長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

青春プレイバック?

 10月8日から3連休の方が多いかと思いますが、各地で様々なイベントが開催されております。私の地元更北地区では毎年恒例の『川中島古戦場まつり』が23回目を数え開催されました。午後2時30分に開会セレモニーが行われ、川中島古戦場太鼓、川中島古戦場音頭、そして地元更北中学校吹奏楽部の演奏とステージイベントが進むにつれ会場となった八幡原史跡公園内には来場者で溢れ、大変な賑わいとなってまいりました。 今年私はメインイベントの大花火大会には出席出来ませんでしたが、天候が心配されましたが、無事にすべてのプログラムを終えることが出来たそうです。秋の風物詩となったこのイベント、開催に向けて大変なご苦労をされた関係者の皆様には感謝です。大変ではありますが、来年も大いに盛り上がる地域のビッグイベントとしてたくさんの方々を向かい入れていただきたいと思います。  古戦場まつりを後にし、急いで上京。昨年より計画していた大学時代のサークル仲間との同窓会に出席。出身地も学部、現在地もバラバラで、それぞれの結婚式に出席以来の再会で実に10年以上振りに久しぶりに懐かしい昔話、現況の報告などで大いに盛り上がりました。そんな中、今回、残念ながら出席できなかった友人、居場所が分からない友人などもおりましたが、これからも2~3年に一度は開催しようと決意を固め合いました。それにしても、髪が寂しくなったり、お腹回りが倍以上になったり、やや風貌に変化は生じているものの、それぞれのキャラクターがそのままであったことは、日頃、各々がそれぞれの悩みやストレスを抱えながら、当時とは全く違った環境下にいるものの、そうした事をお互い忘れ、久方ぶりに会った仲間同士が若かりし頃の純な自分たちを呼び戻したのだと思います。懐かしさをかみしめた次第です。  本日(10/9)、午前中は大学野球応援を予定しておりましたが、降雨で開始時刻が遅延するとのことで、残念ながら断念を余儀なくされました。それでもわずかな時間でも、同じ学び舎で青春を共に過ごした仲間との再会が新たな活力となったのは言うまでもありません。それぞれが後ろ髪をひかれる思いで、それぞれの地に戻っていく、なんか青春プレイバックのようでした。  

阿吽の呼吸

 連日、長野市議会決算特別委員会が開かれ、ハードな調査審議議論を行っております。ご報告の通り、この決算特別委員会では全ての部局において前年度(平成27年度)の歳出歳入の中身について最終的に採決を行う重要な委員会であります。同時に現年度、そして次年度に生かすために委員として要望事項も述べられる場でもあります。  この特別委には私が所属をしている会派『改革ながの市民ネット』から先輩の倉野議員、そして私の2人が委員を務めておりますが、阿吽の呼吸とでも言いましょうか、私の発言において言葉足らずや核心に今一つ届いていない場合では、先輩倉野議員がしっかりフォローをしてくださり、特に打ち合わせを行っている訳ではないのですが、助けられております。  前年度の決算を審議する場ではありますが、先に記しているとおり要望を伝えることが許されている場でもあるので、しっかり問題点、課題等を見極め、そして何より市民益の向上に繋げていかなければならない貴重な場でもあります。本日も要望させていただきましたが、しっかり他部局と連携を取りながら進めるべし、そうすることのより、安全安心に繋がるという案件も見受けられます。  本日含め、連日予定の時間をオーバーしており、心身ともに疲労も溜まっていきますが、それだけの重責を担っていることを自覚しながら、先輩議員との阿吽の呼吸を持って、改めて、明日からの委員会審議に臨んでまいりたいと思います。

