2016年も残すところあと数時間となりました。市議会議員となり2回目の年の瀬を迎えております。
消防団の年末警戒、挨拶回り、市政報告号の作成などなどの業務を終え、本日の午後からは自宅の大掃除で新年を迎える準備が完了しました。今年を振り返ると、充分な活動が出来たとは中々言えません。何が足りなかったのか? やはり自分自身の中にまだまだ甘さがあると感じます。すべての事において120%の力を出し切ることができたのか、はっきり言ってノーです。新年を目前にして反省材料ばかりが目の前に立ち並びます。先代の九重親方(横綱千代の富士)の言葉が頭を過ぎります。
そんな反省の多い年ではありましたが、年の瀬を迎え、そして、新年を迎えようとしております。大勢の方々に支えていただきながら、活動をすることが出来た1年となりました。来年は私も年男、更なる努力を重ねながら、一歩づつでも前に進んでいける年とすべく頑張ります。
過日開催した車座集会にて地元の方よりマンホールと道路面の段差が酷く何とかならないものか、というご意見を賜りました。現場を確認したところ、確かに、その段差は交通安全上、危険が伴う部分であり、早期の改修が必要なため市担当者と連携し、対処をお願いしました。
有難いことに、数日の間に改修を行っていただき、これで地域の交通安全の向上にもつながったのではないか、と思います。
(写真では分かり辛いのですが、マンホールの南側が陥没)
(綺麗に改修していただきました)
たまたま車座集会を開催し、たまたまご参集いただいた方からのご意見が形となった、こうしたコミュニケーションを通して議員は身近であり、何かあった際には話をしてみよう、という雰囲気が出来上がっていけば、と考えます。ただ、すぐに出来るものと、出来ないものがあるのが心の痛むところではありますが。。。
いづれにしても、何気なく暮らしていると、それが当たり前と感じてしまい、見逃しがちとなってしまう危険個所ですが、コミュニケーションによって発見しながら、地域に暮らす方々の満足度、安心なまち、とするのが市議会議員の大きな役割です。
いよいよ慌ただしくなる年末に向かっていることと思います。12月議会終了後は年末あいさつ回り等で忙殺されております。
そんなある日の朝、私は日常業務の「朝の街頭活動」にてマイクを握っていると、一台の車が歩道縁石を乗り上げ私に向かってくる、という振り返ってみても身震いがしてくるほどの恐怖を感じた次第です。車は私の右前方15m程先の辺りからハンドル操作を誤り縁石にぶつかり、さらに乗り上げてしまい、歩道を走りながら交差点の中央付近で停止した、といった具合でした。私の前を通り過ぎた後、あるご婦人を辛うじて避けることができ、幸いなことに人身事故、また、車両同士の接触もなかったことが何よりです。
しかし、冷静に考えてみると、もし、私があと1m程歩道寄りに立っていたら、また、そのご婦人があと1歩2歩早く歩いていたら、大きな人身事故につながり、また、車両同士の事故となっていたかもしれません。まさに、車は走る凶器と一瞬にして化してしまうのだと、改めて実感した次第です。
12月31日まで、長野県下では「年末交通安全運動」が展開中です。忘年会等で飲酒の機会も増えていく時期でもあり、更に道路の凍結等、普段にもまして交通安全を意識しなければなりません。私自身も車での移動が多い仕事ですので、十分に気を付けて年末に向かっていきたいと考えます。
本日(12/16)、長野市議会12月定例会最終日を迎えております。午後、今議会に提出された議案、請願について議論が交わされることとなります。そんな中ですが、同時に長野市議会全員協議会というものが12月14日、議了後の12月19日、更に2月に開催されることになっております。ここでは、今長野市で策定中である「第5次長野市総合計画」について説明、質疑等が行われます。
本格的な人口減少時代の到来と言われ、平成20年をピークに減少局面に入っており、長野市では、現在の38万人弱の人口が10年後の平成37年には36万弱と推計されております。平成29年度は長野市にとって今後10年間、どんな方策も持ってこの人口減少社会に向き合い対応していくのか、継続的な発展に向けた総合的かつ計画的な行政運営の指針として策定されるのが「第五次長野市総合計画」です。この計画は長野市の最上位計画(最高方針)として位置づけられており、その中身について多くの市民の皆様にも関心をお寄せいただきたいものであります。
長野市の「総合計画」策定の経緯は、昭和41年に建設10か年計画が最初で、以後、昭和46年に「長野市総合基本計画」、昭和61年に「第二次長野市総合基本計画」、平成19年に「第四次長野市総合計画」、現在、第4次総合計画後期基本計画に基づき様々な施策が展開されているところです。
