長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

熊本豪雨から2年 ~今も続く大規模水害~

7月4日は、去る2020年(令和2年)7月3日夜から4日朝にかけ 熊本県南部を中心に降った記録的な大雨による「熊本豪雨」が発生した日です。

あれから はや2年が経過しましたが、私たちは あの甚大な被害を今も記憶に留めているところです。

 

 

 

「熊本豪雨」は、まさに〝アッという間の大規模水害〟でありました。

当時 九州南部に梅雨前線が停滞し、そこに温かく湿った空気が流れ込んだことや大気中の水蒸気が異常に増えたことなどにより 同エリアに「線状降水帯」が発生(停滞)しました。

 

 

特に、熊本県内を縦貫する「球磨川」上流域にあたる人吉市や球磨村・八代市坂本町などで球磨川の本流や支流が氾濫し、甚大な被害を及ぼすこととなってしまいました。

7月3日から4日にかけて 流域各地で24時間に400ミリを超える雨量を観測。球磨川の13カ所で氾濫が発生し 総浸水面積は1020ヘクタールに及びました。

浸水の深さは人吉市街地で3~5メートルに達するなど、戦後最大級の水害となったものです。

 

 

 

さらに、河川氾濫に加えて 河川沿いの山腹では土砂崩れが発生、扇状地の集落を飲み込みながら土石流が流下してゆきました。

 

 

 

 

一連の大雨による死者は(関連死等含)67人に上(のぼ)り、家屋被害は 全壊1,491棟・半壊3,112棟・浸水713棟・一部損壊2,079棟に及んでいます。

被災後 熊本県は、県内7市町村に24団地808戸の建設型仮設住宅を整備しましたが、今も (賃貸住宅を利用する「みなし仮設」なども含め)1,647戸/3,749人が仮の住まいを続けているとのことです。

 

 

災害(自然災害)は、いつも 突然に私たちの社会生活を脅かすもの。

そしてそれは 僅かな予兆を見せるものの、ある琴線を超えた瞬間に怒濤の勢いをもって私たちの下(もと)へと押し寄せてきます。

この(熊本豪雨)のときも、長雨が続いていると思っていた矢先 いきなりの形で(球磨川の)河川氾濫が起きて、後は止(とど)めを知らぬ〝暴れ川〟となったものでした。

 

私たちの暮らす長野市においても「令和元年東日本台風」の際には 千曲川堤防の決壊をはじめ甚大な被害を被りましたが、それとて 一夜にして河川流量が過大となったもの…そのスピードの速さには 為す術が無かったものは慚愧の極みでありました。

 

先日も触れましたが、今年は 結果として「空梅雨(からつゆ)」でありました。

その分、これからの時期に多雨があるのではないかと 大いに憂慮されます。

折しも 今、猛暑の日々を経過して後(のち) 台風4号が九州→本州に接近しつつあります。

 

 

 

あまたの自然災害を経験した私たちは、かかる状況において 最悪の事態を想定し、一朝事(いっちょうこと)あった際には 被害を最小限に止めるべく万全を期すべきことは 言うまでもありません。

 

 

 

 

 

 

◆長野市コロナ報告

7月4日(月)、長野市内で新たなコロナ陽性感染者の発生が報告されています。

 

7/4日(月) 長野市におけるコロナ感染症の発生(13人/市18178~18190例)について

                              [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/751055.pdf

 

 

地域の出来事 3題

◇ときならぬ〝ゲリラ豪雨〟

この日(3日)の午前11時頃 オフクロの面倒見のために須坂市に入ると、ときならぬ〝ゲリラ豪雨〟に遭遇しました。

 

 

 

それまで穏やか(曇天)だった空が、一点にわかにかき曇り ほどなく「ポツッ、ポツッ、ザァー!!」っと ものすごい勢いで雨が降ってきました。

坂が多い須坂市ですが、そこ(道路)を川のようになって雨水が流れ下ってゆきます。

 

 

 

路肩の側溝にも多量の雨水が流れ、枡(ます)の部分では流下する雨水が 噴水のように吹き上げていました。

 

 

 

