長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

杉尾さんの涙

 選挙戦最終日ではありましたが、朝一で私が同窓会会長を務める母校長野南高校の文化祭訪問。生憎の雨降りの中、少し気の毒でしたが、一般公開日ということもあり中学生の姿、保護者や地域の方々などの多くの来訪者がありました。昨年同様、生徒会執行部展示の教室に入ると投票年齢引き下げについての研究もなされ、いよいよ明日が参院選投票日、選挙権を得ている生徒さんの投票行動に繋がるのか大変興味があるところです。  そんな参院選、今回から投票年齢の引き下げ、ここ長野県では定数1となり、また、与党対野党統一候補という激しい私自身これまで関わった選挙の中でも苛烈を極める選挙戦だったと感じます。 「落下傘より・・・」が選挙区では最大の争点というような雰囲気を作り出されたことから、最終日夕方の杉尾さん演説の中で、こうしたことが争点化されしっかりとした論戦の選挙戦とならなかったことが悔しい!と涙ながらに訴えていました。“正々堂々“という言葉がありますが、この意味は「公正で偽りなく、真正面から事を行なうこと」です。果たして今回の長野選挙区は正々堂々と与野党がぶつかった選挙戦となったのか私は聊か疑問が残ります。私も涙なくしては聞いていられませんでした。  杉尾さんが流した涙はまさに正々堂々ととは程遠い選挙戦故の悔しさからなのではないかと思います。決してお涙ちょうだいではありません。この思いが1人でも多くの有権者に伝わることを願います。

小さな輪の繋がり

 18日間の参院選もあと3日。泣いても笑ってもあと3日。情勢は大接戦ということでまったく予断を許さない、非常に厳しい選挙戦となっております。  6日、午後、野党3党の党首、幹事長が揃って長野駅前で杉尾候補の応援。これまでの様々な選挙でも、ここまで人で埋め尽くされた街頭演説には関わったことがないほどでした。私も中々落ち着かずに現場をウロウロするばかりでした。  そして、6日は「杉尾ひでや候補」個人演説会が長野市南部4か所で開催され、私の担当地区である更北地区にて無事開催することができました。この更北は相手側のいわば地元でもあり、厳しい選挙戦の中で、更にその厳しさを感じるところでもあります。そんな中、地元から、たくさんの方々にご協力を賜り250名ほどの参集をいただき、私が司会を務めさせていただきました。(隣の方は更北9条の会の方です)  選挙戦では個人演説会はつきものです。私もこれまでたくさんの選挙にて個人演説会を担当してまいりましたが、実際に、どれだけの方々に足を運んでいただけるのか、心臓ドキドキ、決して体に良いものではありません。組織力も与党に比べようもないほどであり、一人ひとりの気持ちでお集まりいただき、真の1票に繋げていくことしかできません。一声かければ何百人集まればいいのですが、地道な活動が我々の持ち味ではないかと考えます。  本日ご参集の方々が、一人、そして二人と小さくてもいいから輪を広げ、そしてその輪がたくさんできて、オリンピックマークのようにつながっていけばこの接戦を制することにつながるのでは、と思います。

