この日(25日)、長野市議会の本会議場で「長野市子ども議会」が開催され、親御さんや関係者に混じって傍聴させていただきました。
この「長野市子ども議会」は、長野市教育委員会が主宰する「地域発!体験・発見・貢献隊/わくわくリーダーズながの」の一環として 例年に亘り行なわれているものです。
「わくわくリーダーズながの」とは、市内の小中学生の有志によって構成されているもので、さまざまな活動を通じて「長野市の良さや魅力を学び、長野市のために行動することができるリーダーを育成する」を目的とされています。そのうえで「長野市の特徴や課題について SDGsと結びつけながら学習し、長野市の未来を考える機会とする」とされているものです。
市の将来を担う少年少女たちに 地方議会の活動を疑似体験してもらい「子ども議員」として 日頃の活動を通じて得られた成果や意見・提案などを議会の場で発表、それを それぞれの社会生活の糧(かて)にしてもらおうというものです。
で この「子ども議会」…当(とう)の子どもたちにとっての貴重な体験の場となっていますが、傍聴する 私たち〝おとな議員〟にとっても大いに参考になる場ともなっているのです。
まさに〝目からウロコが落ちる〟の良発言(提案)の連発に、思わず唸(うな)らされたものでした。
「長野市子ども議会」の〝議事運営〟は〝おとな議会〟のそれと全く同じ形式で行なわれます。コロナ対策も兼ねて 間隔を空けて議席に座った「子ども議員」は 議長の指名を受けて順番に登壇、それぞれに発言を行ないます。
普段は私が座っている議席にも少年が座り 議長の指名を受けて「ハイ、議長!」と元気に応じて壇上に進んでいました。
何だか 見ているこちらの方がキンチョーしてしまうような厳粛な雰囲気でありましたが、登壇した「子ども議員」たちは 全く臆することなく堂々と発言しています。
オレの初陣の頃よりよっぽどシッカリしているなぁ…と(しみじみ)思わされたものでした(笑)
「子ども議員」の発言に対し、市長はじめ理事者(職員)も、相手を子どもと侮(あなど)ることなく 真摯な姿勢で「答弁」に臨んでおられました。
で、私がいつも感心するのは「子ども議員」らは、ひと亘の発言を終えて それでオシマイでは無く、理事者の答弁を受けた後 再度挙手して「再質問」に臨んでいるのです。
おそらくは 入念なシナリオの上でしゃべっているのでしょうが、それにしても 答弁を踏まえて自分の発言をまとめて終える所作には感心するばかりでありました。
「子ども議員」の発言内容は 実に多岐に亘っていました。
さきの「令和元年東日本台風」を経験したことを将来に伝えるべきとの提案・地球温暖化の深刻さを知り、それを多くの児童に伝えるために 環境の専門家を学校に招いて学ぶ機会を設けるべきとの提案等々、それは素晴らしい提案の数々が述べられ まさに〝目からウロコ〟の連発でありました。
そんな中 ある「子ども議員」の発言(提案)に、子どもの視点ならではの いわば〝逆転の発想〟であることを感じ、何というか 清新な思いにさせられたところです。
この「子ども議員」の発言タイトルは「市内の歩道橋を 子どもたちの絵で飾ろう」でした。
これを聞くと、歩道橋の外側…いわゆる 外から見える方(外観)を絵で飾ると思いがちですが、彼の発言を聞くと、絵で飾るべきは 歩道橋の「内側」とのことなのです。
この子の発言を要約すると「ボクは毎日 歩道橋を渡って通学しています。ところが 歩道橋の中はフェンスに囲まれていて(小柄なボクには)景色が見えず いつもつまらない思いをしているので、バスのラッピングのように 歩道橋の内側を明るいイラストで彩(いろど)ったり、美術館のように おともだちの絵を飾ったりすれば 通学時間も楽しくなると思います。いかがでしょうか。」というものでした。
こんな発想は、私ども大人の感性では 思いもつかないものでありましょう。
「歩道橋に施(ほどこ)しを」といえば 大人は(前掲のとおり)外観をどうにかしようと発想します。
また例えば 最近では「ネーミングライツ」として、歩道橋に有料で企業広告を載せる企画もあり、そういう手法で 歩道橋に施す〝発想〟がされています。
(市内の「ネーミングライツ」歩道橋)
ところが この「子ども議員」の視点は、歩道橋の「内側」にありました。
われわれ大人は 歩道橋を渡る際、左右を見渡せば それなりに景色が見えるしものですが、小柄なこの子は 歩道橋のブリッジ部分では「塀(へい)」しか見えず「毎日つまらない」とのことなのでした。
だから、ラッピングや絵で 無味乾燥な塀を明るく飾ってほしい。
これは まさに〝子どもの視点〟からくる発想でありましょう。
行政の発想の殆(ほとん)どは いわば「大人の目線」を基に考えられているのは実際のところであります。
しかし 多様化する昨今の社会情勢においては、いかに多面的な視点で諸事に接するべきであり、そういう面において、こちらの「子ども議員」の発想を聞き、私はイイ意味で 頬(ほほ)を張られたような斬新感をもらった感しきりでありました。
この日の「子ども議会」つかの間ではありましたが、私の立場で大いに学ばせていただきました。
「子どもたちに経験する機会を」どころではない…〝おとな議員〟もイイ経験をさせていただく機会となったところでありました。
◆ 長野市コロナ報告
3月25日(金)、長野市内で新たに149例(9349~9497例)のコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/25(金) 長野市におけるコロナ感染症の発生について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/744031.pdf