この状況に遭遇した私は、空梅雨(からつゆ)だった今年の〝降雨の傾向〟を見たような気がして 憂慮の思いをいたしました。

自然というものは不思議なもので、四季を通じて〝帳尻〟を合わせるものです。

それほど雨が多くないままに梅雨を終えた中、今後 盛夏から初秋に向かううちに、梅雨で降らせ切らなかった雨(雨量)を これからまとめて降らせることになりはしないか。

いわんや、これからの時期の〝ゲリラ豪雨〟などの短時間での多量の降雨の心配であります。

顧みれば 3年前の「令和元年東日本台風」の際も 短時間の記録的豪雨が甚大な被害を及ぼしたものであることから、あの悪夢を知る者の一人としては この空梅雨のツケが後の某日に巡って来ぬよう「お天道サマ穏便なれ」と願うばかりであります。

 

いずれにしても、今年も集中豪雨に充分注意すべきことを 所管課に具申してまいります。

 

 

 

 

これとは別に、私の住む地域内で慶事が重なったことから 喜びと敬意を共有しながらご報告いたします。

 

◇地域において交通安全にご尽力された御仁に「交通安全功労者表彰」が授与される

1日(金)の信濃毎日新聞[北信欄]に、私もよく知る方が表彰の栄に浴された記事が載り、喜びと敬意を共有しました。

記事によると、永きに亘り 長野南交通安全協会(川中島分会)に所属し、分会長も歴任された徳竹浩一さんが、その功績により 関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長の連名で「交通安全功労者表彰」を受けたものです。

この表彰は、いわば関東一円の交通安全活動関係者を見渡しての表彰であり、まさに特筆すべき栄誉と申せます。

 

 

 

私の知る徳竹さんは、誠実・愚直・温厚…と その人柄の良さがにじみ出るような好人(こうじん)であります。

その方が ご縁あって交通安全協会に入られ、その後は その佳き人柄そのままに、地道に地域における交通安全活動に挺身してこられました。

交通安全協会の職務というものは、例えば地域のイベントの際には メイン会場には一切カオを出さず、会場の出入り口で車両規制を行なうなど「地味を絵に描いたようなもの」ですが、徳竹さんは それらを厭(いと)うことなく努められ、結果 地域の交通安全の陰(かげ)の存在として貢献してくださっています。

その揺るがぬ姿勢は 他の安協関係者の規範ともなり、徳竹さんの属する分会をはじめ 域内の交通安全協会分会は さまざまな面で交通安全推進に貢献してくださっています。

今回の徳竹さんの受賞は、受けるべきして受けたともいえるところでありますが、今回の受賞を得てなお後(のち)も 地域の交通安全維持にご貢献いただくことを期待するばかりであります。

 

 

 

◇長野市消防団 川中島第1分団が「小型ポンプ操法大会」の協会大会で 見事2位入賞!

この日「全国消防操法大会」の予選第2ラウンド(協会大会)で、私の住む川中島地区で活動する「川中島第1分団」が 見事2位入賞を果たし、関係者が喜びを共有しました。

 

 

 

この大会(以下/ポン操大会)は、有事(火災)に備え 消防団に配備してある消防ポンプの操法を競う大会です。防火水槽から吸水した水を「火点」と呼ばれる的(まと)に当てるための動作を競うもので、今年 域内から出場することになった川中島第1分団(以下/川1分団)は、5月から早朝練習に励み、さきに行なわれた長野市大会で優勝し その成績をひっさげて、次なるステージの「協会大会」に臨んだものです。

 

 

 

 

過去の練習の模様/倉野立人のブログ

         ↓

長野市(小型)ポンプ操法大会の訓練(練習)が行なわれています - 倉野立人のブログです。

 

 

 

今回、みごと好成績を収めた川1分団ですが、その道のりは 決して平坦なものではありませんでした。

コロナ禍で3年ぶりの開催となり、さまざまな事情から練習時間(日数)も限られる中、長野市大会の前に 一人の団員(選手)がケガ(ハムストリングス痛)に見舞われ、万全でない状態で大会に臨まざるを得ないことになりました。