暑くて熱い夏の決戦

6月議会、そして参院選準備など本当に慌ただしく、ブログ更新もままならない状態が続いております。 7月3日(日)は18日間の参院選挙戦でのラストサンデーということで私が支援する杉尾ひでや候補も長野市からのスタートとなりました。昼前から長野駅前にて衆議院予算委員会にて待機児童問題のブログを紹介し、改めて、その問題提起を行った民進党政調会長の山尾志桜里衆院議員が杉尾ひでや候補の応援で長野入りし、子育て支援、雇用問題について力強い演説をされました。 今回の選挙では、定数1となりまさにここ長野選挙区は熾烈な戦いが繰り広げられております。貴重な一議席を争っている中では心無い中傷ビラなどネガティブキャンペーンが一部報道では取り上げられておりますが、とにかく、長野県を代表する参議院議員を選び出すということを決して忘れることなくしっかり各候補者、政党の政策や考えをしっかり聞き見極めることが大切です。18歳に投票年齢が引き下げられ、また、今回の選挙が初めて投票をするという若い世代の有権者が選挙の本質から外れた議論を目の当たりにし、ますます政治不信に陥らないようにしなければいけません。 そんな7月3日は、長野市の隣接市である千曲市の市議会議員選挙が告示されました。千曲市議会議員選挙といえば、私の会社員時代の大先輩である小玉新市候補が3期目の挑戦をしております。7月4日(月)朝、OBの先輩方とともに街頭演説のお手伝いをさせていただきました。今回の選挙では定数より4人オーバーということでありますが、2期8年の実績と、小玉候補のお人柄で是非とも上位での当選を果たしていただきたいと思います。 暑い中、それぞれが熱い選挙戦を繰り広げておりますが、国や県、市町村問わず、それぞれの候補者が自らの政策を思う存分訴えることができる貴重な期間。そうしたしっかりとした訴えを多くの有権者に届け、投票率のアップに繋がることを期待します。

移住人口の増加と寛容な心

 6月23日信濃毎日新聞朝刊にて、長野市信更地区住民自治協議会の活動に関する記事【「案内人」サポート13世帯移住】が掲載されておりました。  同自治協は2014年に「田舎暮らしを支援する委員会」を立ち上げ、空き家の把握、見学会開催などに積極的に取り組み、この2年間で13世帯に移住が決まったようです。信更地区では3月末、地区内の2校の小学校が統廃合され、少子化が加速しており、地域としても学校を守るためにも長期的に取り組みたい、としております。  私も秘書時代より度々この地域を訪れておりますが、若い世代はこの地を離れ、高齢率が高くなり、地元産地であるリンゴ農家の方々も後継者はいない、自分の代で終わり、更に言えば、自宅も自分の代まで、といったお話しをお聞きしておりました。農業後継者問題とはやや異なるのかもしれませんが、この移住への積極的な取り組みが地域活性化に繋がるものであるし、関心のある方々からの問いあわせも増えているということは喜ばしいことです。  長野市においては、長野市まち・ひと・しごと創生総合戦略においては、喫緊に取り組まなければならない最重要課題と位置付け、平成26年9月に「人口減少に挑む長野市長声明」として、「定住人口の増加」、「交流人口の増加」、「特色ある地域づくり」を積極的に推進し、人口減少に挑み、元気と活力があふれるまちを目指す強い決意を表明しております。こうした取り組みには大いに期待したいし、応援したいと思います。そんな中で大事なのは、受け入れる側ではないかと思います。よくありがちですが、「よそ者」といった表現でつまはじきにしたり、疎外したり、ということも耳にします。せっかく夢と希望を持ち、新天地での生活に期待している方々を快く、仲間として受け入れる、Iターン、Uターンを温かく迎え入れることができる寛容さが求めらえるのではないでしょうか。    