今年度(平成28年度)で第4次の後期基本計画が終了し、来年度から始まる第五次長野市総合計画策定作業が佳境に入っており、12月14日、長野市議会全員協議会が開催され説明がありました。この中身については後日にするとして、まずは、長野市の現況について改めてご報告いたします。
最も重要なのが財政です。平成28年度の一般会計予算歳出歳入で1553億(補正予算除く)であります。現在の歳入でみてみますと、市税は全体の36%、国・県支出金17%、市債14%、地方交付税14%、譲与税・交付金6%、諸収入とその他で15%となっております。
長野市として、向こう10年間の財政状況について、市税は緩やかな回復を見込みつつ、生産年齢人口減少による市税への影響、また、固定資産税は減少と見込んでおりますが、市税全体では総額には大きな増減はない、と見込んでいるようです。
一方で、地方交付税については減少傾向、普通建設事業費(道路・橋梁・学校・公共施設などの社会資本整備に要する費用)では老朽化施設の増加、現状の維持修繕費に一定額の上乗せを見込み、扶助費・拠出金では生活保護費などを中心に増加傾向、公債費について市債の発行は平成27年度がピーク(228億、公債費は144億)、平成33年度に公債費192億(市債101億)と見込まれております。
こうしたことから、平成31年度に普通会計収支の黒字化が見込まれているものの、平成34年度には収支が逆転、基金に頼らざるを得ない状況になると見込んでおります。
こうした財政状況は国の地方財政対策や制度改正などで変動する可能性があると思いますが、決して安泰ではないのが実情です。だからこそ、まずはこの先10年という期間において限られた経営資源を最適に配分し、最大限に活用しながら、また、市民とともに、市民の満足度が高まるような市政を創り上げていかなければなりません。第5次長野市総合計画ですが、そうした意味で、市民ニーズをしっかり把握しながら市民に寄り添った施策の展開が必要不可欠です。私たち議員、議会がしっかり市政をチェックしながら持続可能な長野市としなければなりません。
長野市議会12月定例会も本日12日からは舞台を各委員会に移し論戦が交わされていきます。私が所属する建設企業委員会では8つの議案が付託されており議論に臨んでいきます。
先週12月6日から9日までの4日間は代表質問、個人質問が行われ21人の議員が登壇。犀川南運動場周辺に関すること、公共施設の在り方、災害対応、放課後子ども総合プランの有料化、教育問題などなどが取り上げられ前向きな答弁もあれば、今一つしっくり来ないものもありましたが、私自身こうした議論の中身を精査しながら自分自身の活動にも生かしていきたいと思います。
さて、12月は議会中で何かと慌ただしい毎日ですが、先週に引き続き地元での車座集会を開催しております。2箇所で開催したわけですが、中々厳しい意見要望もいただく中で参集された方々と共に考え、そして私自身の考えをお伝えできたのでは、と思います。参集された方より、今までこうした機会が無かった、懲りずに定期的に行って欲しい等、激励をたくさんいただきました。
以前のブログでも紹介しましたが、こうした車座集会は、ありがちな動員型のものではなく、参集人数には拘らず「鈴木洋一の話を聞いてみよう、意見を言いたい」等、あくまでもその地域の方々との対話を重視したものです。この日も災害対策、都市計画、少子化対策、公共施設の利用料金、地域内の道路事情等、貴重な意見をいただきました。大事にしたいことはやはり双方向、コミュニケーションです。一方通行ではなく、真摯に聞く耳を持ちながら、対話を通して問題意識を共有していく作業が深めていければ、と考えます。夕刻の寒い中、お集まりいただき心より感謝で、鈴木を育てていこう、という温かくも厳しい眼で見て頂けていることに改めて感謝感謝です。
本日(11/30)より12/16まで17日間の会期で長野市議会12月定例会が始まりました。
初日の今日は理事者(市長、副市長)より議案説明が行われました。
市長から、来年度(平成29年度)の財政状況について、市税の増収に期待することが難しく、また、地方交付税においても合併算定替えに係る特例措置部分が更に縮減していく一方で、歳出では、少子高齢社会の進展に伴う社会保障関係経費、市債残高に伴う公債費の増加が見込まれるとの厳しい財政状況だという認識を示されました。
そんな中でも進めなければならない新規・拡大事業についても十分に精査の上で、必要性、緊急性の高いものを厳選してメリハリのある予算としていく旨の報告がありました。