そんな厳しい状況でありましたが、いや だからこそ選手ならびに団員は一致結束することになりました。

負傷した団員を庇(かば)うために補助員が(練習中の)代役を務めるなど 協力の精神をもって練習が重ねられ、また 出場しない団員も、ホースの巻き取りなど地道な作業により 選手をサポートしてくれました。

そして その甲斐あって、川1分団は協会2位という素晴らしい成績を収めるに至ったのです。

 

 

 

消防操法大会 協会大会の模様 [SBCニュースワイド]

 

 

県消防学校で「消防ポンプ操法」大会・長野市周辺の消防団員が3年ぶりに技術競う | SBC NEWS | 長野のニュース | SBC信越放送 (1ページ)

ポンプを使った消火の技術や早さを競う消防団員の大会が、長野市で開かれました。大会は消防団員の技術向上のため、毎年開かれているもので、新型コロナが落ち着いたことか...

SBC NEWS

 

 

 

 

今回の川1分団の出場は、まさに消防団活動がめざすべきものを体現してくれたものでした。

消防団が活動する現場は、火災や地震などの災害であり 思いがけない危険が伴うものです。

そんな厳しい現場においても、機器を正確かつ確実に操作し 初期消火や当局(消防士)の補佐を全うする。

その中で同僚が危険に晒(さら)されピンチに陥ったときには、互いに助け合いながら被害を最小限に止める。

今回の出場により、川1分団においては 大会の好成績のみならず (大会への)訓練を通じて 消防団の活動意義を内外に再認識させてくれたと心から評するところであります。

 

 

今回の入賞を契機に、団員諸君には さらなるご活躍を期待すると同時に、今後も不断の消防団活動により 地域の安心・安全が維持向上することを願うばかりであります。

 

 

地域の出来事 3題

◇ときならぬ〝ゲリラ豪雨〟

この日(3日)の午前11時頃 オフクロの面倒見のために須坂市に入ると、ときならぬ〝ゲリラ豪雨〟に遭遇しました。

 

 

 

それまで穏やか(曇天)だった空が、一点にわかにかき曇り ほどなく「ポツッ、ポツッ、ザァー!!」っと ものすごい勢いで雨が降ってきました。

坂が多い須坂市ですが、そこ(道路)を川のようになって雨水が流れ下ってゆきます。

 

 

 

路肩の側溝にも多量の雨水が流れ、枡(ます)の部分では流下する雨水が 噴水のように吹き上げていました。

 

 

 

この状況に遭遇した私は、空梅雨(からつゆ)だった今年の〝降雨の傾向〟を見たような気がして 憂慮の思いをいたしました。

自然というものは不思議なもので、四季を通じて〝帳尻〟を合わせるものです。

それほど雨が多くないままに梅雨を終えた中、今後 盛夏から初秋に向かううちに、梅雨で降らせ切らなかった雨(雨量)を これからまとめて降らせることになりはしないか。

いわんや、これからの時期の〝ゲリラ豪雨〟などの短時間での多量の降雨の心配であります。

顧みれば 3年前の「令和元年東日本台風」の際も 短時間の記録的豪雨が甚大な被害を及ぼしたものであることから、あの悪夢を知る者の一人としては この空梅雨のツケが後の某日に巡って来ぬよう「お天道サマ穏便なれ」と願うばかりであります。

 

いずれにしても、今年も集中豪雨に充分注意すべきことを 所管課に具申してまいります。

 

 

 

 

これとは別に、私の住む地域内で慶事が重なったことから 喜びと敬意を共有しながらご報告いたします。

 

◇地域において交通安全にご尽力された御仁に「交通安全功労者表彰」が授与される

1日(金)の信濃毎日新聞[北信欄]に、私もよく知る方が表彰の栄に浴された記事が載り、喜びと敬意を共有しました。

記事によると、永きに亘り 長野南交通安全協会(川中島分会)に所属し、分会長も歴任された徳竹浩一さんが、その功績により 関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長の連名で「交通安全功労者表彰」を受けたものです。

