この日(8月15日)は、わが国の終戦記念日です。今年で第二次大戦後 78年の歳月が経過したことになります。
一部(軍部)の政治家の暴走により引き起こされた ともいえる第二次世界大戦は、当初の戦勝ムードから一変 やがて烈火を極める敗走戦へと戦況は雪崩をうつこととなり、1945年(昭和20年)のこの日、昭和天皇による玉音放送をもって改めてポツダム宣言受諾が正式に表明され、戦闘行為が停止されたのでした。
あれから78年。
私たちは 平和社会の恩恵の中に今を暮らしています。
しかしそれは、さきの大戦で図らずも散華(さんげ)せられた先人のおかげさまであり、私たちは今後も そのご薫陶を忘れることなく社会の中で過ごしてゆくことを改めて思うところです。
◇川中島駅前広場 盆踊り2023 2日目
平和社会を享受する中、先人に感謝しつつ「川中島駅前広場 盆踊り2023」が2日目を迎えました。
気をもんでいた台風も どうやら西に進路を変えたようで、当地はいくらかの南風の中でしたが 大過なくイベントが行なわれていました。
この日の開祭に際し、進行を務めるDJショーケンさんが 不戦の思いに触れると同時に、イベント等へ天候の影響があった際の大変さを知る立場で 西日本の方々にお見舞いの言葉を述べられ、意識を共有しておられたのが印象的でした。
二度と無い今年の夏。みなさんは この日も盆踊りに興ずる中で、思い出づくりとしておられる風でした。
夜店の定番 生ビールも供され、普段は手酌で晩酌のお父さんたちが この日ばかりは売り子で大活躍です。
毎週に亘って 地元野菜などを販売する「エコプロジェクト信州」のみなさんも〝特別出店〟されており、笑顔で接客されておられました。
こちらはMさんご夫婦。
動物好きの奥さんがニャンを連れてご同伴。どっかへ行かないよう ニャンなのに「リード」をつけて愛玩しておられるのでした。
人見知りしない大物ニャンでした ^^/
盆踊りの〝華〟でおられる日舞の会の方々の今夜のご衣装は 鮮やかな緑色の浴衣。
毎日衣装替えをしてのご出演、会場に彩りを添えてくださっていました。
この日も「ゴミ受け入れブース」が設けられ、ほぼ全員の参集者が 出したゴミを持ち込んでくれていました。
それに対し 当番を担う方から「ありがとう!」の声がかけられ、お互いに気持ちのイイやり取りが交わされていました。
この日の当番さんにも 改めて敬意を表させていただきました。
※ちなみに、イベント直後の会場の路上の様子。ゴミひとつ無い 素晴らしい美化ぶりでしょ。
会場には「地域おこし協力隊」として長野市に移住しておられるSさんご夫妻が。
移住後 初めての参加となる盆踊りを楽しんでいる風でした。
〝育ての親〟でもある地元のTさんが 行事の歴史や苦労話について解説されておられました。このお二人が地域に馴染むのも(イイ意味で)時間の問題でしょう。
4年ぶりの開催となっている まちの盆踊りも2日目を数えました。
来る人も 主催する人たちも、みんなが久しぶりに味わう「交流の場」は それぞれの想像以上に楽しいものであるようです。
大人も子どもも 男も女も一様に笑顔を湛えて時間を共有しています。
そんな〝4年ぶりの ひと夏の思い出〟も、16日にフィナーレを迎えます。
(この日もアイスキャンディーのお振る舞い)
この日(8月15日)は、わが国の終戦記念日です。今年で第二次大戦後 78年の歳月が経過したことになります。