長野市の限定隣接学校選択制度

 10月4日付けの長野市民新聞に掲載されておりますが、去る9月28日に開かれた「活き生き更北みんなでトーク」にて、長野市教育委員会として下氷鉋小学校通学区域から真島小学校に通えるよう検討することを表明しました。実は、私もお伝えの通り、この会には参加しておりましたのでしっかりと受け止めていたのですが、昨年の市議会議員選挙において、小規模校維持という観点から、限定隣接学校選択制度の運用ができないかということを提案したい、と謳わせていただきました。地域の活力の源でもある小学校は、地域の歴史そのものであり、あらゆる知恵を絞って小規模校の維持を図るべきで、そのような観点から制度の運用として、例えば、下氷鉋小と青木島小から隣接である真島小学校への選択入学が出来るような、まさに弾力化した運用が必要だとの考えを述べさせていただきました。  現在、本市では限定隣接学校選択制度を有しており、当該制度の趣旨は、大規模校解消、つまり児童数が多くなりすぎて行き届いた教育に支障が生じるような場合、通学区を超えて隣接の学校に通学できる、というものであると理解しております。 湯谷、朝陽、昭和、下氷鉋、三本柳小がそれぞれ隣接する小学校に選択通学でき、例えば、私の母校である下氷鉋小は篠ノ井東、青木島、川中島の各校への選択が可能であり、同校の26年、27年度の2年間における申請件数を調べてみると下氷鉋から篠ノ井東へ15人、青木島へは13人、川中島へは3人となっており、大規模校の児童数を調整するという面で一定の実績があります。  そして昨年、初当選を果たし初めて臨んだ12月定例会においても上述とおり提案したところ、当時の教育長より「導入可能」という答弁を引き出すことができ、その後も、教育委員会とも意見交換をさせていただいたり要望を重ねてまいりました。  今回、地域の方々がこの案件を取り上げていただいたことで、更に前進したと思います。制度の運用が出来るからと言って、児童数が直ぐに増えたり、劇的に何かが変わることはないのかもしれませんが、あらゆる施策を講じることが必要です。私も、議員として2年目を迎えたところで、今回のように少しでも形となっていくことで、大きな遣り甲斐を改めて感じているところです。 【平成27年12月定例会議事録より一部抜粋】 鈴木:   現在、本市では、限定隣接学校選択制度を有しておりますが、当該制度の趣旨は、大規模校解消、つまり児童数が多くなり過ぎて、行き届いた教育に支障が生じるような場合、通学区を越えて、隣接の学校に通学できるというものであると理解しております。  そこで伺います。  小学校維持という観点から、限定隣接学校選択制度の運用ができないかということであります。 地域の活力の源である小学校は、地域の歴史そのものであります。あらゆる知恵を絞って、小規模校の維持を図るべきだと考えますが、このような弾力化した運用のお考えはありますでしょうか。所見を伺います。 教育次長:  子供たちが就学すべき小・中学校は、市町村教育委員会が指定をすることとされており、本市でも通学区域を設定し、就学する学校を指定しております。  しかし、本市では、主として大規模校の規模の適正化を図るため、通学区域を弾力化した限定隣接学校選択制度を、平成18年度から小学校5校で例外的に導入しております。  この5校は、19学級から30学級のいわゆる大規模校と言われる学校で、本市の小学校は、55校のうち19校が、この大規模校に該当します。  一方、本市には、6学級から11学級以下の小規模校や、5学級以下の過小規模校と言われる小学校が合わせて22校あり、こうした学校の在り方が、喫緊の課題となっております。  議員御提案の小規模校維持という観点から、限定隣接学校選択制度を運用できないかという点につきましては、導入可能でございます。ただ、隣接する学校の規模、通学距離や交通手段、通学の安全確保、児童・生徒の居住地域とのつながり等、検討しなければならない課題もございます。  子供にとって集団で学び合える環境と、地域に根差した魅力ある学校づくりを進めるために、こうした通学区域の在り方を含め、市全体の小・中学校の将来像や具体的な方向性について、今後、検討してまいります。

新たな任務

 10月に入り「衣替え」でネクタイをしっかり締めている方が目立った今日(10/3)でしたが、蒸し暑さを感じる一日でした。2週間振りに篠原孝衆院議員による朝の長野駅前街頭演説のお手伝い、そして長野市議会決算特別委員会、その後、この10月より「千曲衛生施設組合議会」議員を仰せつかっており、定例会に出席してまいりました。  千曲市の屋代にある千曲衛生センター(汚泥再生処理センター)は千曲市・長野市(篠ノ井・川中島・松代)、坂城町のし尿、浄化槽汚泥を標準脱窒素処理方式の高度な水処理施設として重要な役割を果たしております。長野市、千曲市、そして坂城町のそれぞれの議会議員により施設組合議会を形成しており、私も新たに加わっております。任期は1年で、まだまだ知識不足故に勉強しなければなりませんが、しっかりと取り組んでまいります。  今日は、平成28年度第3回定例会で、平成27年度千曲衛生施設組合一般会計歳入歳出決算認定について審議が行われるにあたり招集されたわけです。  この施設は、昭和35年に開設され平成10年の搬入量138,684.3kl/年をピークに水洗化整備により搬入量が年々減少しており平成27年度は35,862kl/年となっております。これから千曲市で議論が始まろうとしておりますが、平成33年の施設移転に向けて、いよいよ険しく厳しく、そして何より市民の方々に充分な説明を行いながら乗り越えなければならない課題に真正面から向き合うことになります。市民の合意形成を進めながら時代に合った施設としていかなければなりません。  私もそんな重要な時期に組合議会議員となったわけですが、これからの1年、将来に向けて現実と向き合いながら取り組むことが求められます。それでも現施設が稼働している訳ですので施設の維持管理、保守管理を徹底するとともに、より環境保護の更なるレベルアップを目指し、役割を果たす施設とすべく私も新たな任務を与えていただいたことに感謝しながら施設議会議員として務めてまいります。

9月10月は大変です!

 10月1日、私も市議会議員として1年が経過。中々大変な一年ではありましたが、フル稼働で無我夢中で過ごして参りました。この数日も忙殺されておりブログのアップも滞ってしまいました。  秋、運動会シーズンです。小学校は春に移行したところが多いとは思いますが、幼稚園・保育園、そして地域では秋に行われるケースが圧倒的に多いようです。そんな中、私が40年前に卒園した幼稚園の園庭運動会にお招きをいただきました。数年前に園舎を全面改築し、合わせて園庭も天然芝となり、ここで運動会が出来る子どもたちは幸せです。  9月定例会が終わりましたが、平成27年度一般会計についての「決算特別委員会」が行われております。昨年度に引き続き、私も委員を務めており、9月末~10月中まで、みっちりと審議調査を行います。この委員会では、すべての部局の歳出歳入についてチェックをしますので、大変ではありますが、本当に勉強になります。  丁度良い時期に地元更北地区での「活き活き更北みんなでトーク」が過日開催されました。市長はじめ担当部局長も出席し市民の質問要望に答弁を行うものですが、私も初めて参加させていただきましたが、私がこれまで議会でも取り上げさせていただいた案件に関し、地域の方にも取り上げていただき、極めて前向きな答弁がありました。これは収穫です。少しずつでも前に進んでいることが分かりました。更に前に進めていけるように地域の皆様とともに取り組んで参ります。  上述のように議員として1年が経過しますが、私も多くの要望をお聞きします。やはり、道路を中心としたインフラの整備に関することが多いのが現状です。そんな中、先日、地元にて区長さん等と役所担当部署、そして地元議員による土木要望の現地調査が行われました。確かにこれは直ぐに対応しなければならない箇所が多いのですが、ここ数年、同じ要望を繰り返している、というのも現実です。  決算特別委員会でも所管部局に対して改めて要望を行ってまいりますが、何年経っても何にも変わらない!では行政そして議会に対しても不信感を招いてしまいます。予算の関係があるのは分かりますが、住民サービスということを考えれば、期間を明確に区切ってしっかり出来る出来ない、いつ頃出来る、と示さなければなりません。まさに市民ファーストです。      

9月10月は大変です!