この表彰は、いわば関東一円の交通安全活動関係者を見渡しての表彰であり、まさに特筆すべき栄誉と申せます。

 

 

 

私の知る徳竹さんは、誠実・愚直・温厚…と その人柄の良さがにじみ出るような好人(こうじん)であります。

その方が ご縁あって交通安全協会に入られ、その後は その佳き人柄そのままに、地道に地域における交通安全活動に挺身してこられました。

交通安全協会の職務というものは、例えば地域のイベントの際には メイン会場には一切カオを出さず、会場の出入り口で車両規制を行なうなど「地味を絵に描いたようなもの」ですが、徳竹さんは それらを厭(いと)うことなく努められ、結果 地域の交通安全の陰(かげ)の存在として貢献してくださっています。

その揺るがぬ姿勢は 他の安協関係者の規範ともなり、徳竹さんの属する分会をはじめ 域内の交通安全協会分会は さまざまな面で交通安全推進に貢献してくださっています。

今回の徳竹さんの受賞は、受けるべきして受けたともいえるところでありますが、今回の受賞を得てなお後(のち)も 地域の交通安全維持にご貢献いただくことを期待するばかりであります。

 

 

 

◇長野市消防団 川中島第1分団が「小型ポンプ操法大会」の協会大会で 見事2位入賞!

この日「全国消防操法大会」の予選第2ラウンド(協会大会)で、私の住む川中島地区で活動する「川中島第1分団」が 見事2位入賞を果たし、関係者が喜びを共有しました。

 

 

 

この大会(以下/ポン操大会)は、有事(火災)に備え 消防団に配備してある消防ポンプの操法を競う大会です。防火水槽から吸水した水を「火点」と呼ばれる的(まと)に当てるための動作を競うもので、今年 域内から出場することになった川中島第1分団(以下/川1分団)は、5月から早朝練習に励み、さきに行なわれた長野市大会で優勝し その成績をひっさげて、次なるステージの「協会大会」に臨んだものです。

 

 

 

 

過去の練習の模様/倉野立人のブログ

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長野市(小型)ポンプ操法大会の訓練(練習)が行なわれています - 倉野立人のブログです。

 

 

 

今回、みごと好成績を収めた川1分団ですが、その道のりは 決して平坦なものではありませんでした。

コロナ禍で3年ぶりの開催となり、さまざまな事情から練習時間(日数)も限られる中、長野市大会の前に 一人の団員(選手)がケガ(ハムストリングス痛)に見舞われ、万全でない状態で大会に臨まざるを得ないことになりました。

そんな厳しい状況でありましたが、いや だからこそ選手ならびに団員は一致結束することになりました。

負傷した団員を庇(かば)うために補助員が(練習中の)代役を務めるなど 協力の精神をもって練習が重ねられ、また 出場しない団員も、ホースの巻き取りなど地道な作業により 選手をサポートしてくれました。

そして その甲斐あって、川1分団は協会2位という素晴らしい成績を収めるに至ったのです。

 

 

 

消防操法大会 協会大会の模様 [SBCニュースワイド]

 

 

県消防学校で「消防ポンプ操法」大会・長野市周辺の消防団員が3年ぶりに技術競う | SBC NEWS | 長野のニュース | SBC信越放送 (1ページ)

ポンプを使った消火の技術や早さを競う消防団員の大会が、長野市で開かれました。大会は消防団員の技術向上のため、毎年開かれているもので、新型コロナが落ち着いたことか...

SBC NEWS

 

 

 

 

今回の川1分団の出場は、まさに消防団活動がめざすべきものを体現してくれたものでした。

消防団が活動する現場は、火災や地震などの災害であり 思いがけない危険が伴うものです。

そんな厳しい現場においても、機器を正確かつ確実に操作し 初期消火や当局(消防士)の補佐を全うする。

その中で同僚が危険に晒(さら)されピンチに陥ったときには、互いに助け合いながら被害を最小限に止める。

今回の出場により、川1分団においては 大会の好成績のみならず (大会への)訓練を通じて 消防団の活動意義を内外に再認識させてくれたと心から評するところであります。

 

 

