今回は、健康・安全・農業・財政・教育をテーマに質問しました。項目は、
(1) 健康長寿のまちづくりと「ながのベジライフ宣言事業」について
(2) 消防団の装備充実による安全なまちづくりについて
(3) 親元就農者支援事業の予算確保について
(4) 教育問題について
ア 情報モラル教育について
イ 主権者教育について
ウ 部活動指導員と教員の働き方改革について
(5) その他(篠ノ井のまちづくりに関して、必要に迫られたため、急遽「要望」しました。)
です。ぜひ、ご覧ください。↓
http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=81&category_id=3&inquiry_id=2256
最近、加藤市長は「カムバックtoながの」を合言葉に、若者のUターン就職の環境づくりに積極的に取り組んでいます。各種会合において、本人の挨拶だけでなく、代理の挨拶でも話すように指示しているようで、しきりに耳にしますが、いいことだと思います。特に、成人式において触れたのは時宜を得た秀逸な取り組みと評価しています。
長野市の若者は、8割が県外へ進学し、そのうちの6割が地元に帰ってこない状況で、これでは、いくら男女のマッチングや子育てしやすい環境づくりをして自然増を達成しても、本市の人口は減少する一方です。
帰ってくるためには職場が必要ということで、地元企業とのマッチングに力を入れ、都内で「ナガノのシゴト博」の開催や、地元企業へのインターンシップツアーの実施、合同就職説明会の開催など、UJIターン就職につながる取り組みを進めています。
その積極的な取り組みに賛同すると共に、私の立場でも、最も地元にいる必要がある「農林業」で生活できる市政を目指すよう、提言を続けてまいります(^^)v。
健康寿命延伸は、全ての人にとって重要なことであり、行政としても取り組むべき大切な課題です。私も、その観点からスポーツ環境の整備や地域コミュニティーの活性化策、福祉の推進を提言してきました。ですから、この9月定例会に、「健康長寿を目指し、市行政、市議会が食に対する意識啓発に積極的に取り組むことを求める請願」が提出されたこと自体は望むところなのですが、この請願は「サキベジ」の推進に偏り過ぎていて賛成できかねました。サキベジは、10分間、まずは野菜を食べ続けるべき、との運動なので、長野市保健所は、低栄養になりがちな高齢者の健康増進のためにはたんぱく質の摂取を推奨したい立場です。
これらの総合的見地から、我が会派は、この請願を継続審査として更なる議論を行うべきと主張しましたが、サキベジ推進派の公明党と、それに同調する新友会の多数決により、あっさり採択されてしまいました。サキベジは、肥満解消のためには有益のようなので、反対するつもりはないのですが、たんぱく質を意識的に摂取すべき高齢者がサキベジを実践して健康被害を生じたら取り返しがつかないため、我が改革ネットは、請願を採択すべきとした委員長報告に反対しました。特に、我が会派は、総合的な健康づくり推進条例を制定した宇部市を視察させていただいた経緯があるため、黙っているわけにはいきませんでした。
何故、反対するのかを明らかにするため、私が会派を代表して反対討論を行いましたので、その討論を以下に記載します。
「17番、改革ながの市民ネット、望月義寿でございます。
請願第36号、健康長寿を目指し、市行政、市議会が食に対する意識啓発に積極的に取り組むことを求める請願を採択すべきものとした福祉環境委員会委員長報告に反対の立場から討論を行います。
本請願は、請願事項を「健康寿命延伸を目指すまちにふさわしい姿勢を、市民に分かりやすい形で積極的に発信すること」と結ばれており、その趣旨には会派一同大いに賛同するところです。健康寿命延伸は誰しも望むものであり、本市においても、第三次長野市健康増進・食育推進計画「ながの健やかプラン21」を策定し、市民の健康増進に努めています。
しかしながら、健康増進のためには、その人その人に合わせた、きめ細かい総合的な対策が必要であり、例えば、近年、高齢者の低栄養、栄養欠乏が問題となっている状況で、栄養過多の人に効果があるサキベジを一律に推奨すると、かえって健康被害が生じかねません。
会派で視察させていただいた山口県宇部市では、健康づくり推進条例を制定し、行政・市民・事業者・地域・市民団体・健康づくり関係団体が、それぞれの役割を明らかにし、協働・連携して積極的に健康づくりを推進しておられました。
本来は、この請願趣旨をしっかりと受け止め、市民の食生活・運動習慣・医療体制・地域交流・住環境、生活環境、交通環境の整備など、総合的観点からの健康づくりを考え、できれば、議員提案で健康づくり条例を制定することも視野に議論すべきであると考えます。拙速な請願採択に反対し、私の討論といたします。」
平成29年9月定例会において個人質問を行いました。取り上げたのは、
(1) 南部図書館の建替えと公共施設マネジメント指針について
(2) 学校給食費の自治体徴収について
(3) 放課後子ども総合プランの配分金について
(4) 犀川南北間の渋滞解消に向けた市長の決意について
です。いつもよりカミカミですが(^^ゞ、内容的には意義のある質問になったかと思います。ぜひ、ご覧ください。↓
http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=66&category_id=3&inquiry_id=2067
改革ながの市民ネットとして、平成29年10月29日執行の長野市長選挙の候補予定者に公開質問を行い、回答をいただきました。以下に掲載します。ご判断の一助になれば幸いです。