「人口減少の克服による『長野市創生』」を目指す姿勢の中では、移住・交流の促進として、本市に移住し起業される50歳未満の方を対象として本年10月より始まった移住者企業支援金制度の運用、また、2020年東京オリンピック事前合宿誘致活動に向け、来年1月にフランス水泳連盟からアクアウイングにてジュニアチーム合宿の申し入れがあったとのことで、期間中の市内子どもたちとの交流も計画中ということです。
「魅力ある地域づくり」の中で農業振興については、先のブログでも少し触れましたが、農業被害対策をも併せジビエ肉を地域活性化資源として有効活用することを目的として『ジビエ振興計画』に沿ってジビエ肉処理加工施設について議論を進めていく方針で、今後、市内及び首都圏等の販路確保に取り組んむ方針です。また、地域活力の向上について、一例として、七二会地区で間伐作業で切り出した木材販売に加え、間伐材を薪にして販売している等の活動が活発化することで活性化に繋げていきたい、という姿勢が示されまました。私も、この間伐材の利活用、更に言えば山林の持つ多面的機能を発揮させるために、今、調査研究しているところなので、市域全体での取り組みとなり、全体としての活性化に繋げていきたいと考えます。
防災関係では、本市では震度7クラスの地震が起きると、約2,000人の死者が予測でき、その原因の9割以上が建物倒壊による圧死と想定しているようで、防災意識の啓発に努めるとともに、災害に伴う地域での死者ゼロを目指し、防災体制を確立していく、との考えを示しました。私はこれまでの議会でも取り上げてきましたが、地震、そして水害、あらゆる災害からまずは人命を守る観点から行政が責任をしっかり果たさなければならないと考えます。私自身、今後もしっかり危機意識を持ちながら訴え続けていきます。
上述したものは一部ではありますが、この定例会では、議案46件、報告9件、併せて、市民の方々から提出された請願と、今年度(平成28年度)一般会計補正予算の議論がなされます。適宜、本ブログでも中身についてご報告させていただきますが、しっかり12月議会に向かっていきます。
過日、地元農産物直売所を訪れた際、一台の屋台車が登場しておりました。この直売所で屋台者車が、ここ数週間前より”猪肉”を使用した料理を出張販売している、とのことでした。私もこれまで、所謂、「ジビエ」肉の料理をあまり口にする機会もありませんでした。この日は、これはチャンスと思い、猪汁(うどん入り)を食させていただきました。率直な感想は”美味い!”で、想像以上にお肉が柔らかく、全く問題なく、上述のとおり、”美味い”料理でした。
長野市において、現在、ジビエ振興計画が作成されており、「”ながのきらめきジビエ”で元気な地域づくり」のもと、基本方針、方向性が示されております。
長野市の有害鳥獣による農業被害、農作物被害額は高止まりではあるものの平成27年度は、62,051千円となっており、また、イノシシの被害額は減少傾向にある一方で、ニホンジカによる被害額は変化がないようです。そんな中、年間で千頭前後のイノシシとニホンジカが捕獲されているが、ほとんど利活用されていない、というのが実態で、大半が埋設処分せざるを得ない状況であり、更に、狩猟者の高齢化や会員減少による負担の増、捕獲意欲の減退が今後懸念されております。
そうしたことを踏まえ、今後の課題として、高止まりしている被害の軽減に向けた新たな取り組み、ニホンジカの捕獲強化、捕獲個体の有効活用と地域活性化につながる取り組み、新たな狩猟者の参入促進等が挙げられております。
今回示されたジビエ振興計画では、今後の課題解決に向けた一つの方向性として、ジビエ肉の戦略的な活用があります。最近お披露目された移動式解体処理車の導入検討に加え、ジビエ肉処理加工施設の整備推進が掲げられております。市内既存のジビエ肉処理施設(民設民営)の抱える交通アクセス、運営の担い手不足の問題から、長野市として新たなジビエ肉処理施設が必要と判断しております。
確かに、猪肉は美味しかったし、鹿肉も美味しいと思います。例えば、ジビエ肉の有効活用による中山間地域の活性化、新たな雇用の創出と、所得の向上に繋がれば良いのですが、やや建設ありき、で話が進んでいっているのではないか、と私も会派レクの際に質問させていただきました。今抱えている課題があるが故にジビエが利活用できず、未だにジビエ=少し珍しい、では中々軌道に乗せるのは難しいでしょう。しかし、処理施設を新たに建設する方向であるのであれば、これは失敗は許されないわけで、建設が妥当なのかどうか、調査研究を深めていかなければなりません。
衛生施設視察2日目は埼玉県深谷市の「深谷市衛生センター」へ。今回視察したセンターは本年4月より運転が開始された施設です。旧施設での処理方法は千曲衛生センターと同じ「標準脱窒素方式」でしたが、固定分離・希釈下水道方式となり、し尿:8kl/日、浄化槽汚泥:105kl/日の113klの処理能力を持っております。
