長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

和らげる

この度の台風19号において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 私は、12日午前、地元での案件を済ませ、その後、当初予定されていた行事が全て延期となったことから気象情報を確認しながら自宅にて待機。 天候が荒れ始め、避難勧告、避難指示が出される中、18時に地元更北地区の千曲川沿川も対象となり、私の母校である下氷鉋小学校が避難所として開設され、お手伝いに向かう。私が到着した19時前に既に20名程の避難者有り。その後、一気に増え200〜300名程が最終的に避難された。下氷鉋小学校には限られた数しか駐車スペースが無く、近隣の学校に駐車していただく。避難所開設から備品段取り、駐車場への誘導等、下氷鉋小のN先生、市職員、そして地元消防団員が一丸となり任務を遂行された。頭が下がる思いでいっぱい。 13日の早朝から河川氾濫は無かったものの農業被害が心配された地元地域を巡回、千曲川堤外農地に浸水被害あり。「収穫前のりんごはダメ、今後どうしたらいいか」等、りんごや桃の木がやられてしまい爪痕を残している。一昨年、樋門操作不備で浸水した地区へ。既に地元の方、消防団の方もいらっしゃり話し聞くと最低限のの対応が取れ、大きな被害には至らなかった。安心する。 越水のあった篠ノ井に向かう。膝上まで浸水、言葉失うも、知り合いの何人かから話しを聞く。Rさん「床下で有るが先行き不安」と自宅内の写真を見せてもらった。知人Kさんの家も浸水、Kさん「電気ブレーカーを落としに行く」と言い、膝上まで浸水している中、自宅に向かわれた。無事だった様子。 一旦、篠ノ井を後にし国民民主党長野県連事務所に向かう。 これは、国、県と長野市が連携を取らなければならない。国民民主党長野県連と立憲民主党長野県連合同の災害対策本部を設置。打ち合わせ後、現地把握のため、埋橋茂人県議と篠ノ井、松代、若穂、そして長沼(穂保)へ。 14日、羽田雄一郎参院議員、篠原孝衆院議員、下条みつ衆院議員、杉尾秀哉参院議員、埋橋茂人県議、倉田竜彦元県議と共に穂保(長沼)、豊野へ。穂保、前日に比べ浸水は大分収まっているものの道路上の泥が。また、アップルライン沿いに有る事業所、店舗には河川氾濫による混乱が。豊野に入る。地元の方の案内で特に浸水被害が大きい地区を歩く。排水が追いついていない状況。 長野市対策本部へ。副市長、危機管理防災監と状況確認、要望要請。その後、松代へ。昨日浸水が酷かった箇所は排水作業が進む。 その後、私一人で活動。地元果樹農家さんより話し聞く。LINE等で知人からも複数の貴重なご意見、ご要望を頂いている。とにかく市民に寄り添った迅速な対応が必要だ。 まだまだ先が見えない。しかし、それぞれの思いを繋ぎ、不安を少しでも和らげなければならない。そのために動き続ける。それしかない!

台風接近、「空振り」を恐れずに

 大きく報道されている台風19号ですが、3連休を前にして各地で新幹線他鉄道の運休や、イベントの中止、延期等、様々な影響がでているようです。行楽シーズンの3連休を楽しみにされていた方々、イベント準備に尽力されていた方々等のお気持ちを察する次第です。  私も、特に、12日(土)は幾つかの行事への参加を予定しておりましたが、全て延期とのご連絡をいただきました。安全を最優先に考えれば、致し方のないところだと思います。  ところで、今回、台風19号の接近に伴う報道は、住民に対し効果的な警戒への呼び掛けとなっているのではないか、と感じます。テレビを見ていると、ブルーシート、養生テープが売り切れてしまった、食料品や飲料水などを買い求める方が多くなっている等、備えに対する意識が相当高まっていると思います。これは、昨今の様々な災害からの教訓が踏まえられているともいえます。  こうした意識の高まりは重要であるとともに、更に言えば、行政から避難指示や避難勧告が自分の住む地域を対象に発令された場合、その指示に従う意識を持つことが市民一人ひとりに求められます。昨年に西日本豪雨等でも、個々の判断により避難が遅れた等、といったことも聞かれました。 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/images/arasute_5_min.png  大事なことは、行政等からの正確な情報伝達と、それを受け取る市民の避難行動への意識です。双方ともに決して「空振り」を恐れることなく躊躇せず行動に移すことが、被害を最小限に抑えることに繋がると考えます。  

長野市議会臨時会閉会

 改選後、初となる議会「長野市議会臨時会」が10/8、9日の2日間開かれ、令和元年度一般会計補正予算案、条例の改正案等について審議されました。今回の補正予算は7月の豪雨災害による復旧経費が、条例の改正案は法律の改正に伴うものであり、すべて原案通り可決となりました。    さて、今臨時会では、議長・副議長選挙はじめ、これから1年間の委員会構成等の議会人事があり、私も次のような役割を担うこととなりました。常任委員会は「福祉環境委員会」、特別委員会では「まちづくり・公共交通対策調査研究特別委員会」に所属します。「福祉環境委員会」では、副委員長を仰せつかることとなりました。  本年9月に行われた市議選で、私は「子育て支援」、「渋滞解消にはきめ細かな公共交通網の整備」を政策の柱として掲げていましたので、これからの一年間、それぞれの委員会の場においてもしっかり議論を深め、政策の実現に向けて取り組んでまいります。  また、11月中旬から12月下旬にかけて昨年度(平成30年度)の長野市の決算について審議する「決算特別委員会」の委員を務めます。この委員会については、私が4年前に初当選して以降、5回連続となります。すべての部局の決算審査にあたることの責任を改めて感じると共に、これまでの施策の効果等を議論したいと思います。  臨時会初日の市長による挨拶の一部を紹介します。 『市の役割は市民の安全と生活を守ることが基本。将来のリスクが顕在化する前に早めに手を打っていくことが重要。将来を見据えたまちづくりの指針として平成29年度に策定された「第5次長野市総合計画前期基本計画」の各種施策を進めている。  本年度は、人口減少・少子高齢化の加速で増大する社会保障関係経費への対応、防災対策、公共施設やインフラの老朽化対策など、予め備え、対策を図る「YOBOU(予防・呼ぼう」をテーマとし、先駆性、独創性などが盛り込まれた事業や喫緊に取り組む必要のある事業に予算を重点配分している』と述べられました。  限られた予算の中なので、私が様々な場で主張していることがタイムリーに事業化されないことがありますが、特に「子育て支援」、「健康増進」、「災害に強いまちづくり」、「渋滞対策」では、すべてが喫緊の課題として捉え、より具体的な施策・事業の展開に繋がるような活動を私自身、更に取り組まなければならない、と考えます。  2期目の任期が始まりましたが、毎日慌ただしく時間だけが過ぎていっているよう気がします。臨時会が終わり、今度は12月定例会が来月末から始まります。とにかく全力投球、頑張ります!