 10月1日、私も市議会議員として1年が経過。中々大変な一年ではありましたが、フル稼働で無我夢中で過ごして参りました。この数日も忙殺されておりブログのアップも滞ってしまいました。  秋、運動会シーズンです。小学校は春に移行したところが多いとは思いますが、幼稚園・保育園、そして地域では秋に行われるケースが圧倒的に多いようです。そんな中、私が40年前に卒園した幼稚園の園庭運動会にお招きをいただきました。数年前に園舎を全面改築し、合わせて園庭も天然芝となり、ここで運動会が出来る子どもたちは幸せです。  9月定例会が終わりましたが、平成27年度一般会計についての「決算特別委員会」が行われております。昨年度に引き続き、私も委員を務めており、9月末~10月中まで、みっちりと審議調査を行います。この委員会では、すべての部局の歳出歳入についてチェックをしますので、大変ではありますが、本当に勉強になります。  丁度良い時期に地元更北地区での「活き活き更北みんなでトーク」が過日開催されました。市長はじめ担当部局長も出席し市民の質問要望に答弁を行うものですが、私も初めて参加させていただきましたが、私がこれまで議会でも取り上げさせていただいた案件に関し、地域の方にも取り上げていただき、極めて前向きな答弁がありました。これは収穫です。少しずつでも前に進んでいることが分かりました。更に前に進めていけるように地域の皆様とともに取り組んで参ります。  上述のように議員として1年が経過しますが、私も多くの要望をお聞きします。やはり、道路を中心としたインフラの整備に関することが多いのが現状です。そんな中、先日、地元にて区長さん等と役所担当部署、そして地元議員による土木要望の現地調査が行われました。確かにこれは直ぐに対応しなければならない箇所が多いのですが、ここ数年、同じ要望を繰り返している、というのも現実です。  決算特別委員会でも所管部局に対して改めて要望を行ってまいりますが、何年経っても何にも変わらない!では行政そして議会に対しても不信感を招いてしまいます。予算の関係があるのは分かりますが、住民サービスということを考えれば、期間を明確に区切ってしっかり出来る出来ない、いつ頃出来る、と示さなければなりません。まさに市民ファーストです。      

信玄堤=霞堤

 昨日の夜、報道番組を見ていると興味深い内容が放映されていました。長野地方でも避難勧告情報が流れるなどしましたが、台風16号が上陸した宮崎県延岡市では400ミリ前後の大雨が降り、広い範囲で浸水するといった被害に見舞われました。 とりわけ、この地域はこれまでにも多くの水害に見舞われ、その教訓から、住宅をかさ上げした上で増えた水を堤防の外に逃がす「霞堤」という水害対策をとっているとのことで、宮崎県としては一定の効果を発揮したと分析しているようです。堤防に開口部を設けて増えた水を堤防の外に誘導するのが「霞堤(かすみつつみ)」という水害対策というのだそうです。 霞堤は、武田信玄によって考案されたといわれており、別名「信玄堤」とも呼ばれているようで、興味深い河川整備の手法だと思います。 田畑などが最大で3メートルほどの深さまで浸水したようですが、1~2日後には、 すっかり浸透し、被害を最小限に収まったようです。 壊滅的な被害をなくすことが重要だと指摘されております。 信玄堤、昔の工法を活用することで被害を最小限に抑えていく、いつどこで起こるか分からない様々な災害がありますが、あらゆる角度から研究していくことが大事で、私自身も勉強になりました。

地域の資源活かさねば!

 秋分の日、朝から雲行きが怪しい中でしたが、地元丹波島、於佐加神社にて秋祭りが大勢の子どもたちが参加で開催。育成会と氏子さんたちが協力しながら毎年行う秋祭りですが、今年も子どもたちが元気に4台のお神輿を担いで町内を練り歩き、まさに秋の風物詩といったところです。  今年の秋分の日は専ら一人現地視察といったところで、秋祭りから更北・小島田町の八幡原史跡公園内にある長野市立博物館「博物館まつり」、降雨の中でしたが、毎年、秋分の日に開催されている「博物館まつり」ですが、今日は2000人近い来館者があったようで、駐車場もいっぱいで一苦労、それでも地元の博物館が賑わうことで地域の活力に繋がりますので、今後も様々なイベントを通して博物館・地元が盛り上がる施策を講じなければなりません。  その後、地元消防団で活動されており、日頃からお世話になっているMさんと意見交換。地元でご苦労をいただいている消防団の現状について、じっくりお話を聞くことできました。とにかく、火災にとどまることなくあらゆる災害に活動が求められている中で、やはり士気が上がるような団活動を行政として支えていかなければなりません。議会、委員会の中でしっかり調査、要望をして参ります。  ここ数日、台風秋雨前線と降水量が増えております。私の住む丹波島地区は犀川右岸に位置しているので水位を見てみると大分上がっているようです。今朝方、地元で大変お世話になっている長老よりお電話をいただき、このところ河川の形が変わってきているように感じる、とのこと。私も議会において水害対策について取り上げているところでありますが、やはり安全なまちづくりには国や県任せだけでは不十分です。  時間ギリギリではありましたが、急いで松代へ。真田丸で全国から観光客が訪れている「信州松代真田大博覧会2016」ですが、恥ずかしながら、1月から開催されているにもかかわらず、本日初めて見学させていただきました。祭日の夕方前でしたが、さすが「真田丸」効果でしょう、宝物館、真田邸ともに数組の団体客もおり盛況感いっぱいの中、丁度、ボランティアの方が団体さんに説明をされていたので、どさくさに紛れ、しっかり聞かせていただきました。私も欠かさず真田丸を視ているので、これまでのストーリーを思い出しながらの参観となりました。宝物館内に甲冑や陣羽織を身に着けることが出来るコーナーがあったので、少し恥ずかしかったのですが羽織ってみました。更にこの際と思い、見ず知らずの観光に訪れた方に写真を撮っていただきました、これも交流です。  松代をはじめ長野市には宝がたくさんあって、実は、地元の人はその良さにもっと自信を持っていいのでしょう。せっかくある地域の資源、活かさない手はないと考えます。