・
去る3月22日(火)、令和4年長野市議会3月定例会が議了となりました。今定例会に上程された議案は、すべて原案通り可決となり、私は全ての議案に対し、賛成を致しました。賛成に至った私の考えの一端をご報告いたします。
令和4年度予算は、荻原市長にとって初となる通年予算であり、その手腕に期待が寄せられるとともに真価が問われることとなります。令和3年度に引き続き、依然、長野市は「令和元年東日本台風災害からの復旧・復興」と「新型コロナウイルス感染症対策及び影響を被った市民生活と社会経済活動を取り戻す」ための力強い予算編成とすることが必要不可欠です。
既に本ブログでもご報告させていただいた通り、3月4日の一般質問において、私が取り上げた「新型コロナウイルス対策」、「治水安全度の向上」に関する対策について、現時点では公益に資する内容であると受け止めています。
まず、令和4年度(新年度)予算の概要ですが、一般会計予算1,622.7億円(対前年度+69.9億円、+4.5%、過去3番目の規模)で、ポイントは、新型コロナウイルス感染症対策 121.3億円(対前年度+50.9億円)、まちのにぎわいの創出 76.6億円(対前年度+37.6億円)、行政DXの推進 1.8億円(対前年度比1.5億円)等です。
新型コロナウイルス感染症対策では、感染症対策事業として、ワクチン接種で12億円、PCR検査等の行政検査に5.8億円、新型コロナウイルス感染症対策有識者会議で67万円、また、地域経済活性化・事業者支援では、飲食推し店プラチナチケット事業2.9億円、プレミアム付商品券事業31,7億円、感染症関連資金融資預託金62億円等、当初予算の段階では、概ね必要な予算確保がされていると思います。
しかし、一般質問でも指摘させていただきましたが、肝心の感染拡大防止に向けた体制と対策の更なる強化、有識者会議の明確な位置付けと議論の進め方等、引き続き、確認していかなければならない点が多々あるとともに、市民の多様なニーズを真摯に受け止め、適宜、必要な対策と財源措置について具申していきたいと思います。
そして、治水安全度の向上に関しては、令和元年東日本台風から今日にいたるまで、千曲川、犀川流域にお住まいの多くの市民は、毎年、出水期を前に、恐怖と不安をおぼえ、災害が起きないようにと、祈っていると思います。信濃川緊急治水対策プロジェクトに基づき進められている河川整備の早期の完了が期待されていますが、現時点の治水能力では幸運を祈る部分も決して少なくないと考えます。
私の一般質問に対し、市長より「信濃川水系緊急治水対策プロジェクトにおける流水域整備、河道掘削等の対策により、市全域における治水安全度が向上することから、国土交通大臣政務官に整備計画の前倒しの要望を行った」との答弁があり、更に、新年度予算の中でも措置されている(仮称)治水対策研究会についての質問に対し、「千曲川関係の5団体に加え、市内を流れる河川ごとに設立されている期成同盟会の代表者が一堂に会し、治水対策や流域治水に関する研究や意見交換を行う機会を設け、確実に河川管理者に伝えていく」との答弁でありました。今後も、これまで同様、議論を続けていきますが、まずは、長野市としての取り組みに期待したいと思います。
今定例会で上程され、各常任委員会(総務・福祉環境・経済文教・建設企業)に付託された議案の審議が、3月14日~16日まで行われましたが、その最終日の16日、私が委員長を務めております市議会建設企業委員会では、現在、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトに基づき整備が進められている千曲川赤坂橋河道掘削現場において、現地調査を行いました。
河道掘削により洪水時に流れる断面が大きくなることで、流下能力の向上に繋がり、その効果に期待が寄せられています。令和9年度末までの整備完了を目指し、段階的に各所で河道掘削が進められておりますが、気候変動による水害のリスクが高まりから早期の事業完了が待たれます。
先の市長の答弁にあるように、国に対し、市長の強力な要請に期待したいと思います。
長野市として令和4年度(新年度)は、令和元年東日本台風災害からの復興予算として9,7億円(対前年度46.2億円)が措置されていますが、主な内容として、長沼地区河川防災ステーション整備(令和4年度分)支所仮設庁舎リース、埋蔵文化財調査、道路築造、地盤調査等、(仮)豊野防災交流センター整備(令和4年度分)実施設計、用地造成工事、周辺道路整備工事等と、先述した(仮称)治水対策研究会も含まれています。対前年度で減額となっているのは、災害公営住宅美濃和田団地事業が今年度で完了したことによるものです。
まだまだ復興途上にあることから、防災・減災対策の推進と被災者支援への積極的な関与が長野市には強く求められております。
そして、様々な事業を遂行していく上で肝心なのが歳入です。長野市は、コロナ禍であった令和3年度について、新型コロナウイルス感染症拡大による経済への影響により、主要税目で大幅な減少を見込んでいました。しかし、その影響は限定的であったことから、市税全体で前年度比 0.9 億円減に止まると見込んでいます。
国は、令和4年度の税収について、地方税と国税収入の増加を見込んでおり、長野市においても、令和4年度当初予算で、個人市民税及び法人市民税において新型コロナの影響が緩和され、持ち直しがみられること、また、固定資産税に係る新型コロナ軽減措置の終了等により、令和3年度見込みと比較して、8.7 億円増の 588.7 億円と見込んでいます。