一部(軍部)の政治家の暴走により引き起こされた ともいえる第二次世界大戦は、当初の戦勝ムードから一変 やがて烈火を極める敗走戦へと戦況は雪崩をうつこととなり、1945年(昭和20年)のこの日、昭和天皇による玉音放送をもって改めてポツダム宣言受諾が正式に表明され、戦闘行為が停止されたのでした。
あれから78年。
私たちは 平和社会の恩恵の中に今を暮らしています。
しかしそれは、さきの大戦で図らずも散華(さんげ)せられた先人のおかげさまであり、私たちは今後も そのご薫陶を忘れることなく社会の中で過ごしてゆくことを改めて思うところです。
◇川中島駅前広場 盆踊り2023 2日目
平和社会を享受する中、先人に感謝しつつ「川中島駅前広場 盆踊り2023」が2日目を迎えました。
気をもんでいた台風も どうやら西に進路を変えたようで、当地はいくらかの南風の中でしたが 大過なくイベントが行なわれていました。
この日の開祭に際し、進行を務めるDJショーケンさんが 不戦の思いに触れると同時に、イベント等へ天候の影響があった際の大変さを知る立場で 西日本の方々にお見舞いの言葉を述べられ、意識を共有しておられたのが印象的でした。
二度と無い今年の夏。みなさんは この日も盆踊りに興ずる中で、思い出づくりとしておられる風でした。
夜店の定番 生ビールも供され、普段は手酌で晩酌のお父さんたちが この日ばかりは売り子で大活躍です。
毎週に亘って 地元野菜などを販売する「エコプロジェクト信州」のみなさんも〝特別出店〟されており、笑顔で接客されておられました。
こちらはMさんご夫婦。
動物好きの奥さんがニャンを連れてご同伴。どっかへ行かないよう ニャンなのに「リード」をつけて愛玩しておられるのでした。
人見知りしない大物ニャンでした ^^/
盆踊りの〝華〟でおられる日舞の会の方々の今夜のご衣装は 鮮やかな緑色の浴衣。
毎日衣装替えをしてのご出演、会場に彩りを添えてくださっていました。
この日も「ゴミ受け入れブース」が設けられ、ほぼ全員の参集者が 出したゴミを持ち込んでくれていました。
それに対し 当番を担う方から「ありがとう!」の声がかけられ、お互いに気持ちのイイやり取りが交わされていました。
この日の当番さんにも 改めて敬意を表させていただきました。
※ちなみに、イベント直後の会場の路上の様子。ゴミひとつ無い 素晴らしい美化ぶりでしょ。
会場には「地域おこし協力隊」として長野市に移住しておられるSさんご夫妻が。
移住後 初めての参加となる盆踊りを楽しんでいる風でした。
〝育ての親〟でもある地元のTさんが 行事の歴史や苦労話について解説されておられました。このお二人が地域に馴染むのも(イイ意味で)時間の問題でしょう。
4年ぶりの開催となっている まちの盆踊りも2日目を数えました。
来る人も 主催する人たちも、みんなが久しぶりに味わう「交流の場」は それぞれの想像以上に楽しいものであるようです。
大人も子どもも 男も女も一様に笑顔を湛えて時間を共有しています。
そんな〝4年ぶりの ひと夏の思い出〟も、16日にフィナーレを迎えます。
(この日もアイスキャンディーのお振る舞い)
8月15日、戦後78回目の敗戦記念日。 ウクライナ戦争の惨禍は止まず、核抑止論が声高に叫ばれる中、地元安茂里小市の称名寺の「非戦の鐘」に参加...
