「長野市の鷲澤正一長野市長は、5日からの市議会3月定例会と7日発信のメールマガジンで、市役所第一庁舎と市民会館の建て替え工事費が当初の134億円から151億円と、17億円増額となったことについて、「当初の事業費の説明が必ずしも十分ではなく、正確な情報提供という点で配慮が欠けていたことにおわびする」と陳謝した。
(中略)
改革ながのの小泉一真氏の「基本設計決定前の24年7月時点で134億円を超える可能性があると認識していたということでよろしいか」との質問に、寺沢部長は「認識していたかどうかとお尋ねであれば、認識はしていた」と答弁。さらに「23年の設計者選定プロポーザル提案の時点では(設計)金額に関する債務というものは発生していない」との考えを示した。小泉氏は「プロポーザル提案の時点で、金額の縛りがなかったというのが、今回の問題についての原因ではないか。南長野運動公園総合球技場改修のプロポーザル提案では、80億円という上限額を設定し、事業費縮減を要求水準書に明記していたのとは対照的だ」と指摘している。」
(25年3月12日 建設タイムズ)