委員会から

 長野市議会6月定例会では、20日、21日の2日間、今議会に上程された議案、そして請願に関してそれぞれの常任委員会に付託されました。私は、福祉環境委員会に所属しており、この委員会では保健福祉部から2つの議案、3つの請願、こども未来部では3つの議案、環境部からは1つの議案、1つの請願について議論が行われました。こども未来部所管で「長野市幼保連携型こども園の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」の議案が上程され、私も委員会の中でも発言をさせていただきましたが、保育の質を決して落としてはいけない、また、朝夕の園児が少なくなった時間帯では、園児の教育及び保育に直接従事する職員(つまり、幼稚園教諭、保育士)が一人で、もう一人は同等の知識経験があり、市長が認めた人であれば良い、という部分に関しては、却って負担が重くなったりすることが無いようにという注文をつけさせていただき賛成をしました。 PRESIDENT WOMAN Onlineより 【昨年の事故件数が発表され、死亡事故は14件でした。施設の種類別の件数を1万施設当たりの数に換算して比較すると、認可保育所0.85人、認定こども園5.18人、認可外保育施設6.28人、(内訳:認証保育所などの地方単独事業3.04人、届け出施設7.12人)となりました。行政の関与が強い制度下の施設ほど数字が小さくなっています(実際には、認可保育所のほうが1施設当たりの人数が多いので発生率にすると差は広がる。また、認可外保育施設の件数はもっと多い可能性もある)。認可外保育施設にも、行政がもっと関与し、指導や支援をすることが事故を減らすことにつながると思います。】  少子化、保育士不足、そして待機児童等、幼保を取り巻く環境は以前厳しさが増していますが、共働き世帯が多く、安心して子どもを送りだせる幼保環境の整備は行政が責任が重大なのはいまでもありません。  こども未来部所管で、一般質問でも取り上げられましたが、長野市では現在原則無料である「放課後子ども総合プラン」事業、いわゆる児童館、児童センター、児童プラザです。これを有料化に向けた議論が始まっております。一部の学校においてアンケートが実施されましたが、限られた予算、税の公平性という部分も理解出来るものの、私は、長野市らしい教育、留守家庭においても安心して子どもたちが放課後の時間を送ることができる環境を現状維持することで女性活躍(就業)を行政としても応援するという姿勢が大事で、賛否があるのはわかりますが、まさに子育て支援の拡充を考えれば有料化はやや逆行する施策ではないかと考えます。これから、アンケート結果をまずは待ちたいと思います。

慌ただしい毎日です!

 6月が始まったと思ったら、参院選公示が目前に迫ったり、充実しているといえば聞こえは良いのですが、慌ただしく時間だけが過ぎていっている感じです。まあ、忙しい!  6月9日から始まった長野市議会6月定例会ですが、6/15~17までの3日間で18人の議員による個人質問が行われました。 今回は、議会開会前に長野市教育委員会での学校関連施設等に係る補助金申請漏れが発覚し、発生原因や今後の対応について多くの議員から質問がなされました。思い込みによる誤った判断、担当者同士による緊張感のある確認、管理職の関与等で齟齬があったわけであります。二度と同じミスは許されません。  4月に発生した九州地震を受けて長野市における震災対応を中心とした奇危機管理防災対策についても質問が集中しました。常に危機意識を持ちながら体制を整え、避難所体制、物資支援などについて更にしっかり取り組まなければなりません。  放課後子ども総合プランの有料化への検討が始まっておりますが、私も2人の子どもたちがお世話になり大変助かりました。今、一億総活躍社会、女性の活躍と言われている中で、行政として、ますます子育て支援が必要になってくると考えます。就学前教育む含め、経済的な負担が増すほど、出生率の改善は難しいと考えます。  会派そして地元の先輩議員が「長野市版中小企業振興条例」の制定、そして「川中島古戦場史跡公園の活性化」についての質問がありました。中小企業振興条例については、理事者側の答弁では決して後ろ向きではないものの、研究調査にとどまっております。この件に関しては、私も次回の質問において“なぜ、長野市版が必要なのか”を強く訴えながら取り上げさせていただくつもりです。川中島古戦場活性化に関しては比較的前向きな答弁があったと思います。長野市民新聞(平成28年6月18日)にも大きく掲載されております。  今議会では、残念ながら私の個人質問時間が配分されませんでしたが、じっくり他議員による質問及び答弁を聞くことが出来ました。とにかく、次回の自分自身の質問機会に生かしていきます。  6月20日からは各常任委員会に付託された議案について議論が始まり、私が所属する福祉環境委員会では5つの議案、4つの請願について審議、そして採決が行われます。委員会での内容についても後日ご報告いたします。  土曜日は、毎年恒例の母校法政大学長野県校友会総会が今年は茅野市で開催されました。当初は、近所の大学の先輩方と貸し切りバスで参加予定でしたが、都合付かず、自家用車で茅野市入りしました。伊那食品工業㈱の井上社長による『いい会社をつくりましょう ~たくましく そして やさしく』の講演を拝聴いたしました。7年前まで私も会社員として、更に、総務労務部門を担当していたので、その当時のことを思い出しながら聞くことができました。その帰り、PAからではありましたが、ソフトクリームを片手に諏訪湖を眺めて参りました。諏訪地方と言えば、御柱祭りで盛り上がりましたね。  日曜日もイベントが多い一日となりました。これも毎年恒例の青木島地区球技大会へ。私の住む丹波島区も野球、バレーボール、ワンバウンドふらばーるバレーの3種目に登場。惜しくも野球は1回戦敗退でしたが、バレー、ワンバウンドは更北大会に駒を進め、頼もしい限りです。こうした大会に行くと、懐かしい顔と再会するのも楽しみの一つ。小学校、中学の同級生と再会、貴重な機会です。  雑務をこなし、球技大会の慰労会に顔を出させていただき、そ足で大急ぎで、今月26日行われる長野市ポンプ操法大会に出場する更北第3分団の結団式に出席。選手の皆様、頑張ってください!!