他方、国・県支出金は13.4億円減の359.9億円、地方交付税では8.4億円減の191.7億円となり、また、市債については、12.5億円増の138.4億円でありますが、未だ、コロナの収束が見通せず、世界情勢、国内における経済政策等を考えると、下振れリスクを考慮しなければならない状況であると認識する必要があると思います。仮に、経済社会情勢により市税の減収等が見込まれ場合には、地方交付税の特別交付金や臨時財政対策債、財政調整基金等によって対応は成されるのだろうと推察しますが、歳出も当然ですが、歳入の状況についても確認せねばならない重要なことです。
いよいよ新年度が始まります。長野市が掲げる「幸せ実感都市ながの」の実現は、今の世代はもとより、子や孫といった次世代にいたるすべての市民の願いです。市民の生命と財産を守り、安全安心なまちづくりを進めていく上で、今、何ができ、何をすべきか、を明確にした上で、着実に前に進めていかなければなりません。
直面している課題への対応、そして、先を見据えた行財政運営に緊張感を持って取り組むことに期待するとともに、新年度(令和4年度)を前にして、市長のリーダーシップとともに、私も予算案に賛成した立場から「健幸増進都市」実現に向け、邁進してまいります。
ロシアのウクライナ侵攻から1カ月。停戦協議が続けられているものの、いまだロシアによる病院や学校、住宅への無差別攻撃はとどまることなく、市民の...
私の元(もと)に、市内で理容店を営むKさんから やや困惑気味の電話が入りました。
「おつかれさん!ところでクラちゃん、今 長野市で受け付けている『長野市第6波対応事業者緊急支援金』に申し込みたくてアクセスしているんだけど、長野市のホームページで検索しても どうやっても辿り着けないんだ…どこをどうやって辿れば該当の項目に行き着けるんだい?」とのことです
『長野市第6波対応事業者緊急支援金』とは、昨今のコロナ禍に鑑み その対策として「2月専決補正予算」に計上された事業です。
この支援金の目的は「令和4年1月以降に新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が急増したことによる人流の低下等の影響を受け、売上が減少した事業者に対して事業継続を緊急的に支援するため 支援金を支給するもの」とされており、支給要件は、市内に店舗や事業所等を有する中小法人・個人事業主のうち、今年の1・2月いずれかの月売り上げが前年(前々年)同月比20%以上減少した方々(店舗等)に対して支給することになっています
支援金額は、法人→20万円/個人事業主→10万円などとなっており、申請期間は、令和4年2月18日(金~令和4年4月28日(木)です。
この支援金は「申請主義」のため、申請期間を過ぎますと申請書類の受付ができませんので、支援を希望する方(事業者)は 必ず期間内に提出しなければならないこととなっています。
で、件(くだん)のKさんも 前年比売り上げが2割程度減少していることから、この際とばかりに申請しようとして 長野市のホームページにアクセスしてみたものの、当該のサイトになかなか辿り着けず、困り果てて(私に)電話してきたのでした。
Kさんの言われるとおり、長野市ホームページのトップページからアクセスを試みてみても、到達は容易ならざるものでした。
(長野市HP トップページ)
ちなみにKさんは「コロナ禍での支援事業だから「新型コロナウイルス感染症関連情報」が〝第一の扉〟と考え、そこをクリックしたそうです。
私もそう思って そこから中へ入りました。
この「新型コロナウイルス感染症関連事業」の中には、現下の感染状況や ワクチン接種の情報、さらに 市民や事業者向けの支援情報が入った〝窓〟があり、Kさんは 当然、今回の支援事業については この窓のどこかの中に掲載されているだろうと考え「事業者向け支援情報」をクリックしたそうです。
私も全く同義。どう考えてもそこ(事業者向け支援情報)しかないと思い、そこから中に入ってみました。
ところが、です。この窓の中には 件(くだん)の『長野市第六波対応事業者緊急支援金』の掲載が無く、そこでプッツリと情報切れてしまっていたのでした。
これは どう考えてもおかしいと訝(いぶか)しく思いながら、再びトップページに戻り 該当しそうなところを探してみると、トップページの左の下欄に「お知らせ」なる表示があり、そこのさらに右下にある「お知らせの一覧を見る」をクリックすると…
その中のページにの中程に、ようやく『長野市第6波対応事業者緊急支援金』の項目を見つけることができたのでした。
こんな〝迷路〟のような検索ルートがあるのでしょうか。
このこと(迷路)について 所管(商工労働課)に照会すると「市民の方(かた)には、インターネットの検索サイトに 直接『長野市第6波対応事業者緊急支援金』を入力していただくようご案内しています。」とのことでありました。
言われるとおり、ネットの検索サイトで『長野市第6波対応事業者緊急支援金』を直接入力すると…
その中のページには次頁には『長野市第6波対応事業者緊急支援金』がゾロゾロと登場、一気に検索を進めることができたのでした。
今回の この〝検索ルート〟について、所管に問い合わせた結果 一発で目的地に辿り着けたところですが、これは決して市民にとって親切とは言い難いところでありましょう。
前掲のKさんのとおり、長野市の支援事業と承知している市民は 先ずは「長野市ホームページ」にアクセスするのは当然のことであり、そこから当該の事業にスムーズに行き着けないというのは 長野市の広報広聴体制が片手落ちであるとの誹(そし)りは免れないところであります。