施設の特色としては、脱水汚泥の含水率70%以下まで低下させることが可能となり、これまでの85%から70%になったことで重量も50%となった、とのことでした。
新旧の比較として、維持管理の面では、電気料が1,521,251円/月→611,041円/月にコスト削減された一方で、薬品等の消耗品では、725、992円/月→1,102、539円/月にアップ。また、希釈下水道方式となったため下水道料が新たに生じ2、114、690円/月となっているようです。ただ、現在は3倍の希釈で行っているが、下水道条例の基準を満たすことを前提として2倍の希釈ということも考えているとのことで、下水道料も2/3に節減することも可能のようです。
ただ、こうした環境への負荷を考えると必ずしも経費ありきという訳にもいきません。悩ましいところではあると思いますが、平成26年度予算と来年度予算では5千万の予算減とのことです。
自然環境との調和を図り、環境保全に万全を期した施設である「深谷市衛生センター」、受け入れから下水道放流までの適切な運営・管理を学ばせていただきました。
11月24、25の2日間、千曲衛生施設組合議会議員一同で行政視察を行っております。
一日目の今日は、神奈川県相模原市の「津久井クリーンセンター」を視察。まず、相模原市は平成19年に旧津久井郡と合併し、現在の人口は72万人強、政令指定都市です。津久井クリーンセンターは、元々市内に2か所あった老朽化した施設の一元化を図り、し尿、浄化槽汚泥、ディスポーザ汚泥を受け入れ、遠心分離水機で含水率70%以下の脱水汚泥と分離液に分離、最終的に下水道排除基準まで希釈し、公共下水道に放流しております。また、脱水汚泥は市のごみ焼却施設にて助燃材として活用している、という説明を受けました。
千曲衛生センターは標準脱窒素処理方式を採用しているので、施設の維持管理費等は津久井の方が大分コストがかかっておりません。また、千曲は、余剰汚泥を脱水、乾燥して堆肥化設備で剪定枝チップと混合発酵し、汚泥発酵肥料として生産販売を行っておりますので、単純な比較は出来ませんが、平成33年にセンターの建て替えが予定されているとともに、公共下水道の普及により、現在、310kl/日の処理能力のところ、98klの処理です。津久井センターは、処理人口が33、895人に対し、処理能力89kl/日で、千曲は33、783人で310kl/日(実情では98kl/日)をみるにつけても、大いに参考になる施設であると感じます。これまで千曲衛生センターは、循環型社会形成という観点から経費削減ンとCO2削減に取り組んできました。これからの施設の在り方をも含めて、この議会の中で私もしっかり学ばせていただき、持続可能な環境社会づくりにかかわっていきます。
土曜日、この日、母校法政大学の長野県北信地方の同窓生組織である「長野法友会総会」が開かれました。今回は準備、受付等からお手伝いの依頼があり、ほぼ終日を費やしました。
総会後に行われた記念講演会では、元法政大学野球部監督の五明公男名誉教授のお話をお聴きすることができました。五明先生は、東京都出身ですが、長野市篠ノ井に疎開され、また、奥様が長野市出身ということで長野市に縁のある方で、江川卓氏が在学中に監督を務められました。江川氏の剛腕があり完全4連覇を果たした話しもありましたが、私が特に心に落ちたことは、先生が法政二高野球部時代に、甲子園3連覇を目指していたものの、宿敵の浪商に負けてしまった。その理由が①慢心、②過信、③気の緩み、が原因であった、とまとめられておりました。また、常にベストコンディションを維持していなければならない重要性、普段から緊張感を持つこと、努力と自信をもって物事に取り組む姿勢、等、私の仕事を行う上でも、決して忘れはならないことを改めて教えられました。貴重な講演を聞くことが出来、感謝です。また、この会を通じて、私のご近所の大先輩がいらっしゃるのですが、その方が野球部OBで、江川氏の1年後輩だということがわかりました。そうした方が近くにいらっしゃることも私にとっては宝となります。
日曜は、挨拶回りを午前中に終え、今期本拠地最終戦を迎えるAC長野パルセイロの応援へ。
来期より「長野Uスタジアム」と名称が変わり、新たなスタートを切るにあたり最終戦を勝利で飾り、更に期待をするとともに多くのファンで埋め尽くされるスタジアムにて、今期好成績を治めたレディースチーム、そしてトップチームを応援していきます。
スポーツでも仕事でも、取り組む上での大事なことは一緒、11月も終盤戦、冬の寒さに負けずに頑張ります!