先週12月7日、改選後、初となる長野市議会12月定例会一般質問で登壇しました。今回は、私が選挙の際に訴えさせていただいた項目の中から川中島古戦場史跡公園の再整備、また、青木島遊園地廃止に係る検証委員会、市長の発言等について取り上げました。
市長とは、「市長と議員はともに選挙で選ばれるという二元代表制のもとで、対等な立場から、緊張関係をもって相互の理解、協力を進め、市民が幸せを実感できるまちづくりを進めることが求められている、という趣旨で議論いたしました。内容について、ご報告します。
<川中島古戦場史跡公園の再整備について>
鈴木:本年4月、市長に手交された更北地区関係団体連名による「川中島古戦場史跡公園に観光ハブの道の駅建設に関する要望書」にあるレストラン建設や地元農産物の販売スペース設置等は、観光と観光に親和性の高い農業の連携により地域経済の好循環をつくり出し、長野市長期戦略2040が目指す市民所得倍増につながる。市長には果敢な御判断を求めたい。
市長:レストラン建設や地元農産物の販売スペースの設置は、地域の活性化、さらには観光周遊拠点としての充実につながるものと考える。まずは、公園内における飲食のサービスに関しては、キッチンカー等、移動販売車の導入により、利用者のニーズなどを把握していきたい。その上で、レストラン建設について、民間資金の活用や様々な先進事例などを調査研究していきたい。
また、地元農産物等の販売スペース設置については、観光客への地元特産品や農産品PRなどにより農業振興につながると考える。地域の農業関係者の御意見を伺いながら、検討を進めていきたい。
<川中島古戦場まつり実行委員会からの要望について>
鈴木:来年(令和6年)、同まつりが記念すべき30周年を迎えるに当たり、上越市等との連携による観光誘客と記念イベント開催に係る支援の拡大及び記念イベント開催に当たって一番の課題となる公衆トイレの改修、増設を求める要望書が手交された。
上越、甲府両市と締結している「集客プロモーションパートナー都市協定」の枠組みにおいて、祭りのPR等について積極的な協力を求める。なお、トイレは喫緊の課題だ。仮設トイレ増設を含め、支援の拡大について見解を伺う。
商工観光部長:「集客プロモーションパートナー都市協定」の枠組みを生かし、両市から多くの皆さんにお越しいただけるよう、実行委員会と連携しながら積極的なPRに取り組んでいきたい。
トイレについては、最優先の課題と捉え、関係部局と連携しながら今後、整備を進めていく。祭り開催に伴う仮設トイレは、来年は30回記念大会として様々な催し等が計画され、来場者の増加が見込まれるので、今後、記念大会の事業内容を精査する中で支援内容を検討していきたい。
<青木島遊園地廃止に関する検証委員会について>
鈴木:市長は、9月定例会で塩入前議員からの質問に対し、検証委員会は内部会議と答弁された。また、既に数回開催された、とお聞きしている。
あれだけ世間の耳目を集め、また、影響を与えた事案である。事務処理の在り方をはじめ、市民の声の受け止め方や、子供の健全な育成のための環境整備など、大きな視点から検証するためには、より客観的な体制の下で問題点を明らかにしていく必要がある。そのため、外部有識者からの意見を尊重する第三者委員会とすべきではないか。
副市長:この検討委員会は、庁内関係部局長とは別に、外部専門委員に検証を行っていただくこととしており、これによって、議員御指摘の第三者委員会と同様に、独立した立場で検証を行っていただけるものと考えている。今回の検証を市として今後見直すべきことがないか、改めて意識する機会としたい。
<市長の答弁と発言について>
鈴木:私たち改革ながの市民ネットは、本年9月1日付で市長に、本会議市長答弁の際、常に特定会派の議員名を読み上げた上で答弁していることに関し、その考えと目的、議員に対する区別的対応についての考え等、4点について文書での回答を求めた。
これに対し、市長より9月5日付の「他会派の議員においても議員名を発言しているケースもあり、意図的に行ったものではない、申入れは真摯に受け止める」に留めた回答は、御自身の潜在意識として、特定に議員に対する忖度が行われていた、との疑念を抱かせるものではないか。その時点で何故、具体的に対応方法を示さなかったのか。
市長:改めて、御指摘の点は真摯に受け止める、と申し上げさせていただきたい。議員、そして市長ともに市民に選ばれた者同士。市政について、しっかり議論していくことが大変重要だ。今後、市民の皆様に誤解を与えることがないように、議会に臨んでまいりたい。
鈴木:9月11日の市長定例記者会見で市議選に触れた際の「自らが進める市政に対して応援いただけるような方には当選していただきたい」との発言の真意は。