この「長野市のホームページの分かりにくさ」については、さきの3月議会の総務委員会の所管事項調査で、私の方から指摘した経緯があります。
私の発言(質問)に対し、所管(広報広聴課)は「新年度に向けて ホームページをリニューアル中です。」との答弁でありましたので、今回の経過を踏まえ 再度「広報広聴課」に内線を入れ、またも分かりにくいケースがあったことを伝えたうえで 今後あらゆる情報について、基本的にはトップページから目的地に辿り着くことができるよう改善することを改めて要望したところであります。
情報化・ネット社会の昨今、行政から必要な情報を得るのに、今や わざわざ電話や郵便などで問合せなくても、パソコンの画面を通じて必要な情報が得られる〝便利な世の中〟になっています。
ところが その利便性も、設定する側の体制ひとつで 途端に分かりにくく、かえって不便なものになってしまうのは いわば〝情報化の弊害〟といえるでしょう。
今回のことを「氷山の一角」と捉え、さまざまな案件であるかもしれない〝情報の落とし穴〟が解消されるよう、私の立場でも検証を深めてゆきたいと思ったところであります。
◆ 長野市コロナ報告
3月24日(木)、長野市内で新たに152例(9197~9348例)のコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/24(木) 長野市におけるコロナ感染症の発生について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743958.pdf
3月22日、長野市議会は、総額1,622億7,000万円の新年度一般会計当初予算案、総額31億9,000万円を追加するR3年度一般会計補正予...
3月21日(火)、開会中の長野市議会 令和4年3月議会が最終日を迎え、令和4年度一般会計予算などを盛り込んだ 45議案や請願などに対する討論・採決が行なわれました。
私は この日の採決日に際し、総務委員会で審議された「請願第1号/政府に揮発油税のトリガー条項発動を求める請願」を不採択すべきとした総務委員長報告に反対の立場で「討論」を行ないました。
この請願は、現下の厳しい社会状況の中 とりわけ燃料費の高騰により市民生活が圧迫されていることから、この際は 特にガソリンに上乗せされている「揮発油税」について一時的に免除できる「トリガー条項」を発動し、実施的に市民生活を支援すべきという内容でしたが、さきの総務委員会においては 他会派(新友会)などの反対により否決(不採択)されたものです。
私を含め この請願に賛成した議員(委員)は、現下の社会情勢の下で市民生活を支援するためには 即効性のある「トリガー条項」の発動は不可欠であるとの考えでありましたが、残念ながら他会派の委員(議員)は ややこじつけとも言える反対理由を述べ「不採択」としました。
私は、その審査(採決)結果に改めて異を唱え 反対の討論を行なったものです。
私の行なった討論の内容は下記のとおりです。
↓
現下の社会状況下でのガソリン価格高騰は、市民の日常生活ならびに社会経済活動にとっても深刻かつ大きな負担となっているのはご案内のとおりであります。
日常的にガソリン車を使う市民はもとより、企業活動における営業車や農業で使う軽トラックに至るまで、ほぼ全ての市民活動にはガソリンは不可欠な存在となっており、この経費が増大することは、市民生活を直接圧迫する要因となっていることは、今さら申すまでもありません。
折しも 今はコロナ禍の最中(さなか)にあり、そこに昨今のウクライナ情勢も追い打ちとなって 市民の社会生活は厳しさを増しており、今すぐに、直接その効果が実感できる支援策を講じることが政治に求められているのです。
すでにご承知のとおり、トリガー条項とは、2010年に設置された いわば緊急時に国民生活を守るための法律です。
ガソリン1リットルの小売り価格が3ヶ月連続して160円を上回ったときに、揮発油税ならびに地方揮発油税の特別税率53,8円のうち25,1円の上乗せ課税を止めるためのトリガー(引き金)を引く緊急的措置で、このことからも分かるとおり、トリガー条項の発動により ガソリン価格が直ちに約25円安くなることから、発動により多くの市民生活が実感をもって救済されることが大きく期待されます。
第一生命経済研究所の調査によると、仮にトリガー条項が1年間発動された場合、これらの減税効果を通じて年間の家計と企業の税負担は約0.8兆円以上の軽減効果があり、トリガー条項発動に伴う実質GDP押し上げ効果は、1年間継続で1年目に+0.5兆円、2年目に+0.8兆円、3年目に+0.6兆円の押し上げ効果となるとのこと。
また、トリガー条項の発動は、令和3年度予算を基にすれば、国と地方で年間1.5兆円前後の税収を減少させるものの、その後の自然増収効果が見込まれることから、財政赤字は2年目以降は+0.2兆円、3年目+0.1兆円の経済効果に転換することが期待されるとのことです。
一方、日本エネルギー経済研究所石油情報センターによると、さきに国が石油元売り各社に行なった補助金については、その全てが 末端の小売店の販売価格に浸透したとはいえず、3月15日時点での価格抑制効果は14・5円に止まったことが報告され、その効果は確たる成果が上げられていないことが報告されています。
かかる〝元売り支援補助金〟が行なわれたにも拘わらず、今のガソリン価格は180円を超える勢いであり、この施策が充分に効果を生み出していないことが判ります。