9番目の好景気は

 長野市議会6月定例会開会中ですが、午前中は長野市議会議会報編集委員会、午後、市民の皆様方から今議会に出された請願について会派内にて勉強会を終え、長野法人会更北部会通常総会に出席させていただきました。今回、同総会と同時に講演会が催され、TV等でもお馴染みの経済ジャーナリスト須田慎一郎氏より「裏舞台から見た政治経済~日本再生のために何が必要か~と題し、お聞きすることができました。坊主頭で現れた須田さんでしたが、消費増税延期になったことに伴い、TV番組で”再延期は絶対なし”とご自身が自信を持って語っていたことに対し、いわば、それが外れた、ということで先週坊主になったとのことでした。  増税延期については、足元の経済、とりわけ、私も含め日々の支出を抑えることができることは歓迎すべきことではありますが、では、現在でも課題山積の現在から将来に向かっての社会保障の財源について、あまり議論されているようには思えません。  1991年を境に、それまではGDPの6割が個人消費だったものが、6割を輸出関連企業が担うようになった。アベノミクスでは円安に誘導することで輸出関連企業が過去最高の利益を出すことに成功した。しかしながら、企業は儲かったけれどもそれが中小、零細企業に、いわゆる、トリクルダウンが無かった、それが故に、未だ、地方をはじめ国民の多くが景気が良くなった、と感じていない。昨年9月に総理が「一億総活躍社会」と言い出した。トリクルダウンで世帯の収入が増えない、個人消費が上がらない、だから、世帯の中でも働ける人は働き、そして世帯の収入を上げる、個人消費を上げていく、という方向性にシフトした、という解説です。そんな中で、女性活躍の部分では、某大手紳士服店がレディース店舗を拡大していっている、一億総活躍社会の中で、新しいビジネスチャンスが生まれる、そうしたことで各産業、企業はこれまで以上に新たな挑戦が必要になってくる、というものでした。確かに、私が社会人としての生活をスタートさせた1993年、日本では8番目の好景気であったバブルが崩壊、以後、経済社会情勢は厳しさが増したものの、携帯電話、そしてスマホ、IT等々、常に新しい、巨大な産業が生まれ、ビジネスチャンスが生まれました。雇用の形態も変わり、能力主義など、1991年以降は人の流動も激しさを増しました。須田さんは9番目の好景気は20年30年というレベルで日本には生じないと予測されておりましたが、どんな時代になろうとも、大きな権力を持っている人たち中心の社会ではなく、多くの人たちが「おおらかで ぬくもりのある 生活」である、と感じられる社会であることを望みますし、私もそんな社会を目指し、地方議会の中で全力を尽くして参ります。  6月議会では明日から3日間は一般質問で各議員が登壇することになっております。お伝えの通り、今回は私の登壇の機会はありませんが、他の議員の質問、そして答弁をしっかり勉強させていただき、次回の自分自身の質問にも生かしていきます。  