今回の入賞を契機に、団員諸君には さらなるご活躍を期待すると同時に、今後も不断の消防団活動により 地域の安心・安全が維持向上することを願うばかりであります。

 

 

全国のau携帯電話の電話とデータ通信が利用しづらい状況に =現代社会のアキレス腱=

2日の深夜(午前1時頃)まさに突然という形で 携帯電話(スマホ)のauなどを運営するKDDIと沖縄セルラー電話が、全国のau携帯ならびUQ(別ブランド)などの電話とデータ通信が利用しづらい状況に陥ったことを発表したことが報じられました。

当初は早期に回復されるような報道もありましたが、あにはからんや 状況は一向に改善せず、丸一日が経過しても「電話できない。LINEもつながらない。」といった状況が続き、auユーザーが困り果てている様子が伝えられています。

 

 

 

現下、私たちの社会生活に 携帯電話(スマホ)は欠かせぬ存在であることは ご案内のとおりです。

その〝存在の大きさ〟は 実に多岐に亘っています。

いわゆる基本機能である「電話機能」はもとより、メールやSMS さらに近年ではLINE通信が重宝されており、人と人とをつなげる欠かせぬ通信手段となっています。

さらに最近では、バーコード決済などのキャッシュレス支払い機能や、銀行の通帳そのものをスマホ内に移管するサービスも提供され、いわば電話とFAXと財布(あとカメラやビデオなど)とをコンパクトにまとめ ワンストップで利用できる便利このうえない機器として位置づけられています。

 

 

その便利な環境が一変…今回の通信障害のせいで、電話などの相互通信・はては一部の決済手続きも行なうことができない事態となり、多くの人(auユーザー)の社会生活に支障が来(きた)されていました。

 

 

 

 

かかるKDDIの通信(ネットワーク)システムは、個人同士の通信のみならず au携帯電話のネットワークを利用した業務にも支障が来されることに。

例えば ヤマト運輸(ヤマトホールディング)では、ホームページの荷物問合せシステムが更新されなくなったとのこと。

 

 

 

 

また 気象庁においては、気温や降水量を測定する「アメダス」の一部データが配信できなっているそうです。

 

 

 

 

また 個人の通信事情においても、例えば ここのところの猛暑傾向に伴い「熱中症」など身体に異変が生じ 119番通報が必要になったときでも、もし当事者がauユーザーの場合は迅速な通報ができないことになる(なっている)ことから、このこと(通信障害)が よもや人の生命に関わることになりはしないかと懸念されることも報じられていました。

このことについて、自治体によっては「(緊急の際は)固定電話や公衆電話を利用してください」と呼びかけていますが、携帯(スマホ)があることを前提にされている今の社会状況の中では 直ちに固定電話や公衆電話を使用するなどの〝先祖帰り〟は難しいと言わざるを得ないところです。

 

 

 

 

今回の通信障害騒動は、(繰り返しになりますが)私たちが いかに携帯(スマホ)に頼り切った生活を送っているかの証左となりました。

かくいう私も同じ…普段の通話はもとより、LINEやメールの通信や 日常の買い物のバーコード決済・果ては銀行の通帳までもスマホに移管しており、ほぼ100%の社会生活がスマホ無しではいられない状態になっています。

 

 

 

私はドコモユーザーのため 今回の通信障害の被害には遭いませんでしたが、これは全く「明日は我が身」のこと…いつ なんどき自分の使う通信サービルが障害に見舞われるかも知れないことから auユーザーさんたちが被った通信トラブルには、甚(いた)く同情を禁じ得ないところです。

かかる携帯通信システムは、まさに現代社会の「アキレス腱」と言えるでしょう。

それは身体(社会)を支える重要な部位であり、一度(ひとたび)そこに支障が生じれば 歩くことも侭(まま)ならなくなってしまう。

 

 

私たちは「便利」に慣れ過ぎているのかもしれません。

今や あって当たり前の携帯(スマホ)とて 所詮は人の造った造形物(システム)です。

さまざまな状況によっては 故障もするし機能不全に陥ることもあること(可能性)を念頭に置きながら社会生活を送るべし。

身をもって教唆を受けた感でありました。

 