そのような状況下で、当初は発動に消極的であった国会も、ここへきて一気に発動に向けて舵を切ることとなりました。
去る16日には、与党である自民党・公明党等の幹事長は、原油価格の高騰対策として「原油価格高騰・トリガー条項についての検討チーム」を早期に立ち上げることで合意し、その場で「必要があれば機動的に実施する」との認識で一致したことが大きく報じられています。
その会談で出席者は「原油高騰対策として政府が石油元売り業者に補助金を支給する激変緩和措置との連続性や、制度の分かりやすさ、ガソリンスタンドなど現場で起こり得る混乱に十分配慮すること」を申し合わせたうえで「もともと原油高がコロナ禍の中で起き、ウクライナ情勢でさらなる価格高騰も考えられる状況であるから、さまざまな政策手段をそろえていくことは重要だ。トリガー条項を実際に活用できる方向に進んだことは非常に大きい」と強調し、会談の最後には トリガー条項を発動した場合に、国と地方の税収が減ることについても触れ「地方自治体の減収分は、きちんと補填しなければならない」との考えを示したとも述べられていました。
委員会での論議の中で、不採択すべきとの議論において、トリガー条項発動前後の混乱について懸念する声が聞かれ、さらに、国の検討状況についてもう少し様子を見るべきとの意見が出されていますが、この反対者の懸念については、さきの国会での与党協議でも織り込み済みであり、トリガー条項発動の際には 国が混乱のないように措置するとのことであります。
百歩譲って 今後の国の動向の様子を見るというのであれば、現に国は発動に向けて動き始めているのだから そこに自治体の議会がブレーキをかけることはすべきものではなく、むしろ 請願の採択によって国の後押しをすべきではないでしょうか。
また 委員会での議論の冒頭に、不採択とすべきとしながら「本請願の趣旨は理解できる」との発言がありました。
で あるとするならば、各委員は市民の意思を付託された者として むしろ積極的に採択に賛同すべきであります。この「出だしで賛成・結論は反対」の姿勢には矛盾を禁じ得ないところであります。
無論、長野市においても、トリガー条項発動に伴い税収減が生じることは承知しております。
さきの総務委員会の審査の中でも、令和4年度一般会計当初予算歳入のうち、2款地方贈与税/1項地方揮発油贈与税/1目地方揮発油贈与税、来年度見込み3億900万円が、トリガー条項発動に伴い 約4000万円の減収になることが報告されています。
このことについては、一時的な減収となるものの、先に述べた長期的な経済波及効果による増収効果や、何より、トリガー条項を発動する主体である国(国会)が「地上自治体の減収分はきちんと補填しなければならない」と明確に述べていることを踏まえ、この請願を採択すると同時に、減収分の補填を国に対しシッカリと求めてゆくこともまた 自治体議員としての大きな役割ではないかと認識するところであります。
そのうえで私は、討論の最後に 議員諸氏にこう訴えました。
「議会は、行政を補完するためにあるのではないということ。特に「請願」については、市民の願意を踏まえ その声をでき得る限り国や関係機関に届けることを大前提に議論に臨んでほしい。国や行政の立場を斟酌するより先に 市民が何を求めているかを最優先に考えること、そのことこそが 私たち二元代表制のうえで活動する議会・議員に求められているのではないでしょうか。」
「どうか、市民の願意を敏感に感じ取り、その思いに応えられる判断をしてれることを期待し、私の反対討論とします。」と。
その後、あくまで不採択すべきという議員(会派)から 総務委員長報告に賛成の立場で討論が行なわれましたが、その内容は 私の討論での論点を破(は)するものでは無く いわば〝上(うわ)ずみ議論〟でありました。
しかしながら、そのうえでの本会議採決は 残念ながら(委員会審査と)変わらず「不採択に賛成」との結果でありましたが、私の述べた議論(討論)は 浅からず議員諸氏の胸を突く(衝く)ものであったと確信できるものでありました。
ややもすると 長野市議会は〝迎合・忖度主義〟にあることは残念に他なりません。
そんな中ではありますが 私自身は、議会(議員)は市民のためにあることを自覚し 諸課題に臨んでまいる所存です。
今後も、あくまで議会(議員)の在るべき姿を訴求し 粘り強く訴え続けてまいりたいと思っております。
◆ 長野市コロナ報告
3月22日(火)・23日(水)、長野市内で新たなコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/22(火) 長野市におけるコロナ感染症の発生(133例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743808.pdf
3/23(水) 長野市におけるコロナ感染症の発生(89例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743852.pdf
◆県道35号線「松代バイパス」が開通しています
去る3月20日、懸案となっていた「松代バイパス」の改修部分が全線で開通し、松代エリアの〝風通し〟が改善される運びとなりました。
松代エリアにおいては、長野から真田方面を行き来する車両が 狭隘(きょうあい)かつ曲折する、いわゆる昔ながらの道路を通行するを余儀なくされている状況を改善するため、松代IC南地点から町の頂部の青垣地区(松代高校周辺)までをバイパスで結ぶ 整備区間約2,9kmの県事業となりました。
