長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

地方議員の厚生年金加入に反対討論を行いました

平成30年9月定例会に「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書(案)」が提出されました。地方議員のなり手不足解消のため、との趣旨ですが、実際に政治家を志し・出馬し・現職である身として思うに、なり手不足の原因は、市町村議員の報酬の少なさが主因であり、老後の年金ではないはずです。

政治家が本来為すべきは、国民が老後の心配なく過ごせる社会を創ること、そのための年金制度の立て直しではないでしょうか。

少なくとも、今現在困窮している国民年金受給者を放置しておきながら、自分達議員だけが厚生年金に加入したいとの意見書案を通すことではないはずです。

なり手不足解消にもならず、年間200億円も国民の負担を増やす地方議員の厚生年金加入。市民から請願があったわけでもなく、委員会審査も経ずに、いきなり本会議に提出された理不尽な意見書案に賛成することはできません。理論を胸に、情に訴える反対討論を行いました。

残念ながら、数の論理で可決されてしまいましたが、これからも初心を忘れず、市民利益第一で頑張ってまいります(^^)v。

「正直、公正、石破茂」について

自民党の総裁選が始まりました。自民党が与党である現在、すなわち、次の首相を決める選挙と言えるでしょう。

安倍晋三首相・総裁に対抗して出馬したのはただ一人、石破茂氏のみでした。そのスローガンが、「正直、公正、石破茂」。ところが、このスローガンが、自民党内から安倍首相に対する批判だ!と、反発されているようです。

「正直・公正」が安倍首相への批判だと思う自民党国会議員。安倍首相が「正直・公正」で「ない」と思っているから反発するわけですよね? それでも、安倍首相を再選させ、「不正直・不公正」な国政を続けようとしているのですか?

道徳教育を教科として取り入れ、子ども達に「正しい生き方」を強制したい安倍首相。「正直・公正」が自分に対する批判だと、自分の仲間達が思う現状をどう思うのでしょうか?

サマータイム導入に反対

東京オリンピックの暑さ対策に、サマータイムの導入が政府において検討されているようです。安倍首相は前向きで、菅官房長官は慎重姿勢とのこと。

サマータイムとは、夏場、時間自体を1・2時間早めるというもので、年2回、日本中の時計の針を変更する労力は膨大なものがあります。オリンピック組織委員会の森会長は、朝7時開始予定のマラソンを朝5時スタートにしたいようですが、だったら時計の針はそのままで朝5時スタートにすれば済む話です。

10年前に超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」が盛り上がり、あわや導入となりかけた時は、篠原孝衆議院議員の活躍で流れましたが、→ http://www.shinohara21.com/blog/archives/2008/06/080602.html 今回は、1強の安倍首相が前向きなため、導入されてしまうかもしれません。

膨大な手間がかかるだけのサマータイム制度は導入すべきではありません。篠原代議士が言うように、時刻の切り替えではなく「頭の切り替え」で対応すべきと考えます。

人権と生産性、差別と偽善。

自民党の杉田水脈衆議院議員が、「LGBTは(子どもを産む)生産性がない(から税金を使って支援する必要がない)」と新潮45に寄稿して炎上しています。事実誤認と差別思想に基づいた発言であり、多くの批判が寄せられているため、あえて内容には触れませんが、私が危惧するところを述べたいと思います。

人権は、人間であるという「その一点」を根拠に享受できる不可侵の権利です。「生産性」の有無をはじめとして、条件付きで認められるものではありません。これは、そうしなければ人権侵害が行われ不幸な人が生じるという、歴史から導き出された人類の知恵であり、国会議員たるもの、人権問題において条件を持ち出すべきではありません。また、子どもを産むことを「生産性」と呼ぶことにも違和感を覚えます。

私としては、杉田議員の罪深さは2点あると考えます。

まず、第一点。国会議員の立場にありながら差別的思想を流布すること。

二点目は、杉田議員を批判する立場から過度な反応がなされ、結婚や子どもを持つこと、働くことを推奨することが「差別」とされるようになり、少子化対策や経済対策が取りづらくなってしまうことです。

長野市では、マリッジサポート課を設置し結婚支援を行っています。人口増推進課を設置し、移住・定住人口増に取り組んでいます。その他にも、学生と地元企業とのマッチングや親元就農者支援事業他、あの手この手で人口増を目指した取り組みを進めていますが、これが子どもを産まない人・働けない人への「差別だ!」となってしまうと、行政は機能不全に陥り、地方は崩壊してしまいます。

人権は、当然守るべきです。差別は、いかなる理由があろうとも許されない行為です。同時に、逆差別は差別を助長する原因になるためすべきではありませんし、差別者と呼ばれたくないために、少数者に対して必要以上に配慮することは、偽善ではないでしょうか?