170812市長選予定候補者に対する公開質問の回答まとめ
平成29年3月定例会において、個人質問を行いました。
今回は、パンも地元産の小麦で提供すべきとの観点から学校給食の地産地消を、農業振興として効率化や品質向上のために品目別の団地化推進や肥料の空中散布・地域奨励作物支援事業奨励金の品質加算導入・加工所の設置を提案し、子育てや介護をしつつ働きやすい職場環境整備のためのイクボスの育成、地元篠ノ井のこと、放課後子ども総合プランの有料化について質問いたしました。
激戦のアメリカ大統領選挙において、大方の予想を裏切りドナルド・トランプ氏が当選し、次期大統領に決まりました。イギリスのEU離脱と同様、世界中の人々が、行き過ぎた自由貿易による格差と貧困、それらを遠因とするテロや戦争に対し、不安と怒りを募らせている結果と考えます。
いずれにしても、アメリカの将来を決定するのはアメリカ国民であり、日本としては、その結果を受け止め対策を講じる以外にはありません。むしろ、既定路線の転換を主張するトランプ氏が次期大統領となることを、我が国の対米依存・新自由主義的貿易の在り方を見直すきっかけとする好機であると考えます。
ところが、残念ながら、安倍政権は、明確にTPP反対・来年1月20日の就任初日に協定からの離脱を宣言しているトランプ氏が次期大統領と決まった翌日に衆議院でTPP承認案を強行採決してしまいました。外交上非礼であり、無意味としか言いようのない拙速ぶりに唖然とします。与党は「再交渉に応じない決意を示した」等とわけのわからないことを述べていますが、協定自体に反対している相手に対して再交渉に応じないと言っても意味不明です。むしろ急いで参加したがっていることを示すのは、アメリカ側から「承認して欲しければもっと譲歩しろ」と言われるだけに決まっているのに、そんなこともわからずに不透明となった新米政権相手に外交交渉ができるのでしょうか。
そんな中、自民党の鈴木憲和衆議院議員は、TPP反対を公約に初当選したことを理由に採決を棄権しました。反対にまわるべきではありますが、この安倍独裁政権の圧力の下、信念に従った行動をとられたことに敬意を表します。
今後、防衛・貿易を始めとする国家の在り方を考え、国益・国民益をいかに守るかの正念場を迎えることになります。日本の在り方は主権者である日本国民が決めることです。共に考え行動してまいりましょう(^-^)。
富山市議会において政務活動費の不正使用が発覚し、11名もの議員が辞職する等、大問題になっています。長野市議会は大丈夫か?とのご心配のお声を頂戴したことから、長野市議会における政務活動費の現状についてご報告します。
平成19年10月、初当選した私と、新友会を割って出た2名、市民ネットから2名の合計5名で、議会改革を目指す新会派「政信会」を立ち上げました。代表の塩入学議員を中心に改革を先導し、日当の廃止、グリーン車の利用禁止、政務調査費の減額、一問一答方式の導入、市議会だよりへの発言議員名・議決状況の掲載等々の改革を実現してきました。政務活動費の使途基準も明確化し、議会事務局のチェック体制もしっかりしているため、長野市議会においては不正使用はないであろうと考えます。現在、会派を再編し「改革ながの市民ネット」となりましたが、今も更なる改革を目指して提言を続けているところです。
ただ、実情をお話ししますと、議員報酬は、名目だけは高いのですが、そこから日々の活動資金や慶弔費を捻出するため、可処分所得がかなり低いのが現状です。仕事の重さに比較して可処分所得が少なすぎるため、全国の市町村議会において定員割れを起こしています(おそらく村議は持ち出しになっている方が多いはずです。市議会議員の場合でも、それなりに有能なサラリーマンよりかなり低いため、志があっても家族の反対で出馬できない事例を仄聞しますし、やはり、退職金が入った後の経済的余裕のある方でないとなりずらい面があります。)。もちろん、不正受給は論外ですが、「高い報酬をもらっている」と思われるのは、一部の大都市を除いて、全国の市町村議員としては実情をわかっていただきたいと思う方が多いであろうと推察します。
地方行政は、首長と議員の二元代表制でチェック&バランスにより適切な運営を図る形になっていますので、議会が機能しないと首長の独裁になりかねない危険があります。また、地区の声を行政に反映するためにも地元議員の存在は重要だと考えます。より良き市町村政・市町村民益のために、より良き議員が活躍できるようご理解いただけましたら幸いです。
やりがいはあるのに収入が少ないのでなり手がいないって、何か農業みたいですね。そういう仕事ばかり選んでしまう私と結婚してくれた妻に改めて感謝です(^^ゞ。
平成28年9月定例会において個人質問を行いました。篠ノ井駅西口の再開発・茶臼山動物園の再整備・アーチェリー場の防矢ネット更新についての提案型の質問です。ぜひ、ご覧ください(^-^)。個人質問16です。↓
http://www.city.nagano.nagano.jp/site/siseihousou/139242.html
3月4日(金)13:45頃から3月定例会において個人質問を行います。公共施設再配置における市長の基本姿勢・南部図書館の建て替え・市役所駐車場無料時間の延長とレストランの夜間営業・神楽などの用具に対する補助制度の1つが休止になった件・新幹線通学への補助・私有除雪機の有効活用による通学路の除雪について質問いたします。
新議場における初めての質問となりますので、ぜひ、傍聴にお越しください(^-^)。
追伸 質問の動画が長野市議会のHPにアップされました。ぜひ、ご覧ください。個人質問10です。↓