これまでは、松代⇔真田間を通行する車両は、いったん松代市街地を通り抜け、クランク状の導線を経て地蔵峠に向かうルートで、特に大型の車両が通る際には 狭隘な道をギリギリで通るを余儀なくされており、事故発生や それに類する危険が指摘されていたところです。
この度の開通を契機に、主にこの(松代エリア)を通り抜ける車両は 事故の危険を回避したうえで効率よく走行することが可能になりました。
また 後述で触れますが、車道以外にも広い自転車通行スペースと歩経路が設置されていることから、いわゆる〝棲み分け〟をしたうえで通行していただく道路となっています。
道路の北の起点は、松代ICを南下した交差点です。
既設の県道403号線を突っ切って、一路真田方面に向かいます。
松代ロイヤルホテルを右(西)に見ながら、長いことゲートで閉じられていた交差点が開くこととなりました。
これまではT字路であったこの交差点、真田方面に向かう車両は 東西に迂回しながらの南下を余儀なくされていましたが、これからは一気に地蔵峠に向かうことができるようになります。
前述のとおり、新道の路側には 自転車道と歩経路が別に設(しつら)えられており、自動車以外で通行する人にも配慮されています。
新道は緩(ゆる)やかに南(真田方面)に向かいます。
今までの主要道路であった 市道松代東280号線は〝枝道路〟となります。
そことの交点には信号が設置され、通行車両は いわば今までとは違うリズムで通行することになります。
バイパスは、域内を流れる蛭川沿いを 緩やかなカーブを描いて進行します。
右に左にカーブを描いた後はほぼ真っ直ぐ、平成30年に先んじて開通したルートに乗り、松代高校近く 青垣エリアで既存路線と合流することになります。
今回の「松代バイパス事業」は 長野県の公共事業でありました。
現下の道路行政が厳しさを増す中、とりわけ大型公共事業においては いわゆる〝選択と集中〟の下で執行されるべき時代になってきたと申せます。
この事業については、足かけ18年の歳月を要し実現しました。
この間 地域の強い要望を受けた期成同盟会の活動などもあり、まさに地域の悲願ともいえる事業でありましたが、さきには「令和元年東日本台風」際の 域内を流れる蛭川の氾濫の直撃を受けるなど、紆余曲折を経た上での事業執行となったところでした。
いずれにしても〝地域の大動脈〟である幹線道路などの公共事業については、現有の利用者と併せて 将来に向けた必要性を併せて勘案されるべきところであり、将来社会への有為な資産として活用されることが期されています。
◆野党共闘を進める 市民によるリモート併用集会を開催
この日(21日)、川中島町内で「野党共闘で 市民・国民のくらし平和を守る政治実現を!」を求める 市民によるリモート併用の集会が行なわれました。
この リモート併用集会は、7月に参議院議員選挙を控える中 過去の選挙においても成果を収めた「野党共闘」について、その共通認識をさらに伸張し 次なる成果につなげてゆこうというもので、川中島町の市民が主体になって行なわれたものです。
ところが、今はコロナ禍の最中(さなか)…常に感染リスクと背中合わせの社会状況下においては やたらと人集めをして集会を行なうべきではないことから、今回の集会においては「リモート」を活用し、出席者を限定したうえで たとえ会場に来なくとも 集会の模様を聴取できるよう工夫を凝らして開催されました。
会場では、立憲民主党公認の杉尾ひでや参議院議員から 今夏に向けた決意が表明されました。
その後、弁士として招かれた篠原たかし衆議院議員は「リモート参加」され、弁士としてもリモート参加を。
それでも 画面越しに明瞭な演説が聞かれ、聴衆ならびにリモート参加者は それぞれに造詣を深めておられました。
他にも弁士として、立憲民主党の羽田次郎参議院議員・社民党の布目裕喜雄長野市議等が登壇、それぞれに野党連合の意義を述べておられました。
会の最後には、地元選出で さきに現職を引退された 北沢俊美元参議院議員が登壇、現下のウクライナ情勢を憂い 平和社会の実現と、それを体現するためにも野党連合が必要である旨を分かり易く説いておられました。
国の内外を問わず 政治は揺れており、その行き先を定めるのも政治の役割・責任と申せます。
そんな中、健全なブレーキ役としてのリベラル勢力の役割は大きくあり、しっかりと主張を重ね 健全な政治の実現を目指すべきと思うところです。
◆ 長野市コロナ報告
3月21日(月)、長野市内で新たに120例(8855~8974例)のコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/21(月) 長野市におけるコロナ感染症の発生について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743788.pdf
新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い発動された『まん延防止等重点措置(まん防)』について、それぞれの自治体の状況に応じて 発動→解除が行なわれています。
例えば長野県においては、1月27日から(まん防を)発動、当初の解除予定が延長された末に3月6日をもって解除されたことはご案内のとおりであります。
この間、飲食店においては営業時間の短縮が求められるなど さまざまな社会的制約が課せられ、住民は いわば不自由な生活を余儀なくされたところですが〝まん防〟を通じて感染が落ち着いたとして解除の運びとなりました。