9月議会議了

昨日9/20、長野市議会9月定例会が議了となりました。本日(9/21)、私は役所議員控室にて雑務を行っております。少し静か各会派の控室がある第一庁舎7階ではありますが、閉会中の審査など、週明けから慌ただしい日々となりそうです。 以前もお伝えのとおり、議会人事も行われ、これから1年間所属する常任・特別委員会などが決まり、 私も、新たな気持ちで取り組んでまいります。 私の今後1年間における議会内での役職です。 常任委員会=建設企業委員会 特別委員会=まちづくり対策特別委員会        =決算特別委員会        =議会報編集委員会 広域連合議会・一部事務組合議会        =千曲衛生施設組合議会議員 付属機関・関係機関等       =長野市都市内分権審議会委員 以上の6つを担当することとなりました。 特に、常任委員会「建設企業委員会」では、河川、道路など生活に直結し、また、日頃から市民の皆様から様々な要望をいただく中ですので私自身2年目を迎えるにあたり所属を希望した委員会です。 また、特別委員会「まちづくり対策特別委員会」は、私も議会一般質問でも取り上げた「公共交通」を所管するので、こちらもしっかりと対策を打ち出せるように、そして、しっかりと交通権を確立するために調査研究を行っていける委員会です。 いづれの委員会も、私がライフワークとして重点的に取り組んでいるところであり、心して望んでいきます。 更に、これまでに引き続き、「決算特別委員会」を担当しますが、この委員会は、すべての部門の決算を調査審議を行うので、市政全般を見ることができるものです。そして、これまた引き続きでありますが、市民の皆様のお手元に配布される「市議会だより」を編集作成する「議会報編集委員会」です。より市民の皆様に読んでいただけるような紙面づくりを目指していかなければなりません。 今年度も折り返しを迎えようとしております。この9月議会では長野市行政としての姿勢に疑問符を投げかける場面もありました。2元代表制のもと、議会そして議員としての役割責任を改めて認識したところでもあります。 いづれにしましても、市議会議員として2年目を迎えるわけでありますが、とにかく一日一日大事に、そして全力で取り組んでいきます。 P.S 以下、9月1日の議会初日の市長からの議案提出説明です。 はじめに、教育委員会における学校及び給食センターの建設事業に係る国への交付金申請漏れにつきましては、市民の皆様をはじめ、多くの皆様にご心配をお掛けしたことから、市の組織全体を統括する責任者として、私の月額給料20 パーセントを一月減額することといたしました。 この減額に当たりましては、条例の改正が必要になりますので、「特別職の給与に関する条例の一部を改正する条例案」を本定例会に提出したところであります。 また、教育委員会におきましては、事務を所管する部局の責任者として、教育長が月額給料の20 パーセント一月分を返納することとし、関係した職員には、文書により厳重に注意をいたしました。 今後、このようなことが発生しないよう、事務手続の正確な理解と適正な執行、複数の職員・部署による確認の徹底、関係機関との綿密な意思疎通を図ってまいります。 なお、当該交付金の追加配分に向けて、私も足を運び国へのお願いを継続してまいりましたが、7月には学校施設2事業分に係る内示をいただくとともに、8月30 日付けで(仮称)第四学校給食センター分についても内示をいただき、継続事業分については、全て交付していただけることとなりました。 今後は、新規事業分につきましても交付金を配分していただけるよう努めてまいります。 また、建設工事における積算誤りのため、契約解除による損害賠償金が発生したことにつきましては、応札された事業者や市民の皆様に対しまして、大変ご迷惑を掛けておりますことを深くお詫び申し上げます。 今後、管理職を含めたチェック体制の強化や、積算に関する研修会を継続的に実施するなどの再発防止策を講じてまいります。 財政運営次に、本市の平成27 年度一般会計決算について申し上げます。 まず、一般会計では、効率的な予算執行による経費節減に努めた結果、当初予算及び補正予算の財源として予定した33 億7,700 万円の基金取崩しを9億円にとどめることができました。 これにより、財政調整のための3基金の残高は215 億円ほどが確保でき、今後の財政需要への対応が図られたところであります。 次に、財政健全化法による財政健全化指標につきましては、市債残高の増加により将来負担比率は上昇しておりますが、引き続き、国の基準を下回っているところであります。 今回の決算と財政健全化指標から、本市の財政状況につきましては、健全な財政状態であると考えております。 しかしながら、今後は市債残高の増加により公債費が増加するため、「実質公債費比率」は上昇することが見込まれるとともに、「将来負担比率」は、確定している債務などについての指標であり、老朽化が進む公共施設の再整備等に必要な費用など、今後予定される未確定の債務もありますことから、これらの指標の推移にも十分な注意を払いつつ、引き続き健全な財政運営を行ってまいります。 さて、政府は、去る6月2日、「成長と分配の好循環」の実現に向け、引き続き、「経済再生なくして財政健全化なし」を基本とする「経済財政運営と改革の基本方針2016」及び「日本再興戦略」を閣議決定しました。 少子高齢化への対応は待ったなしの最重要課題とし、経済成長の隘路にある構造的な問題に対応するとともに、成長戦略を加速し、600 兆円経済の実現に向けて取り組むこととしております。 また、経済・財政一体改革の推進のため、平成32 年度の国と地方を合わせての基礎的財政収支の黒字化を目指すという財政健全化目標を堅持するという方針も示しております。 