みんなが待ちに待った〝まちの交流イベント〟が4年ぶりに復活しました。
「川中島駅前広場 盆踊り2023」が盛大に開催され、初日を迎えたのです。
JR川中島駅前に在する「本町区(もとまちく)」の住民有志は 事(こと)あるごとに様々なイベントや企画を催しておられ、まさに〝地域コミュニティーの源泉地〟となっておられます。
とりわけ、お盆のこの時期に催される「盆踊り」は 昨今の地域における季節の風物詩ともなっており、周辺に暮らす方々 とりわけ夏休み中の子どもや家族・ふるさと川中島に帰省した若年家族や若者たちなどが この櫓(やぐら)をめざしてあい集い、旧交を温めたりしているのです。
ところが、そこに降って沸いたコロナ禍が。
ご多分に漏れず こちらのイベントも無期限延期を余儀なくされ、何だかんだで3年間もの空白期間となってしまったのでした。
それでも まちの盛り上げを期する関係者の「心の炎」は、絶えることなく灯(とも)し続けられていたのでした。
あれから丸三年。
止まっていた時計が再び動き出すように、まちの交流イベントが再開したのです。
正式な開会は午後7時なのですが、そのずっと前の時間帯から JR川中島駅前広場には多くの人たちが集まってきていました。
台風の接近も予想されていたことから 出店の開店を早めたそうなのですが、それらに早くも長蛇の列が。
夜店の定番でもある金魚すくいでは 取れた破れたと歓声が上がっています。
実行委員会のメンバーは、保健所の許可を得たうえで イカ焼きやフランクフルト・おでんやラムネなどを廉価で供しています。
ここにも早うから長蛇の列が。
可愛い売り子さんが花を添えていました。
こちらでは〝プチ同窓会〟の輪が。
(前掲でも触れましたが)このイベントを契機に皆が旧交を温めておられ、会場のそこここで同じ年端の人たちが談笑する姿が見受けられます。
ここにも このイベントの大きな意義が感じ取られるところです。
私は実感しました。みんな、イベントに飢えていたんだ。
3年間に及ぶコロナ禍の影響で 行事やイベントはことごとく中止や延期を余儀なくされ、人と人との交流が 自粛によってロックされてきました。
それが ようやく解き放たれた今、人々は 再会(再開)を待ち望んでいたのかもしれません。
こちらの実行委員会にも、開催については かなりの迷い(慎重論)があったと聞き及んでいます。
それでも コロナ5類移行を契機に、再びみんなの笑顔の創出のために 再びオールを漕ぎ出そうじゃないか。
そんな まちを思う関係者の総意が、この夜の大きな盛り上がりにつながったのでした。
やがて定刻の19時。K区長の開祭宣言と同時に 盆踊りのスタートです。
こちらの地区には 日舞を趣味にもつ舞踊の会があり、その方々を師範として盆踊り(の音楽)が延々と流され 踊りの輪が連なってゆきます。
老いも若きも男も女も みんな分け隔てなく踊りの輪を成し、笑顔のうちに時間を共有しておられました。
この日は ときどき小雨がパラつく微妙な天候となっていましたが、それでも時間が経っても人が減る気配は無く、駅前広場は人また人の盛況ぶりです。
「コロナ禍以降、ここでこんなに人を見たのは久しぶりだわい。」とムラの名士も驚きを隠せないでおられました。
ところで こちらの盆踊りイベント、ひとつ特徴ある〝部署〟があるのです。
会場の数カ所に「ゴミ分別担当スタッフ」を配し、会場で出たゴミを その場で分別しながら受け入れておられるのです。
概して イベントの際には、終わった後に(会場に)ゴミが散乱し イベント後に片付けるものですが、こちらのイベントは ゴミが発生した瞬間に分別回収を受け入れるために 散らかりゴミはゼロ。
会場を訪れた人も 今はこのシステムを理解しており、ゴミが出た際には自主的にゴミブースに(ゴミを)持ち寄ってくださいます。
この崇高な取り組みにより、会場は美化のまま維持されていたのでした。
担当スタッフの方々に「このこと(イベント会場でゴミを出さない努力)は、来場した 特に子ども達の情操教育にもなり、非常に意義が深いと思います」と伝え、最大限の敬意を表したところです。
やがて初日のフィナーレを迎え、お楽しみの「アイスキャンディープレゼントタイム」です。