なお、KDDIにおいては 必死の復旧作業を行なっており、3日の8時時点で「西日本(静岡・長野・富山県以西) ならびに東日本ともに70%程度回復している」と明らかにしています。

が…全面復旧のめどは、当初の「西日本は午前7時15分・東日本は午前9時半」であったものを先送り。西日本は午前11時に〝後ろ倒し〟し、東日本の復旧目標は改めて公表するとしております。

 

 

 

この混乱は しばらく尾を引くこととなりそうです。

 

 

 

[注意喚起]生物の〝毒〟に注意を

ネットのニュースで、太平洋に面した海岸に〝毒クラゲ〟が大量に漂着し、注意が呼びかけられていることが報じられました。

これを目にした私は 過去に味わった〝痛い思い〟を思い出すと同時に、かかるクラゲの毒のみならず 生物の「毒」について本当に気をつけるべきことを (私を含めて)改めて注意喚起するところです。

 

 

 

 

報道によると、6月末からここのところ、太平洋岸(この報道は神奈川)の海辺には 例年よりも早く、猛毒を持ち“海の危険生物”といわれる「カツオノエボシ」が それも大量に漂着しているとのことです。

「カツオノエボシ」は 半透明の風船のような風体(ふうてい)で、プカプカと海を漂うクラゲの一種です。

 

 

 

しかし その正体は恐ろしいもの。海面に出た 見ようによっては美しい見かけとは裏はらに、海中に垂れ下がる細長い糸のような“触手”に毒針が付いており、それにもし触れようものなら ビリッとした激しい痛みを伴うことになるとのこと。このことから 別称「電気クラゲ」とも呼ばれているそうです。

 

 

 

 

このクラゲの毒、決して侮(あなど)ることはできないもので、刺された際の激痛はもとより 遊泳中に被害に遭うと、(刺された)ショックで溺れかけてしまったりすることもあるとか。

 

で この〝クラゲ毒〟の痛み…カツオノエボシではありませんでしたが、私も昔 味わった経験があるのです。

まだ20才代のとある夏、大学(寮)友人と海に出かけた際(確か伊豆方面) 海で泳いでいると、全身にチクチクとした痛みに襲われたのです。

何というか、全身に画鋲が刺さったような えも知れぬ激しい痛みでした。

隣りにいた友人も同じ。互いに「イテテテ!」となりながらも どうにか岸に戻りましたが、(岸に)上がって互いの腕や背中を見ると 全体的に赤い斑点のようなものができており、痛みが継続しておりました。

その後 二人は「海の家」に駆け込み事情を話すと、どうやら二人は クラゲの群れの中に入ってしまったのではないかとのこと。

そのときは そこで薬を塗布してもらい大事には至らなかったものの、あの独特の痛みは 忘れることはできません。

 

私の痛い経験は それだけで済んだものでしたが、おそらく「カツオノエボシ」に関しては、万一刺されでもしようものなら ただ痛いでは済まないのではないかと思います。

で、かかる〝生き物の毒〟についての最も恐れるべきもの(症状)は「アナフィラキシーショック」と言われているのは ご案内のとおりです。

「アナフィラキシーショック」は、かかるクラゲやハチ(蜂)などの毒に複数回に亘り見舞われると、人によっては身体に激しいアレルギー症状が生じ、ひいては呼吸困難に陥るケースもあるものです。

特に 高齢者や心臓・呼吸器の弱い方などは、それ(アナフィラキシーショック)により生命の危険が伴うことから、本当に侮ることはできません。

そのうえで これからは、例えば海辺においては かかる〝クラゲ〟が、陸地においては〝ハチ〟が跋扈(ばっこ)する時期を迎えることから、私たちは充分に気をつけなければなりません。

(この〝ハチ〟についても、ガキのころ「クマバチ(クマンバチ)」に よりによって指先を刺されたことがあり…その痛かったことも苦い思い出となっています)

 