特に、地方財政に対しては、窓口業務の適正な民間委託等の加速や自治体クラウド等のICT化・業務改革等の全国展開を進めるほか、トップランナー方式の導入など、地方からの提案型も含めた仕組みづくり、地方行財政改革、頑張る地方を応援するための施策の拡充を図ること、とされており、今後、具体的にどのような対応がなされるのか注視していく必要があるものと考えております。 また、8月2日には、民需主導の持続的な経済成長と一億総活躍社会の実現につながる施策を展開するため、「未来への投資を実現する経済対策」を閣議決定しておりますことから、本市においてもしっかりと取り組むことができるよう、関係機関からの情報収集に努めてまいります。 続きまして、本年度の主な施策・事業の動向について、順次申し上げてまいります。 まず、第五次総合計画についてでありますが、8月26 日開催の総合計画審議会において前期基本計画の素案をまとめていただきました。 今後は、計画を推進する上で重要な役割を果たす指標について、アンケートを行った上で明らかにした現状値を基に目標値を定めることとしております。 11 月には審議会で答申の素案をまとめていただき、その後、パブリックコメントで市民意見を伺い、本年度末には基本構想についての議決をいただき、第五次長野市総合計画として取りまとめてまいりたいと考えております。 続きまして、「人口減少の克服による『長野市創生』」を目指して取り組む三つの柱について申し上げてまいります。 はじめに、一つ目の柱である「移住・交流の促進」のうち、「移住・定住の促進」について申し上げます。 「住みたくなるまち」に向け、移住先としての本市の魅力の発信に力を入れているところですが、10 月16 日に東京有楽町駅前広場において「長野市移・職・住フェア in Tokyo ~Nターンのすすめ~」を開催いたします。 昨年度、「日本一の門前町 大縁日」に合わせて実施した移住フェアを、関係機関や住民自治協議会などのご協力をいただいて開催し、本市の魅力をオールながので発信してまいります。 また、本年度から実施しております、長野地域へのUJIターン就職促進事業につきましては、7月に東京渋谷におきまして、東京圏の来春就職予定の学生に向けた「東京圏合同説明会」をスタートさせました。 また、市内でも、企業の採用担当者を対象にした「企業PR力強化セミナー」の開催、8月には、東京圏の大学3年生を対象にしたワークショップや1泊2日の企業見学ツアーを実施したところであります。 今後も東京圏在住の学生や転職希望者などを対象に、長野地域の企業を知っていただく機会を提供し、長野地域への就職につなげてまいります。 次に、「人と文化の交流」について申し上げます。 本年5月に開館した芸術館を主会場に7月14 日から29 日まで、「ながのを芸術で彩る実行委員会」の主催による音楽フェスティバル「アートメントNAGANO 2016」が初めて開催され、久石芸術監督指揮によるナガノ・チェンバー・オーケストラの初演をはじめ様々なジャンルの公演が行われました。 今後もあらゆる世代の皆様に芸術を楽しんでいただけるよう、久石芸術監督監修の下、様々な企画を展開し、夏の音楽祭として育てていきたいと考えております。 「体感!! 戦国の絆 信州松代真田大博覧会2016」の会場となっております真田宝物館、真田邸、文武学校の来場者は、8月16 日現在、約37 万人であり、前年と比べて約3倍となっております。 文武学校では、弓道や着物の着付け、古武道体験を開催したほか、真田邸では、新企画として庭園のライトアップを行いました。 今後も、文化施設を活用したイベントを開催し、観光客へのおもてなしを更に充実させてまいりたいと考えております。 続きまして、二つ目の柱であります「少子・健康長寿対策の推進」について申し上げます。 まずは、「出産・子育て支援」についてであります。 10 月1日から、本年4月1日以降に生まれた1歳未満の子どもを対象としたB型肝炎の定期予防接種を開始いたします。 既に広報ながの8月号、ながのわくわく子育てメールなどで周知を図っておりますが、接種対象となるご家庭への個別案内通知により、更に周知徹底をしてまいります。 「長野市乳幼児期の教育・保育の指針」につきましては、平成27 年7月に「長野市幼児期の教育・保育の在り方検討委員会」を設置し、指針策定に向けた審議を重ねていただいており、去る7月11 日に同委員会から中間答申をいただきました。 この中間答申では、本市の豊かな自然と文化を生かした安全な環境の中、子どもたちが「遊び」や「生活」を通して、小学校からその先の「生きる力」の基礎を培うことによって実現する、目標とする子どもの姿を「かがやく笑顔で げんきに遊ぶ しなのきッズ」と定め、その実現に向けた視点や基本方針が盛り込まれております。 今後は、今回の中間答申を踏まえ、本年度中の最終的な答申、決定を目指してまいりたいと考えております。 次に、地域型保育事業について申し上げます。 地域型保育事業は、少人数の保育により、0歳から2歳までの乳幼児を預かる事業であり、都市部における待機児童対策や、地域における多様な保育ニーズに対応するため、新たに創設されたものであります。 本市においては、「長野市子ども・子育て支援事業計画」で設定した教育・保育提供区域のうち、利用定員が不足している提供区域については、社会福祉審議会 児童福祉専門分科会の意見も踏まえ、保育所の定員の見直しなどと併せて、地域型保育事業を認可することにより、利用定員の拡大を図ってまいります。 現在、事業認可申請があった2園については、本年10 月から事業を開始できるよう進めているところであります。 放課後子ども総合プランにつきましては、6月に、利用者負担について長野市社会福祉審議会へ諮問をしたところですが、審議に当たり保護者の皆様のご意向を把握する必要があることから、5,700 名を超える子どもの保護者にアンケートを行い、74 パーセントに当たる約4,300 件の回答をいただきました。 