4年越しのアイスキャンディーです。待ちかねた子ども達は長蛇の列を成し、それでも順序よく並んでは 次々にもらってゆきました。
〝踊り子〟だった日舞の女性陣は 直ちに受付嬢に早変わり、笑顔で子どもらに 真夏のオマケを供していました。
「冷たくってオイシイ!」だってサ ^^/
4年ぶりのまちの交流イベントは、若干の降雨に見舞われたものの 大過なく初日のフィナーレを迎えました。
閉会後のミーティングで N実行委員長は、久々のイベントが無事に開催できたことに感謝の意を表すると共に あと2日ヨロシクお願いしますとされておられました。
こちらの地区の交流イベントは、来訪者のみならず 主催する住民そのものも活性してくれるエネルギーのようなものがあると思います。
イベントに向け計画し 力を合わせて準備を行ない、当日には来訪者の笑顔に触れて達成感を覚える。
これこそが 地域活性化の原点じゃないか。
「川中島駅前広場盆踊り2023」は、14日~16日の3日間 午後7時~9時をめどに〝連日開催〟されています。
どうかみなさん、お誘い合わせて(お一人でも)足を運んでみてください。
暑い。とにかく暑い。
戸外を歩いていると、アタマがボーっとしてくるような感じです。
市内を移動中に 大型の気温表示計に目をやると、ついに36℃の標示が。
体温の中にいることになります。
私自身、この日初めて「あれ…熱中症?」というような 何ともいえない感覚に陥ったものです。
頭痛というほどではありませんが、頭が重くなるような感覚と 何というか足が前に進みにくくなるような倦怠感。
あと、電池切れの近い電化製品のような動作不良を実感することとなり「こりゃヤバイ」と思い、甲子園球児のクーリングタイムではありませんが 通りがかりのスーパーの休憩スペースに飛び込み しばし身体を冷やしたものでした。
この 言いようのない酷暑。これを乗り切るには、それなりの体力と滋養が必要なようだということを実感したところです。
そのためにも「シッカリ食べてよく寝る」ことが大切であることを再認識したところです。
そんな中、従前に栄養士として働いていた方から「今、高齢者の間で「栄養失調」の人が意外と多い」旨を知らされ、この際は みなさんに改めて周知するところです。
で、このこと(栄養失調)が、夏バテ要因の筆頭にもなり ひいては重大な健康被害の要因にもなることを、私たちは思っている以上に深刻に捉えなければならないとのことなのです。
高齢者の方々は、食事自体は 朝・昼・夜と 三食を規則正しく摂っておられます。
それなのに、昨今 栄養失調に陥る高齢者が増えているとのこと。
これは「新型栄養失調」とも呼ばれ、厚生労働省の調査によると 70歳以上の5人に1人が該当すると報告されているそうです。
新型栄養失調になるのは、食事をしっかり摂っているつもりでも タンパク質やビタミン、ミネラルなど体の滋養の原資となる栄養が足りない「低栄養」が原因とのことです。
戦中戦後の貧しい時代ならいざ知らず〝飽食の時代〟との言われるこの時代に栄養が足りない高齢者が増えている?不可思議ともいえる社会状況ですが、そこにはいくつかの理由があるようです。
低栄養になる要因の一つに「粗食志向」があるとのこと。
高齢化に伴い「メタボや肥満にならないよう」との〝過剰な心がけ〟によって、また「年寄りはそんなに動かないのだから、たくさん食べなくて大丈夫」などと言っては〝粗食を良し〟とする思考が低栄養を招くことになってしまうそうです。また、40~50才代の頃の健康診断で指摘されたコレステロールや脂質過剰が意識の中に残っており、年を取っても卵や肉を避ける傾向があり それがタンパク質の不足を招いてしまうことになっているそうです。
そこに加えての要因の2つめに「加齢による消化吸収力の衰え」があるようです。
高齢になると身体の消化吸収力が低下するため、若い人と同じ量のタンパク質を摂っても、効率よく筋肉や血管にすることができなくなってきます。
1日あたり必要とされるタンパク質の摂取量は、高齢者と現役世代の必要量に差は無いそうです。なのに、高齢者の消化吸収量が衰えることで 必然的に体内の滋養が減ってしまうことになってしまうのです。