その後、一部「再延長」の措置が取られていた 東京都をはじめ17の自治体について、国(総理)は 3月21日をもって「全面解除」するとしたうえで、当面は「平時への移行期間」と位置付けると会見を通じて表明しました。
会見の中で岸田総理は「新型コロナウイルス=オミクロン変異株について、未だ感染リスクが高いものの、最大限の警戒をしつつ「平時への移行期間」として 可能な限り日常の生活を取り戻す」としたうえで「具体的な対応として、今後は濃厚接触者の特定を医療機関や高齢者施設、家庭内に限定し、感染防止対策がなされた一般の事業所では行わない」との考えを示したのです。
私は、この「岸田発言」を聞いた瞬間、過般 長野市保健所長が「あくまで私見」としたうえで「新型コロナ対策は〝新たなフェーズ(局面)〟に入っている。実効あるコロナ対応を行なうため、現在の体制を見直す必要がある」と述べたことを思い出しました。
長野市保健所長は、第五波(オミクロン禍)が伸張した時期に「すでに感染は全国で急拡大を続けており、従来のままの手法では(コロナ対応が)成り立っていない。今後は「新型コロナウイルス感染症対応の見直し=重症化防止への変容」が必要である。」としたうえで、下記の提案をしておられました。
①感染者の全数届出の中止、重症者・集団発生の監視・見守りの強化
②感染者は、保健所を介さず、一般の医療の中で対応
③重症者が迅速に入院治療を受けられるための診療ネットワークの強化
④ハイリスク者施設における集団的な感染事例への支援
このうち ①の内容が、今回の〝岸田発言〟に符合すると見られるのです。
感染者数が高止まりにある中、今後 特に保健所は「本来業務」に注力すべきではないか。
保健所の本来業務とは「感染者の拡大防止」ですが、残念ながら 今の状況下で(保健所)は、今まで発生した感染者の追跡に労を割(さ)かれ、本来行なうべき感染拡大防止作業に手を回すことができないでいるのです。
これは オミクロン感染者の急拡大に伴い、いわば想定を超えた中で取り組まざるを得ないものでありますが、こと ここに至っては、旧来の手法のまま感染者・濃厚接触者の追跡業務に追われているだけでは、真の感染拡大防止が行なえないことが懸念されています。
そんな中での「岸田発言」は やや類は異なれど、感染者の監視・見守りを見直すという点では 長野市保健所長発言と同義のものであり、行政関係者においても(コロナ対応を)〝新たなフェーズ〟として取り組むべきことが示唆されていると評されるものでありました。
例えば 長野市においては、連日に亘り 100人超えの感染者数が報告されていますが、これは 市保健所が 非常に高いレベルで感染者~濃厚接触者の追跡業務を行なっている証左でもあります。
しかし、保健所の「本来業務」に照らせば このまま感染者の追跡に追われているだけでは 今後の感染拡大防止に注力できず、感染者数の高止まり状態を看過することになってしまう。
かかる〝手詰まり状態〟から脱却するためにも、今回の岸田発言を契機に 現下のコロナ対応が適切に見直されることを期待するばかりです。
なお 長野市保健所長は、以下をもって 私見を締めておられました。
「こうした見直し議論が、国・行政関係者・地方自治体・住民の間で活発に行なわれ、そのうえで適切な対応の実現することが望まれる。」
国民一人ひとりを含む 全ての人たちの理解と協力がなければ、コロナ禍からの脱却は無し。
現場の者だから発せられる言葉でありました。
◆ 長野市コロナ報告
3月19日(土)・20日(日)、長野市内で新たなのコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/19(土) 長野市におけるコロナ感染症の発生(154例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743772.pdf
3/20(日) 長野市におけるコロナ感染症の発生(134例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743783.pdf
・
ここのところ、生きとし生けるものの生命(いのち)を軽んじ その行動が〝自己都合〟によって興(おこ)されてるとしか思えない事象が相次ぎ、嘆息するばかりであります。
その筆頭は、やはり ロシア(プーチン)によるウクライナへの軍事侵攻でしょう。
その大義名分には さまざまな事由(じゆ)があることが言われておりますが、いずれにしても現在 プーチン以下ロシア軍の行なっている行動・行為は 社会的・人道的な許容範囲を著しく逸脱しており、とてもじゃないが看過できるものではありません。
自己都合によって 人命をたやすく奪う蛮行の数々は直ちに止めるべき。
世界中の心ある人々の思い(怒り)に意を同じくするところです。
また…われわれ人間と同じく生きとし生ける生命の尊厳を踏みにじる蛮行が ごく身近なところで行なわれ、やはり怒りと嘆きを強く感じました。
昨年11月、長野県松本市内で「ペット繁殖場」を経営する男らが、劣悪な環境下で犬を繁殖目的で虐待飼育し逮捕されたことが報じられています。
この者どもは、そもそも異業種であったものの そこからペット産業に手を出し、まさに拝金主義の下で 動物を動物とも思わず、劣悪な環境に留め置いたうえに 残虐ともいえる手口で繁殖を行なっていたもので、その詳細が報じられるに接し ただただ怒りを覚えたところでありました。
さきに行なわれた初公判で 被告は罪状を認めていたとのことですが、動物愛護団体などの心ある方々は、その蛮行を断罪したうえで 現行法制下での最高刑の処罰を求めておられていることが 併せ伝えられていました。