日本には、部落差別という徳川幕府が創った、不合理で愚かな差別が未だに存在しています。人種・性別・宗教等、多数派と違うから弱者だからという理由があっても許されないのが差別なのに、部落差別には、そもそも理由すらありません。ただ単に、徳川幕府が彼らを差別する対象にすると決めただけです。そんな愚かな差別が未だに残っている原因の一つに、被差別者を名乗って、差別と関係なく自らの利益を得るために他者を恫喝した一部の利権者が「部落は怖い」というイメージを作ってしまったことがあるかもしれません。

今回の「杉田水脈」的思想への批判が行き過ぎて、人権を守るべく声を挙げた人が「党利党略だ」「偏向している」と言われたり、少子化対策を「差別思想だ」と言われないよう、批判者は本筋を外さないよう理性的対応を、差別者は炎上商法により自らの望む社会実現に逆行する潮流をつくらないよう、お願いする次第です。

私は、偽善と差別と侵略戦争がどうしても許せず、口下手・あがり症なのに政治家を志してしまった人間です。差別に関する案件は、絶対に許せませんし、同時に偽善者にもなりたくありません。

全ての人に人権が保障され、生存権・幸福追求権が認められる社会、自由で平和で豊かに暮らせる社会、少数者が生きやすい社会であり、かつ、多数者が逆に生きづらくならない、WinWinの社会を創るため、これからも頑張ってまいります(^^)v。

猛暑、ついに「災害と認識」。

連日の猛暑が続いています。気象庁は7月23日、異例の記者会見を開き「命の危険がある暑さ。1つの災害と認識している」と表明。ついに猛暑が「災害」と認識されるまでになりました。

消防庁によると、16日から22日の一週間に熱中症の疑いで救急搬送された方は22,647人で、うち65人が死亡したとのこと。小学校のプールも水温が高すぎて使用中止になるところが続出する等、もはや今までの常識が通用しない時代を迎えています。

長野市の公営保育園は、塩入学議員を先頭に我が会派を挙げてエアコン設置を要求し続けた結果、全保育室に設置されました。塩入議員の実行力に改めて敬意を表する次第です。

小中学校のエアコン整備は、加藤市長の2期目の選挙公約であり、あと2年以内に全教室に設置すべく「サウンディング型市場調査」を実施し、9月に実施結果の概要が公表される予定になっています。

市民の幸せを実現すべく、時代を先取りした提言を行ってまいります。

長野市役所ご利用の皆さんへ

暑い日々が続いています。熊谷では41.1度と、観測史上国内一番の最高気温を記録したそうです。くれぐれもご自愛ください。

長野市役所の駐車場も緑町の立体駐車場以外は屋根がないため、ちょっと駐車しただけで車内が信じられないような高温になる状況です。車で長野市役所をご利用の皆さんには、ぜひ、屋根があり・ガラガラで・第一庁舎から近い緑町駐車場をお勧めします(^^)v。

緑町駐車場 ← 歩道橋を渡る必要はありますが、第一庁舎北側すぐにある穴場の立駐です。ぜひ、ご利用ください。

 

長野市役所ご利用の皆さんへ

暑い日々が続いています。熊谷では41.1度と、観測史上国内一番の最高気温を記録したそうです。くれぐれもご自愛ください。

長野市役所の駐車場も緑町の立体駐車場以外は屋根がないため、ちょっと駐車しただけで車内が信じられないような高温になる状況です。車で長野市役所をご利用の皆さんには、ぜひ、屋根があり・ガラガラで・第一庁舎から近い緑町駐車場をお勧めします(^^)v。

緑町駐車場 ← 歩道橋を渡る必要はありますが、第一庁舎北側すぐにある穴場の立駐です。ぜひ、ご利用ください。

 

AC長野パルセイロ1万人チャレンジデー

AC長野パルセイロ1万人チャレンジデーが開催され、私も家族と共に参加しました。篠ノ井もホームタウンということで、まちを挙げて観戦キャンペーンを行ったのですが、結果は、

パルセイロ1万人チャレンジ

7082名でした。

今シーズンは内容の良くない試合も多く、盛り上がりに欠けていましたが、このところ、ようやく上向いてきた中でのチャレンジデー。大勢のサポーターの前で勝利を挙げて欲しかった(><)。

私としては、いい試合だと思いましたが、勝ってもらわないとサポーターのモチベーションが上がりません。来シーズンは1万人を超えるよう、今後の頑張り・来シーズンの活躍に期待しています(まだ今シーズンが終わっていませんが・・・(^^ゞ)。

冷房の28度設定について

暑い日が続いています。熱中症には、くれぐれもご注意ください。

さて、環境省が推奨する冷房時の室温28度設定ですが、実は、科学的根拠が曖昧なまま決定したことをご存知でしょうか。決定時の担当課長である盛山正仁氏が昨年、「なんとなく決めた」と発言したとの報道をご記憶の方もおられるかと思います。

強いて挙げるとすると、建築物環境衛生管理基準と労働安全衛生法の事務所衛生基準規則に、室内の温度を17度以上28度以下になるよう努めなければならない、と定められていることが根拠といえば根拠ですが、労働者を働かせるにあたって最悪そのくらいの配慮はしてね、との上限基準を「標準」とするのは無理があります。

また、室温が1度上がると生産性が2%低下するとの調査結果もあり、28度設定は不合理です。更には、28度以下とすべきなのは「室温」であり「設定温度」ではありません。

快適な生活、能率的な労働、熱中症対策のためにも、28度設定はやめましょう(^-^)。

歩道橋を改修していただきました

7月19日、通学路でもある「前田製作所前歩道橋」を部分改修していただきました。穴があいてからわずか2日での早期改修、県長野建設事務所の皆さんに心から感謝申し上げます。

前田製作所前歩道橋 ← 下からパイロンが見えている状態

近年、行政は「予算がない」と口ぐせのように言いますが、必要な事業は必要なのであり、メリハリのある予算執行が求められています。子ども達をはじめとする市民の安全、これこそが最重要課題であり、今回の早期対応を高く評価させていただき、これからのご尽力をお願いいたします。

なお、この歩道橋は、前田製作所がネーミングライツを取得しており、社員の皆さんには子ども達の見守り活動にもご参加いただいております。重ねて御礼申し上げます(^-^)。