この 高齢者のタンパク質不足は「フレイルティ(虚弱)」の症状を招くことになり、疲れやすい・力が出ない・持久力が無い といった〝バテる〟状態の要因となるとのこと(夏バテや熱中症の要因)
そして、そんな低栄養が 単なる体調不良に止(とど)まらず、認知症や寝たきりのリスクにもつながるそうです。
低栄養によって筋肉が落ち・免疫機能の低下・血管や臓器の劣化の要因ともなり、それが例えば歩行時の転倒にもつながり、ひいては骨折・肺炎等の感染症・脳出血・心不全の可能性、それらがやがて認知症や寝たきりになるリスクにもつながるとのことです。
そんな低栄養にならないためには、やはり 魚・肉・卵・乳製品・大豆製品などのタンパク質、さらに タンパク質の合成を促進するビタミンやミネラルを含有する野菜を積極的に摂ることが欠かせない。余り前のことですが。
私も地域を歩く中、食事を〝省略〟する高齢者の高齢者の方々を多く見かけます。
朝はご飯と漬物だけ。昼は素麺(そうめん)だけ。夕飯は菓子パン一つ。これで一日の食事とか。
「そんなんで大丈夫?」と訊くと「オラ もうこんな年を取ったから、そんなに食わなくてもイイんだ。」と笑って応えてくれますが、どう考えても栄養不足でありましょう。
今や人生100年の時代。
そんな中、人生の仕上げの段階を元気に過ごすよう また現下の酷暑を乗り切るためにも、70・80代を迎えた(超えた)人ほど、タンパク質や野菜をシッカリ摂ってほしい。
酷暑にしんどさを覚えた私からも、先輩方に乞うところです。
過般の報道で、隣国における公(おおやけ)の場で発した わが国政治家の発言に大きな違和感を覚えたのですが、そのこと(発言)に対して 県内の主要地方紙が、私と同様の反応を示しました。
で、この認識は 私だけでなく多くの方々が覚えた(思った)のではないでしょうか。
麻生太郎 自民党副総裁が、訪問した台湾で講演し その際に「日本・台湾・米国などの有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められる」と述べ、その節(せつ)の結びに「戦う覚悟です。」と言い切ったのです。
私は、この発言を たまたまたニュース報道で耳にし、思わずその場に固まってしまいました。
「戦う覚悟」とは。
あたかも戦時に突入する直前の大本営発表を彷彿とさせる政治家の発言ではないか。
但し 麻生氏の前フリには「抑止力」なる文言が置かれています。
その下りは 平たく言うと「戦争をしないための抑止力を強めるために戦う覚悟を」とのことのようですが、それ(抑止力)のための「戦う覚悟」の前提には 止(とど)めの無い軍備増強と、合法的に(自衛隊員が)戦地に赴(おもむ)けるための法律の改正が伴うのではないか。強い懸念を禁じ得ません。
また この〝麻生的発想〟に、私は 北朝鮮の金正恩体制の政治的行為(思想)を重ねてしまうところです。
彼は、朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議の場で「核戦争抑止力をさらに強化するために戦略武力を高度の臨戦状態で運営する」とし、あくまで抑止力のために核ミサイル開発に注力する意思を改めて示したことが報じられています。
いわば 自国の核(武力)開発を〝抑止のため〟と正当化(スリ換え)しているものでありますが、この異常ともいえる発言(方針)は 言いよう(聞きよう)によっては、さきの麻生発言に共通していると言えるのではないでしょうか。
このことについて、11日付の信濃毎日新聞1面の「斜面」でも 危機感をもって論評されていました。内容は下記のとおりです。