このことについては、行政(保健所)の監督不行き届きも指摘されています。
当時 松本管内は、県(松本保健所)の管轄下にあり、この業者の悪評を知って指導に向かうも のらりくらりと煙に巻かれて時間ばかりが経過し、ついに最悪の結果を招くことになってしまいました。
このことについて 当時の県松本保健所関係者は「もっと強い措置を検討すべきだった」と報告していたことが報じられましたが、この連中の蛮行によって弄(もてあそ)ばれることになったワンちゃん達の生命と健康は戻ることはないことから、被告はもとより 行政関係者にも猛省を促したいところであります。
(なお、長野市保健所においては ペットの適正飼育を進めると同時に「殺処分ゼロ」を期して「長野市保健所動物愛護センター」を設置し、他自治体に秀でて真摯な活動に挺身しています)
[参考]長野市保健所に猫舎オープン/ブログ記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/kz2df777/e/77c3495532006ae1ba133438d85c25ee
社会の中で、それぞれに生(せい)を受け 精一杯生きるものたち。
その行く末を 邪(よこしま)な〝自己都合〟によって歪曲し、究極的にはそれ(生命)を奪うような蛮行は 決して許されるものではありません。
そんな蛮行に走る輩(やから)は、人間界からのみ出現する現実を思うとき、やるせなさが募るばかりであります。
とある朝、クルマで生活道路を走行中 ペットと散歩する御仁とすれ違いました。
見るともなしに見た私、通り過ぎてから「ん?」となってバックミラーを凝視、慌ててクルマを止めて〝突撃取材〟に走りました。
何と リードに繋がれていたのは、ワンではなく「ニャン」だったのです。
訊けば、普段このコは宅内で飼っているのですが 自宅が車両の行き来の多い道路に面していることから、万一こちらのニャンが道路に飛び出しでもすれば取り返しのつかないことになることから 外に出るときにはリードでつなぎ、いわば〝犬待遇〟でお散歩しているとのことです。
私は、これは非常に賢明な判断だと思います。
残念ながら 道路を走行中には、図らずも交通事故に遭ったネコを目撃することが少なからずあり、それが明らかに飼い猫であろうときには 飼い主さんの悲嘆ぶりが思いやられます。
自分の愛猫(あいびょう)は そんな目に遭わせたくない。
こちらの御仁は、ニャンを可愛がるが故に リードでつないでの外出を選択、もって 不測の交通事故を未然に防いでおられました。
愛猫(動物)の生命(いのち)を大切に考える、飼い主さんの愛情の表(あらわ)れでありました。
◆ 長野市コロナ報告
3月18(金)、長野市内で新たに165例(市8402~8566例)のコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/18(金) 長野市におけるコロナ感染症の発生(165例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743718.pdf
長野市域が、またも高止まり傾向に。要 警戒であります。
時節の移ろいは早く、ニュースで「桜の開花宣言」の報が伝えられました。
九州は福岡で17日、全国に先駆けて 今年初めてのソメイヨシノの開花が現認されたそうです。
福岡にある観測木が 5輪以上の花をつけ(咲かせ)たことから、この日の開花宣言に至ったとのことです。
今年の開花は、昨年より5日遅く 平年より5日早いとのこと。
いずれにしても、長かった冬を経て 春の足音が着実に近づいていることが伝えられていました。
その〝長かった冬のツケ払い〟とでも申しましょうか、開会中の長野市議会の最終日に「除雪費」の増額分が追加上程されることとなっています。
これは、当初見込んだ除雪費に対し 今冬の降雪量が多かったことなどから予算(執行金額)が嵩(かさ)み、増額を余儀なくされたものです。
当初予算では 約6億7千万円ほどを計上していましたが、最終的に2億6,800万円の不足が生じ 議会最終日の補正額計上となりました。
これまでのブログ記事でも触れていますが、長野市のような いわば〝降雪自治体〟においては、除雪作業は 社会インフラを守る意味で欠かせない公共事業と申せます。
とりわけ 今冬は雪が降る日が多かったため、自(おの)ずと除雪車や塩カル散布車の出動機会が多く そのための経費も増額を余儀なくされたものです。
その多くの作業は 社会が動き出す前に行なわれなければならず、オペレーターの方々は 気象状況によっては夜を徹して作業にあたってくださいました。
,
この冬は、いわゆる〝冬らしい冬〟となり、除雪費も相当額の上乗せを余儀なくされたところですが、そんな厳しい時節を経て、列島にも春がやってきたようです。
ちなみに、今年の 長野エリアの開花予想は、4月5日頃となっています。
コロナ禍が引きも切らない中、桜花の下で大宴会というワケには とてもゆかないところではありますが、せめて桜回廊の下を散策しながら いずれ春気分だけでも味わいたいところですよね。
(城山公園の歩道)
◆ 長野市コロナ報告
3月17(木)、長野市内で新たに120例(市8282~8401例)のコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
3/17(木) 長野市におけるコロナ感染症の発生(120例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/743627.pdf
・