ご縁を大切に

 土曜日午前中、久しぶりに長野市北部を挨拶回り。以前、国会議員秘書時代よりお世話になっている方で、最近は、なかなかお会いできない方もいらっしゃいます。秘書時代に比べ訪問頻度が低くなり私も心苦しい部分であります。そんな中でも、温かく迎えていただき話に時間の経過も忘れるほどです。こうした方々に支えられ、今、私も議員として活動できることに改めて感謝です。  その足で、地元更北地区へ。社会福祉協議会主催の「第39回更北地区住民福祉大会」が盛大に開催されました。今回、これまで地域福祉活動にてご尽力された方への表彰があり、私の子どもも通う三本柳小学校区で15年間、毎日、あいさつ運動で校門で児童を見守っていただいたHさんが受賞されました。平成24年度に私がPTA役員を仰せつかった際に、PTAも週一回、あいさつ運動を行おう、と提案し、一緒に校門に立たせていただきました。数年前から体調を崩され、最近は後任の方にしっかりバトンをお渡しになられましたが、これまでの活動に心より敬意を表するとともに永年のご労苦に感謝いたします。  この大会では、表彰の他に講演と安茂里吹奏楽団による演奏も催され、中身の濃い、また、大いに盛り上がりますますの地域福祉の向上に力を与えていただいたものとなりました。  日曜日は早朝より、先週の水防訓練に引き続き、今度は地元丹波島区および鍛冶沼区合同の防災訓練に参加。篠ノ井署更北分署、消防団更北第一分団の強い味方にも例年通りご参加を賜り、ご指導いただきながら150名弱での訓練となりました。私は今回、避難誘導部の皆様と一緒に地区内見回りに同行させていただき、民生児童委員さんとともに改めて何かが起こった際には何が必要かを考えながらの見回りとなりました。丹波島区も新築アパートのが増えつつあり、都市化が進んでいる中で、まさに、地縁の結びつきがやや薄くなっている感もあります。区長あいさつの中で、こうした訓練を通して同じ地域に住む者同士、共に助け合おう、とありました。いつ、どこで、何が起こるか分からないからこそ、こうした地域の縁を繋げていくことが様々な行事を通して築きあがっていくことを望みます。  (閉会式にご挨拶させていただきました)    午後、「滋賀長野県人会総会」に参加させていただきました。秘書時代に、1か月選挙応援え滋賀県に滞在したことがあるということから昨年よりご縁をいただいております。今年の総会では、元NHKチーフアナウンサー飯田忠義さんによる『琵琶湖周航の歌~歌誕生とロマン~』も講演を拝聴いたしました。 (講師で元NHKチーフアナウンサーの飯田忠良さんと。※ちなみに私が着用しているのは無理言って作っていただいた半そでジャケットです)  この歌の作詞は長野県岡谷市出身である小口太郎さんで第三高等学校、京都帝国大学出身で、三高ボート部員として琵琶湖周航中、故郷諏訪湖に思いを馳せながら作詞した、ということです。そうした事を考えると滋賀県と長野県との繋がり、縁を感じざるを得ません。先の通り、私もたった1か月でありましたが、滋賀県とご縁をいただき、県人会会員にも加えていただいたり嬉しい限りです。最後には私も大声で「琵琶湖周航の歌」を皆さんと合唱、心に染みる総会となりました。こうして与えていただいた縁をいつもまでも大切にしなければなりません。