時代劇で武将が討たれる時、こんなセリフをよく聞く。辞書を開くと「覚悟」には「観念」の意味がある。「迷いを去る」「心構えをする」との意味でも使う。さて、今回の発言はどんな意味で、誰に言ったのだろうか◆自民党ナンバー2の麻生太郎副総裁が台湾で講演した。「最も大事なのは台湾海峡を含む地域で戦争を起こさせないこと」。その通り。そのため「日本、台湾、米国などの有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められる」と言った。「戦う覚悟」と◆武力を持つだけでなく本気のファイティングポーズを示さなければ、相手の武力行使は止められない―。そうした抑止論に驚きはない。戦わぬために戦う覚悟が要る、との発想が世界の現実と考える人々は発言を評価している。戦わない覚悟こそ持て、と思う筆者はうなずけない◆麻生氏お得意の失言ではなく、断交により訪台できない首相の代役として言ったのだろうか。日中平和友好条約45年の今年、戦争を省みる8月15日を前に「戦う覚悟」を言い放つ神経に驚く。台湾総統選で「きちんとした人を選ばないと」とも発言した◆台湾の有権者に失礼ではないか。ウクライナ戦争について「弱いのがいじめられる」と話していた麻生氏。「戦う覚悟」は日本国民に対して発したようにも聞こえる。台湾有事は日本有事なのだから、その時は観念して参戦を受け入れ、戦争に協力しろと。
勇ましい言葉の行方が恐ろしい。
・・・・・・。
今、社会(世界)は これまでに無く 国同士の緊張状態が高まっていると思います。
第二次世界大戦以降、その反省を基に 無用な争いを回避し、決定的な争議は起きていない(起こさない)状況が維持されてきましたが、あれから七十有余年が経過し 再び国家同士の険悪ムードが高まる様相となってきました。
で…非常に残念ながら その琴線を切ってしまったのが、ロシアによるウクライナ軍事侵攻でありましょう。
そのうえで 私(だけじゃないでしょうが)が憂慮するのが、その悪しき状況に乗っかるように 一国の政治家が「この際は軍備増強を」の方向に傾斜し、それを多くの国民が 支持または「やむなし」と思うようになってきていることではないか、と。
ご案内のとおり、わが国は 一部の政治家の暴走ともいえる論理展開をきっかけに、忌まわしい戦争に突入し、多くの罪も無き国民が生命財産を奪われることとなってしまいました。
にも関わらず、今現在 国をリードする役割を担う政治家が「戦う覚悟を」と言い放つ恐ろしさ。
少なくとも私は、抑止力のために武力を増強し 他国に拳を上げてファイティングポーズを取る政治姿勢は「違う」と思います。
残念ながら(これは与野党問わず)今の政治家が 真の外交努力を尽くしているとは思えません。
それを尽くしたうえで次の段階に進むのであればイザ知らず、それを無くして花火だけを上げる〝パフォーマンス外交〟は危険極まりないと思わざるを得ないことを感想するばかりです。
久々のブログ更新です。 8月3日から今任期最後の市議会定例会が始まり、10日には最後の本会議質問を10分の時間で行いました。20年間を総括す...
これまで挨拶回りを重ねるうち、結構な頻度で 声(ご意見)をいただくことがあります。
それは「マイナンバーカードの(行政の)扱いは大丈夫なのか?」とか「マイナ保険証移行は拙速じゃないか」さらには「資格確認書は〝屋上屋(おくじょうおく)〟じゃないの?」との内容…総じて 政府が急ピッチで進めようとしている〝マイナ保険証〟発行に向けた一連の取り組みに対する「疑問の声」なのです。
このことについては、国(政府)が さきの国会で「マイナンバー法」などの改正関連法を強行的に成立させ、現行の健康保険証を廃止したうえでマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の利用を進めようとしているものですが、行政サイドの狙いに相違してマイナンバーに関するトラブルが相次ぎ判明し(マイナンバーへの)国民の信頼は大いに揺らぐことになっているのはご案内のとおりです。
多くの方々疑問視しているのが「来年の秋には現行の保険証が廃止される」との〝決まりごと〟でありましょう。
(さきに成立した)改正法によると、国は 現行の保険証を来秋に廃止しマイナンバーカードと一体化するとのこと。最長1年の猶予期間はあるものの 私たちは基本的に「マイナ保険証」で保険診療を受けることになります。マイナンバーカードが無い人や カードはあっても保険証機能を持たせていない人には「資格確認書」を発行し、受診できるようにするそうです。政府は当初、この確認書の有効期間を長くても1年とし 原則として本人申請に基づき更新すると説明しました。これに対し 法律上は〝任意〟であるカード取得の〝事実上義務化〟との批判が寄せられたことから、後に政府は「有効期間は最長5年で申請も不要」とすることにしたとのことです。