利用者負担に対しては、「必要」又は「やむを得ない」との回答が61.8 パーセントとなり、詳細なアンケート結果を8月24 日に、審議を付託された児童福祉専門分科会にお示ししたところであります。 来年2月の答申に向けて十分にご審議をいただきたいと考えております。 「子どもの貧困対策」の一環として実施するひとり親家庭の子どもへの学習支援につきましては、予定していた定員60 名を大幅に上回る286 名の申し込みがありましたので、皆様のご要望に応えるため、委託事業者と協議して受講受入人数を拡大し、抽選を実施して受講者を99 名に決定しました。 受講決定家庭と委託事業者で日程調整を行い、8月下旬から学習目標設定のための3者面談を実施した上で、順次、学習支援を開始したところであります。 多くの申し込みをいただいたことを踏まえ、今後、できるだけ要望に応えられるよう、方策を検討してまいりたいと考えております。 また、生活困窮世帯の子どもに対する学習支援につきましては、支援が必要な対象者の選定を行うとともに、委託事業者と日程調整を行い、8月中旬から支援を開始しました。 現時点での参加者は少ないことから、引き続き対象世帯へ個別に働きかけを行い、参加者を順次増やしてまいります。 結婚支援事業につきましては、「魅力アップセミナー」の開催や「夢先案内人」による支援などを実施しておりますが、新たに「若者のライフデザイン形成支援事業」として、若者が結婚や子育てを含めた自分の将来設計について考える機会を提供するため、今月から、学生によるワークショップを開催いたします。 今後も、地域等の活動を支援するとともに、関係機関及び団体等と連携を図りながら、出会いの機会の創出など、より実効性のある取組を積極的に推進してまいります。 次に、「健康長寿社会の実現」についてであります。 市民の壮年期のがん死亡率は、部位別でみると肺がんが第1位となっていることから、更なる健康長寿に向け、従来の胸部X線検査に加えて、検診車による肺がん低線量CT検査を導入いたします。 本日、9月1日の北部保健センターを皮切りに、来年2月1日の西部保健センターまで10 会場で順次実施し、がんの早期発見、早期治療を促進してまいります。 介護保険事業の「新しい総合事業」を10 月1日に開始するに当たり、現在提供しているサービスとの違いや利用手続等について住民周知に努めるとともに、事業者説明会を開催し、サービス単価設定等についてご意見を伺ってまいりました。 今後も、住民、事業者への周知を更に進めるとともに、住民自治協議会とも連携しながら、介護予防を目的とする地域の支え合い体制づくりを推進し、あわせて地域の自主的な介護予防の取組を促進してまいります。 次に、三つ目の柱である「魅力ある地域づくり」について申し上げます。 はじめに、「農林業の振興」についてであります。 (仮称)長野市農業研修センターについては、8月から建築工事に着手しており、10 月から受講生の募集開始を予定しております。 引き続き、平成29 年4月のオープンに向け準備を進めてまいります。 また、一昨日の8月30 日に、「企業の農業参入セミナー」を開催し、農業への参入に関心のある多くの企業の皆様にご参加いただきました。 農業の担い手不足と遊休農地の増加が課題となる中、他産業からの農業参入により担い手を確保するとともに、地域特産品の創出や雇用確保等の活性化につなげてまいります。 次に、「地域活力の向上」についてであります。 地区ごとの課題に地域住民と協働してその解決に取り組む一支所一モデル事業、いわゆる「地域発きらめき事業」につきましては、主なものといたしまして、古里地区では、「三才駅かわいい化プロジェクト事業」として、三才駅利用促進協議会が中心となり、長野工業高等専門学校、長野清泉女学院大学と同短期大学の学生の協力を得る中で、キャラクターの「着ぐるみお披露目会」を8月7日に行いました。 また、鬼無里地区では、「鬼無里地区美しい農村を守るプロジェクト事業」として、事業主体である「きらめき鬼無里」により、エゴマ定植イベントを地域間交流先である第一地区と吉田地区の住民とともに実施しております。 今後、他の地区においても着実に事業を進めてまいります。 次に、「地域きらめき隊」について申し上げます。 地域課題と地域資源の掘り起こしをし、課題を解決するとともに、地域の魅力を発信するため、各地区に配置した地域きらめき隊は、積極的に地域に出向き、活動をしております。 一例を挙げますと、若槻地区におきましては、住民自治協議会が遊休農地の利活用を目的として、ヒマワリの試験栽培を始め、種から抽出した食用油の製品化を目指しております。 今後も、新たな地域おこし活動に積極的に取り組んでまいります。 次に、「安心して暮らせる地域づくり」についてであります。 増大する救急需要への対応及び地域要望を踏まえ、本年11 月から篠ノ井消防署塩崎分署で救急業務を開始いたします。 さらに、119 番通報を受け付けし、迅速的確な出動指令を行うため、新たな高機能消防指令情報システムでの運用を開始いたします。 これらの整備により、より一層市民の方々の「安全・安心」の負託に応えてまいります。 次に、防災対策の推進について申し上げます。 本日9月1 日の「防災の日」に先立ちまして、8月28 日、柳原小学校及び大岡アルプス展望公園を会場に、地区の防災関係者や地区内の大勢の皆様にも参加いただき、地震の発生、また大雨による洪水警報や土砂災害警戒情報が発表されたことを想定し、「長野市総合防災訓練」を実施いたしました。 この訓練では、本市と災害時の応援協定を締結している関係機関や団体を中心に34 の機関等にも参加をいただき、災害時の連携を確認いたしました。 