採用しているので、施設の維持管理費等は津久井の方が大分コストがかかっておりません。また、千曲は、余剰汚泥を脱水、乾燥して堆肥化設備で剪定枝チップと混合発酵し、汚泥発酵肥料として生産販売を行っておりますので、単純な比較は出来ませんが、平成33年にセンターの建て替えが予定されているとともに、公共下水道の普及により、現在、310kl/日の処理能力のところ、98klの処理です。津久井センターは、処理人口が33、895人に対し、処理能力89kl/日で、千曲は33、783人で310kl/日(実情では98kl/日)をみるにつけても、大いに参考になる施設であると感じます。これまで千曲衛生センターは、循環型社会形成という観点から経費削減ンとCO2削減に取り組んできました。これからの施設の在り方をも含めて、この議会の中で私もしっかり学ばせていただき、持続可能な環境社会づくりにかかわっていきます。
11月18日、母 布目綠が91歳にて永眠いたしました。 午後3時27分、安らかに息を引き取り、静かな最後となりました。 天寿全うです。 18日早朝に釧路在住の兄から「もう持たないようだ」との連絡を受け、取り急ぎの仕事を片 […]
土曜日、この日、母校法政大学の長野県北信地方の同窓生組織である「長野法友会総会」が開かれました。今回は準備、受付等からお手伝いの依頼があり、ほぼ終日を費やしました。
総会後に行われた記念講演会では、元法政大学野球部監督の五明公男名誉教授のお話をお聴きすることができました。五明先生は、東京都出身ですが、長野市篠ノ井に疎開され、また、奥様が長野市出身ということで長野市に縁のある方で、江川卓氏が在学中に監督を務められました。江川氏の剛腕があり完全4連覇を果たした話しもありましたが、私が特に心に落ちたことは、先生が法政二高野球部時代に、甲子園3連覇を目指していたものの、宿敵の浪商に負けてしまった。その理由が①慢心、②過信、③気の緩み、が原因であった、とまとめられておりました。また、常にベストコンディションを維持していなければならない重要性、普段から緊張感を持つこと、努力と自信をもって物事に取り組む姿勢、等、私の仕事を行う上でも、決して忘れはならないことを改めて教えられました。貴重な講演を聞くことが出来、感謝です。また、この会を通じて、私のご近所の大先輩がいらっしゃるのですが、その方が野球部OBで、江川氏の1年後輩だということがわかりました。そうした方が近くにいらっしゃることも私にとっては宝となります。
日曜は、挨拶回りを午前中に終え、今期本拠地最終戦を迎えるAC長野パルセイロの応援へ。
来期より「長野Uスタジアム」と名称が変わり、新たなスタートを切るにあたり最終戦を勝利で飾り、更に期待をするとともに多くのファンで埋め尽くされるスタジアムにて、今期好成績を治めたレディースチーム、そしてトップチームを応援していきます。
スポーツでも仕事でも、取り組む上での大事なことは一緒、11月も終盤戦、冬の寒さに負けずに頑張ります!
「霜月」も半ばを過ぎました。 寒暖の差が激しく、秋を感じる間もなく、冬の到来を感じさせるこの頃です。 とはいえ、日々色づく里の紅葉は見ごたえがあります。 紅葉狩りに出かけたいのですが、天候と日程が合わず、悶々(?)として […]
17日、市議会会派総会で、理事者側から重要案件の報告・説明がありました。 11月30日から招集される12月市議会定例会に提案されるH28年度長野市一般会計補正予算案をはじめ、条例改定議案など55の提出議案や、各種計画 […]
安倍内閣は15日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣する陸上自衛隊に、新安保関連法に基づく「駆けつけ警護」の新しい任務を付与することを閣議決定しました。 18日には派遣命令が出され、20日には11次隊先発隊が青 […]