マイナンバーカードの優位性・利便性を裏付けるハズの「保険証との一体化」が、逆に国民の不安・不信を煽(あお)ることになってしまいました。
マイナンバーカードの推進の陰(かげ)には、新型コロナウイルス禍での「10万円給付」において、紙ベースの申請により給付手続に時間がかかったことなどの〝悪しき経験値〟があり、それらを解消し 災害時などの給付金を素早く支給できるよう(マイナンバーカードを)活用したり、高齢者を対象に 年金口座とマイナンバーをひも付けて利便性を向上させたり…との狙いは随所に垣間見られました。
しかし、そんな利便性を余所(よそ)に、マイナンバーカードを普及させる段に数々のトラブル、それも個人情報や金融口座など〝他人様(ひとさま)の懐(ふところ)に手を突っ込む〟ような齟齬(そご)が頻発したことで「マイナンバーカードの利用拡大はリスクを高める」とのマイナス評価が高まることになってしまいました。
これらのトラブルの多くは、各自治体における担当者の確認不足や入力間違いといった「人為的ミス」と、プログラム自体に問題があった「システム不具合」に大別できるようです。
マイナ保険証に別人の情報がひも付けられた事例では、健康保険組合などの作業時に住所などの本人確認が不十分で 同姓同名の人が登録されたケースや、マイナ保険証以外でも(マイナンバー)のひも付けミスがあり、本来はAさんに振り込まれるべき給付金が別人のBさんに振り込まれる誤入金も起きたそうです。
また一方、ある人(Cさん)が マイナンバーカードを使ってコンビニで住民票の写しを取得した際、全く関係の無いDさんの証明書が発行されたこともあり、これはシステム会社のシステム不具合が原因だったそうです。
さらに、公金受取口座の誤登録も。
これは主に自治体窓口の共用端末で発生。前の人(E職員)が使った後にログアウト(端末の初期化)をせずに次のF職員による作業が行なわれ、F職員の登録作業にE職員が扱った人の口座が登録されてしまったそうです。
また、公金受取口座に 本人以外の家族らの口座が登録された事案もあり、これは 親が子どもの手続きで自分の口座を指定したケースに見られるとのことです
で、ここに 河野太郎デジタル相が保険証廃止を表明して(不信に)拍車がかかり、現下の状況に至っているようです。
この事態を受け、政府は今年6月に「マイナンバー情報総点検本部」を設置、岸田首相は秋までに他のひも付けに誤りがないかどうか確認するよう関係閣僚に指示しましたが、調べれば調べるほどに〝粗(あら)〟が検出されることとなっており、私も含め多くの国民が「大丈夫かいな?」と思っているところです。
政府はカードを利用できる機会を増やして便利さを実感してもらい 制度の定着につなげたいとしています。カードは現在 身分証としての使用やコンビニでの公的証明書交付などで使えており、将来的には運転免許証や介護保険証の機能の搭載も予定されています。
顧みれば、政府はカード普及を重視するあまり ポイント事業などに注力し過ぎ、制度への国民の理解を深める努力に欠けていたと言わざるを得ないところです。
一方で 現場を預かる自治体職員への研修を半ば省略する形で普及を急いだこともトラブルの大きな要因となりました。
霞ヶ関職員の〝机上の空論〟に踊らされ、国民との板挟みにされたのでは たまったものではありません。
そのうえで、今回 提案されている、保険証代わりとなる「資格確認書」です。
マイナ保険証を持たない人全員に発行するとのことですが、側聞すれば 来年8月には、これと並行して 現行の健康保険証も発行されるとのことなので「だったら健康保険証の継続でイイじゃん。」と思うのは私だけではないでしょう。
で、この「資格確認書」の発行コストは 約240億超の予算が投下されるようなのです。
〝繋(つな)ぎ〟で、しかも現行の保険証とほとんど同じカード事業に 新たに240億超の予算投入とは。
この陰(かげ)には、いったん関連法を改正してしまった以上 再び健康保険証を継続させるには、もっかい法改正を行なわなくてはならないことから「今さら元へは戻れない」との〝メンツ〟めいた目論見があるようですが、逆に言えば 法律の再改正を行なえばイイんだったら、そうすればイイじゃないか、と思うところです。