今回の 大量の「カツオノエボシ」漂着騒動、例年であれば 8月を過ぎてから聞かれるそうですが、今年に関しては 異例の早さで確認されており、その要因として、海から陸方向へ吹く南風が 例年よりも長時間に亘り同じ方向に吹き続けたためのようです。

他方〝陸地〟においては、平地でも 例えば空き家の軒先に大きな蜂の巣が営巣されるなど 私たちの身近なところで〝危険な存在〟が散見(遍在)されるなど、生物のもつ毒について油断ならないことは どこのエリアでも共通しているようです。

 

 

 

 

自然界に営む生物たちは、自己防衛のためや 自らが生き抜くための武器として「毒」を有し、えてしてそれは 人間に思わぬ被害を及ぼしてしまいます。

但し それは、当の生物にとっては他意の無いもの。彼らを責めるわけにはゆかないでしょう。

私たち人間どもは あくまで自己責任・自己防衛の〝原則〟を守りつつ、それでも ゆめゆめ「アナフィラキシーショック」などに陥らないよう、充分に注意すべきことを 共々に再確認したいところであります。

 

 

善光寺御開帳が終了 ~コロナ感染拡大しなかったのが 何よりの御利益~

コロナ禍の影響で 開催を1年延期するを余儀なくされた『善光寺御開帳』が、さきの29日の「結願(けちがん)大法要」の斉行を期として 88日間に亘る一大行事が閉幕を迎えました。

 

 

 

私は暇(いとま)無く足を運ぶことは叶いませんでしたが、報道によると 29日の午後5時、本堂の殿内で 秘仏の身代わりである「前立本尊」が安置された厨子の扉が閉められ、88日間に渡る御開帳は無事に幕を下ろしたことが報じられていました。

 

 

 

御開帳最終日の29日も暑い日となりましたが、行事の最後とあって〝駆け込み〟の参拝客が訪れ、回向柱に触れて御利益に預かる様子が伝えられていました。

 

 

 

善光寺事務局によると、今回の御開帳期間中(4/3~6/29)の参拝者は 前回(2015年)比でマイナス10,1%の636万人だったと発表しました。

それらを含め、今回の御開帳は〝成功裏(裡)〟に斉行されたのかどうか…さまざまな視点で評価されるところですが、私とすれば 現下の社会状況からすれば、いわば消去法の視点で「成功=無難」ではなかったかと評したいところです。

その根拠は、なにいう〝コロナ禍が収まり切らない中での開催〟だったこと、その中で 御開帳が〝コロナ禍の再燃〟にならなかったことであります。

今回の御開帳は 新型コロナウイルスの影響で当初予定から1年延期したうえで開催されました。

しかしながら 開幕時の長野市のコロナ感染状況は、決して芳(かんば)しいものではなく…状況によっては さらなる感染拡大も憂慮されるところでありました。

 

 

 

 

それらを踏まえ 善光寺(事務局)は、従来の開催日数では参拝客が集中し 感染リスクが増してしまうことを斟酌したうえで、開催期間を1ヶ月延長することで〝分散参拝〟を促しました。

さらに、御開帳の〝メインイベント〟でもある 回向柱(えこうばしら)へ触れて御利益を得ようとの行為については、柱の接触面に ウィルスの除去(分解)効果のある光触媒を塗布(噴霧)することで、接触感染を防ぐこととしたところです。

 

 

 

 

これらの取り組みが いかほどの具体的効果をもたらしたのかは定かではありませんが、結果として 御開帳の日程が進むにつれても、コロナ感染者数は著しい増加をみせることなく かえって減少の途(と)を辿ることとなり、安堵の意を共有したところでありました。

したがって、それらの所以(ゆえん)をもって 今回の御開帳は、コロナウィルス感染症が拡大しなかったことをもって、前掲のとおり「成功=無難」ではなかったかと評するところであります。

 

 

これをもって、域内における一大行事は幕を閉じることとなりました。

私たちはこれからも さまざまな機会を得て地域活性化に努めると同時に、併せて (コロナ禍は)収束傾向にあるとはいえ、これ以上の感染拡大に至らないよう充分に留意しながら 皆で社会を取り回してゆくべきと改めて思うところです。