特に今回は、広域的に被害が発生した場合に備え、県内市町村災害時相互応援協定に基づいて、長野ブロックとして隣接の須坂市でも被害が発生したとの想定で、須坂市の上空からのヘリコプターによる被害状況調査も実施するなど、総合的な防災訓練を実施いたしました。 今後も地域や防災関係機関との連携を更に密にし、防災体制の強化を図ってまいります。 「長野市認知症見守りSOSネット事業」につきましては、7月21 日に事業者と協定を締結し、本日、9月1日から事業を開始いたしました。 認知症の行方不明高齢者を早期に発見できるよう、警察や民間の協力事業者と連携を図ってまいります。 次に、「特色ある教育の推進」についてであります。 活力ある学校づくり推進事業では、少子・人口減少社会に対応した「児童生徒が集団で学び合える豊かな教育環境」の構築と学力向上を目指し、中学校区に配置している8名の連携推進ディレクターが学校間や学校と地域をつなぐ取組を行っております。 去る7月29 日には第1回「活力ある学校づくり検討委員会」を開催し、少子・人口減少社会に対応した、子どもにとって望ましい教育環境の在り方について諮問しました。 今後は、約2か月に1回程度委員会を開催し、連携推進ディレクターの取組の成果や課題も踏まえた審議を行い、平成30 年6月までに小中学校の将来像について答申をいただく予定であります。 次に、そのほかの施策について申し上げてまいります。 はじめに、公共施設マネジメントについてであります。 現在、公共施設再配置計画を策定中でありますが、再配置検討のモデルとして、芋井地区住民自治協議会のご協力をいただき、5月から7月にかけて4回、市民ワークショップを開催いたしました。 様々な年代の住民がいろいろなアイディアを出し合うワークショップ形式のグループ討議は、地域住民の合意形成に非常に有効であるものと考えております。 今後も市民の皆様の意見をお聴きしながら、公共施設マネジメントを推進してまいります。 マイナンバーカードを活用したコンビニエンスストアでの住民票の写し及び印鑑登録証明書の交付サービスにつきましては、本年10 月から開始するための準備を進めております。 これによりまして、最寄りのコンビニエンスストアにおいて、土日や祝日でも、早朝から深夜まで証明書の交付を受けられることになり、市民の皆様の利便性が向上するとともにマイナンバーカードの普及拡大にもつながるものと期待しております。 地方独立行政法人長野市民病院につきましては、地域包括ケアシステムの構築を支援するため、本年8月1日より新たに「地域包括ケア病棟」を開設いたしました。 この病棟は、急性期の治療が終わった患者の在宅復帰支援及び在宅療養患者の急変時の受入れを目的としており、在宅診療・療養支援を行う「訪問看護ステーション」などとともに「地域包括ケアセンター」として一体的に運営することで、在宅患者や地域医療を担う、かかりつけ医の先生方の安心を支える役割を果たしてまいります。 フードバンク活動の支援について申し上げます。 食品ロス削減に向けた取組の一環として、フードバンク活動への支援に取り組んでおりますが、6月には、初めての試みとして、主に市職員を対象に食品提供を呼びかける「フードドライブ」を実施し、約100 名から700 点を超える食品を集め、活動に取り組まれているNPO法人にすべて寄付いたしました。 今後も、連携・支援に向けた意見交換を継続し、市民対象のフードドライブ開催や市主催イベントへの出店などの活動に対する支援を実施してまいります。 国立公園における国・県・市町村や地域振興関係者による協働型管理運営の全国のモデルケースとなるよう、7月19 日に妙高戸隠連山国立公園連絡協議会が設立されました。 今後は、本連絡協議会のビジョンや管理運営方針に基づき、関係者の皆様と一緒に、本国立公園の豊かな自然環境の保全と、魅力を活かした利活用を進めてまいります。 本年5月5日の火災により焼失しました鬼無里の湯浴室棟につきましては、指定管理者が浴室棟を再建することで協議が整い、現在、施設建設に向けた実施設計と焼失残骸の撤去を進めております。 今後は早期営業再開に向け、指定管理者や施工業者と協力し、取り組んでまいります。 また、鬼無里の湯では、地域内循環型エネルギー対策事業として薪ボイラーの導入を計画しておりましたが、浴室棟再建の道筋が立ちましたので、薪ボイラー導入につきましても予定どおり進めてまいります。 次に、空き家対策の推進について申し上げます。 市では、現在、住民自治協議会を通じ、地域の皆様から、地区内にある空き家の所在地情報のご提供をいただく中で、市内全域の空き家の実態調査を開始しており、本年度末までに、空き家の老朽度や敷地を含めた管理状態等の外観調査を行います。 また、併せて、空家等対策計画の策定や空き家対策の様々な施策の早期実施に向けた検討を進めております。 都市計画道路「県庁緑町線」沿線の整備につきましては、地域住民の皆様を対象に整備方針説明会を開催し、用地買収と建物移転に着手しております。 平成32 年度の事業完了を目指し、沿線地区の一体的整備を積極的に推進してまいります。 戸隠伝統的建造物群保存地区に関する取組についてでありますが、8月の定例教育委員会において、保存地区の範囲と保存計画が決定されたことを受け、国に対して重要伝統的建造物群保存地区に選定いただくよう申出を行いました。 選定されますと歴史を活かした魅力あるまちづくりをこれまでにも増して地域の皆様と行政が協力して進めていくことができるようになりますので、早期に選定されることを期待しております。 水道事業につきましては、水道使用量の減少に伴い、料金収入が落ち込む厳しい経営状況の中、老朽管の更新や施設の耐震化など、多くの課題に取り組む必要があります。 本年度は水道料金の見直しの年でありますので、去る7月27 日、次年度以降の水道料金について上下水道事業経営審議会に諮問し、来年1月の答申に向けて、ご審議いただいているところであります。