何だかつまらんメンツに囚(とら)われて意固地になっているフシもあり…納税者のこともちったあ考えろ!と声を大にして言いたいところであります。
さきの新聞記事に「子どもの習い事(ならいごと)諦(あきらめ)ないで/低所得者支援 CF(クラウドファンデイング)で寄付募る」の記事が載り、耳目を引くと同時に 長野市が新たに行なう事業との整合性を考えさせられたところです。
記事によると、教育支援に取り組む公益財団法人が 、家庭(親)の経済的状況により スポーツや習い事・キャンプ体験などをあきらめざるを得ない状況になっていることに鑑み、その費用を支援する中で それ(費用)をクラウドファンデイング(不特定からの寄付)で補おうというものです。
この団体の取り組みの背景には、社会に内在する「格差」があることは自明です。
富む者と富まざる者…それが その子女にも影響が及ぼされているのはやり切れないところでありますが、そんな いわばどうしようもない現実に心を砕き、具体的な支援を行なっているのは崇高な取り組みと申せましょう。
この団体の活動詳細までは知るところではありませんが、いわば日(陽)の当たらない子女に「機会」を与える活動が CFの力を借りるなどして継続的に行なわれることを期待するところです。
ところで、この活動を同義と思われるのが 長野市が行なう「こどもの体験応援モデル事業」です。
このことについては さき(25日付)のブログでも触れたところですが、この度 長野市が「スポーツや文化芸術・自然体験・民間の各種教室など 市や民間が多様な体験プログラムを用意し、そのプログラムの参加に利用できるクーポンを配布することで、子どもたちがプログラムを通じて自分の好きな活動を見つけ、自己肯定感を育みながら成長できる環境を提供するもの」として、こども1人あたり1万円の電子クーポンを配布するものです。
私は、今回の公益財団法人の記事と この長野市の事業を重ね合わせたとき「こども支援の継続性」について思わずにおれませんでした。
(これは やはり25日のブログでも触れていますが)世帯の状況(経済的事情)により習い事が憚(はばか)られている世帯の子どもに せめてもの体験をさせてあげようという趣旨自体に異論を唱えるものではありませんが、問題は やはり「継続性」ということに尽きるでしょう。
クーポンを使って習い事を体験「こりゃ面白い」として〝やる気スイッチ〟がはいり「もっとやりたい!」となるも、1万円クーポンが終わった時点で「ハイ、おしまい」というのであれば、自己肯定感どころか 自己否定につながりかねないと思わざるを得ません。
この件については、本会議の答弁等で 効果測定を行なうこと・それらを踏まえて継続的に実施を目指すとされており、今後に含みを持たせることになっています。
このことから、この応援事業には「継続性」が欠かせないところであり、事業を実施するなら 一時的な支援に終わらないよう計らうべきことを強調したいところです。
理想と現実の狭間で揺れる子どもらを逆に翻弄することのないよう、事業によって「匂わせ」となり ひいては〝罪つくり〟とならないよう、今後の事業の行方を見守ってゆかなければなりません。
記事に載った公益財団法人が 子どもに対し永続的な支援を目指していることを見るにつけ、それに比して長野市の事業が 真に子どもの支援に(永続的に)つながるものになるかどうか、検証してまいります。
長野市議会の令和5年9月定例会が8月3日に開会しました。
今年は市議会議員の改選の年にあたるため、本来は9月に開催する定例会を8月に前倒しで行います。
今定例会には3件の請願が提出されました。
市の担当部局にご協力をいただき、勉強会を開催いたしました。
2023年8月8日 改革ネット請願勉強会
明日から二日間は一般質問があります。
改革ネットからの登壇予定は下の通りです。
8月9日(水)13時より 塩入 学 議員
8月10日(木)11時ごろより 布目 裕喜雄 議員
議場での傍聴のほか、長野ケーブルテレビでも生中継があります。
どうぞよろしくお願いいたします。