浸水想定区域図

 昨日開会した長野市議会6月議会、本日は休会でしたので朝から街頭演説、地域回り、そして、某新聞社記者さんと意見交換を経て、平成28年度更北地区千曲川・犀川堤防改修促進期成同盟会総会が開催され出席してまいりました。更北地区は、犀川と千曲川に挟まれており、私の母校下氷鉋小学校校歌でも「千曲は緩く、犀荒く・・・・」とあり、更北中学校校歌では「信濃路を押し拓く犀川と千曲のほとり・・・・」と謳われており、歴史を紐解けば、これまで幾度となく水害に見舞われている地域であります。地域としてもそうした過去を踏まえ、地域住民の安寧なる生活を確保することを願っているところです。そんな中で、先月末に国交省千曲川河川事務所はこれまでの100年に一度の降雨に基づく浸水想定区域図を示していましたが、1000年に一度、また、これまでの2倍の雨が降った想定で48時間に平均396ミリの雨が降った場合を分析し精度を上げ新たに浸水想定区域の公表となったわけです。 総会終了後、気になる点があったため、河川事務所を訪問。 以下、千曲川河川事務所HPより抜粋 万が一洪水が起きた場合の状況を知り、そのときの対応(災害への準備、避難の仕方)について考えていただくと共に、市町村の防災計画等に活用していただき、被害を最小限にとどめることが目的です。  水防法においては、浸水想定区域の指定・通知を受けた関係市町村が住民に対して、洪水予報の伝達方法や避難場所などの周知を行うことを求めています。 このため、関係市町村は「洪水ハザードマップ」など(浸水想定区域図に避難場所などを記載した地図)を作成し、洪水時の避難場所などの情報を住民に周知することとなります。 (1)この浸水想定区域図は、信濃川水系千曲川の大臣管理区間(千曲川の22.0km~上流109.5km)と犀川の大臣管理区間(千曲川合流点~上流10.0km、52.0km~上流86.2km)で洪水はん濫した場合において、水防法の規定により指定された想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域、浸水した場合に想定される水深を表示した図面です。 (2) この洪水浸水想定区域図は、指定時点の犀川の河道及び洪水調節施設の整備状況を勘案して、想定し得る最大規模の降雨に伴う洪水により犀川が氾濫した場合の浸水の状況をシミュレーションにより予測したものです。 (3) なお、このシミュレーションの実施にあたっては、支川の(決壊による)氾濫、シミュレーションの前提となる降雨を超える規模の降雨による氾濫、高潮及び内水による氾濫等を考慮していませんので、この洪水浸水想定区域に指定されていない区域においても浸水が発生する場合や、想定される水深が実際の浸水深と異なる場合があります。 千曲川の82.5kmより上流や犀川の52.0km上流は地形勾配が急な扇状地であるため、はん濫水は土砂を多く含み勢いよく住宅地や農地を流れ下るという特徴があります。この図はその洪水が流れ下る可能性のある区域を示したものです。なお下流域においては、一時的に洪水が深く留まるところもあります。  長野市議会6月定例会で上程された平成28年度一般会計補正予算にて想定最大降雨量が引き上げにより防災アセスメント調査の見直しを行う経費を追加しております。  私も昨年12月の議会、そして3月議会において、水害対策について質問をさせていただきましたが、上述の通り、犀川・千曲川に挟まれた更北地区としてはしっかり水害対策に取り組んでいかなければならないと思います。  夜は、若穂地区で行われた篠原孝衆議院議員のミニ集会に参加。この集会には鳥取県から「鎌谷かずや」さんがお越しになり「TPPで食の安全や農村、協同組合が守っていけるのか、米や畜産の問題にしっかり取り組まなければならない」といったTPP含め農業問題についてのお話も聞くことが出来ました。私も後継者不足、市街化調整区域、農業振興地域等について質問をさせていただき、参考となるお応えをいただきまました。長野市農政、そして地域振興、人口減少社会への対応等は悩ましく簡単ではありませんが、私も更なる努力でこの6月議会では個人質問の機会がありませんので、9月議会に向け、私自身しっかり勉強を積み重ね効果のある質問に繋げて参ります。

6月議会始まる

 本日6月9日から6月24日までの16日間、長野市議会6月定例会となります。 今回は、平成28年度一般会計補正予算、条例の改正案などの議案が上程されます。    そんな中で、今朝の信濃毎日新聞で、国交付金5億円について手続きミスがあり県教委、国に交付金全額が交付されるよう求めていくと報じられております。一事が万事であり、思い込みや惰性が招くミスには私も含め肝に銘じなければなりません。今回の市教委によるミスはまさに勝手な思い込み以外の何物でもありません。市民の安全、そして安心を第一と考えるならば自分の業務イコール市民の利益という強い意識が絶対に必要です。  今定例会では、時間配分の関係で、残念ながら私の一般質問(個人質問)の機会がありませんが、こうした部分も含め、議会はしっかり行政をチェックしていかなければならない、その大きな責務を与えていただいていることを私自身しっかり認識し6月議会に臨んで参ります。