9月議会議了まであと1日

 長野市議会9月定例会は、明日(9/20)で最終日となります。長野市議会ではこの9月議会が1年間の一区切りとなり、明日は議会人事(副議長選挙や各議員の委員会など)が中心に行われます。この9月議会は私にとって実に良い勉強となり、一般質問に加え、請願不採択に対する反対討論、高揚感を覚える議会となりました。  さて、今議会で専ら議論となったのは、公正取引委員会より談合をしたとして、課徴金納付が命じられた富士通との間で、長野市が指名停止とする直前の7月27日に専決処分とした案件です。「国民健康保険特別会計」に関するシステム改修費用の承認案件に関して、議会初日、質疑の中で明らかになり、以後、大荒れとなったのは、新聞、TV等でもご存知かと思います。  まず、この案件に関して、問題点を質疑の中で明らかとなった訳ですが、私含め殆どの議員が寝耳に水だったと思います。議員として反省しなければならないのは、常日頃からしっかりアンテナを張りながら、情報をしっかり収集し精査をしていかなければならない、ということです。  本会議において、承認案件から急遽、委員会へ付託され、私が所属する福祉環境委員会にて議論の場が移ったわけですが、更に、総務委員会でも激しい議論がなされました。  上述の通り、私自身の調査不足もありますが、議決権を持つ議員の一人として、委員会及び本会議にて、私は“承認せず“の反対票を投じました。  改めて、談合とは報道等を通して「業者同士が前もって話し合いを行い、落札価格を決めてしまう」ことです。  例えばですが、地方自治体がある大型施設を建設する時に、工事費用を少しでも抑えるため、競争入札で最も安い金額を提示した業者に発注しますが、業者側が事前に工事の見積金額を打ち合わせで決めていたとしたら、業者自身が儲かるように費用をコントロールすることができます。やはり、不公平であるし、税金の使われ方とすれば、余計な経費がかかり税金の無駄遣いとなってしまいます。故に、社会的な制裁が科せられ、重大事件として取り扱われるのは当然だと思います。  それが、長野市にて、そうした企業が談合で処分を受けた概ね1か月後に、また、長野市が指名停止を行う4日前に専決を行った、というのは、信義に反すると考えますし、議会側にも専決を行う際にしっかりと事情説明があって然るべきです。税金の使い方、公務員としての倫理感など、今回は今後の長野市行政としての仕事に対する姿勢を正す意味でも、私は反対することに決めた訳です。  そうした非常に重い案件もあり、この9月議会は、私が初当選しこれまで4回目の議会となりますが、緊迫感が更に増し、精神的にも大変なものでした。これは、丁度昨年に選挙で初当選し、議員として1年が経とうとしている中で、少しずつ、議会の中においても物事に対して厳しく接することが出来てきているのだと前向きに捉えております。更に、私が所属する会派の中においても、私以外の全議員が当選3回以上、論客揃いの中であるので、私への厳しい注文も増してきております。有り難いことです。周囲に成長の機会を与えていただいております。2年目を迎えるにあたり、益々自覚を持ち取り組んでいきます。  さて、本日(9/19)、長野市で今年度から始まった「地域発きらめき事業」で、地元更北地区にて『サイクリング自転車貸出事業』開所式が行われ出席してまいりました。 川中島古戦場を訪れる観光客や地域住民その他幅広い利用者にご利用いただき、更北地区内、近隣地区の史跡・名勝を自転車で散策することで公園全体の価値を高め、地域の全体の活性化を図ることを目的としております。史跡公園内に新たに駐輪場が設けられ7台の自転車が待機しております。公園内の食堂龍虎さんに管理を委託しており、1台・4時間・300円となります。丁度、川中島古戦場からホワイトリンクまでサイクリングコース約3km(片道約25分)もあります。また、食堂龍虎さんにはサイクリング事業に合わせ作成された更北史跡マップも置いていると思います。私も寒くなる前に活用したいと思います。 めっきり寒さすら感じる季節となってきました。年月が過ぎるのは早いものですね。