市長:私からは、市議選に立候補した方々が議論をぶつけ合い、当選された方には市政に対する応援や叱咤激励などをいただきたいと申し上げ、その上で、御指摘の発言をした。
立候補された皆様が長野市を良くしたいという思いで立候補され、私も同様の思いで市政運営に全力を挙げている。共にまちづくりを進めてまいりたい。今後、多様な御意見をお寄せいただければ、と思っている。
以上です。今回、私の質問時間が7分、答弁含め約20分という短い時間ではありましたが、地元から多くの方が傍聴にお越しくださいました。私の活動を時には厳しく、時には優しく、支えていただいていることに改めて感謝です。これからも、とにかく全力を尽くし、活動してまいります。
令和5年長野市議会12月定例会が本日(11/30)開会しました。本定例会に上程された案件は、「令和5年度長野市一般会計補正予算」など議案43件、報告10件となります。上程された議案について一部ご報告します。
一般会補正予算(案)は、補正額4億9418万円(当初予算1、611億円、補正後1、685億31,564千円)で、主な取り組みとして、
・自転車用ヘルメット購入費補助金(420万円) 対象者:市内に住所を有する16歳~18歳及び65歳以上の者 上限2,000円(補助率2分の1以内)
・新型コロナウイルス予防接種健康被害給付金(44、459千円) 厚生労働大臣が新型コロナウイルスワクチン接種による健康被害と認定した方に対する予防接種健康被害給付金(全額国庫支出金)
・社会体育館空調設備設置事業(27、742千円) 大豆島、裾花体育館
・学校体育館空調設備設置事業(33、690千円) 鍋屋田、芹田、三本柳小学校
それぞれ、暑さ対策のための空調設備の設置・検証に要する経費
・青木島小学校環境整備事業(228、709千円)国補助および市債で対応、等です。
また、条例等の案件は、
・長野市犯罪被害者等支援条例 犯罪被害者等基本法の規定に基づき、犯罪被害者等が受けた被害の早期の回復及び軽減並びに犯罪被害者等の生活の再建及び権利利益の保護を図り、誰もが安心して暮らすことができる地域社会の実現に寄与することを目的とする。
・長野市有償旅客運送自動車の設置等に関する条例の一部改正する条例 長野市有償旅客運送自動車の路線のうち、信州新町地区及び中条地区の路線に係る運送方法等を見直すこと並びに大岡篠ノ井線を廃止することに伴い改正。
・長野市都市公園条例の一部改正する条例 ながのこども館を設置することに伴い改正。
等となります。
当然ですが、最終的に議会の議決をもって、それぞれ事業等が進められていくこととなります。改選後、初となる定例会において、私個人的にはこれまで以上に議会の一員としての責任の重さを痛切に感じながら臨むこととなります。様々な角度から考え、委員会及び最終日の採決を迎えたいと思います。
また、定例会初日でしたので、冒頭、市長より議案説明等がありました。一部ですが、要旨をご報告いたします。
『任期折り返しを迎えた。市長就任以来、こども総合支援センター「あのえっと」の開設、新教育支援センター「SaSaLAND」開設準備、「新型コロナウイルス感染症有識者会議」による協議等、公約の全ての項目について着手できたが、人口減少、少子高齢化の進行、多様化する市民ニーズへの対応など、第五次長野市総合計画で掲げる「幸せ実感都市『ながの』」の実現には道半ば。
任期後半2年の取り組み方針は「長野市の強みを活かした未来への投資」として、「定着」・「変革」・「挑戦」を三つの柱とし、全力で取り組んでいく。
「定着」・・・子育て支援の充実、経済の活性化等、これまでの取り組みを定着させ、成果につなげたい。
「変革」・・・住民自治リフレッシュプロジェクトや中山間地域の在り方の研究、中心市街地の魅力創出など、将来の長野市を見据えた新たなアプローチによる課題解決を進めたい。
「挑戦」・・・長野市の強みを、時代を超え、形を変えながら、長野市の未来につないでいきたい。
(本定例会の補正予算案にある)「青木島こども未来プラン」は、青木島小学校区の諸課題を解決するため、これまで保護者や関係者と意見交換をしながら修正し、決定に至った。よって、環境整備等に要する経費を計上した。今後のプラン実施に当たっては、保護者や関係者の意見を聴きながら、丁寧に進めていきたい。
令和6年度当初予算は、長野市が持つ強みを活かした新たな取組に積極果敢にチャレンジしていく。「長野市の強みを活かした未来への戦略的な投資」を編成の基本方針とし、現在、編成作業を進めている。
将来を担う子どもたちの成長に向けた取組、地域経済・農業の振興、インバウンド誘客による観光消費の促進、中心市街地の活性化による新たなにぎわいの創出、新産業の創造やスポーツの基幹産業化等に予算を優先配分する。
農産物の生産振興・販売力の強化の促進について、ヘーゼルナッツ振興において、現在、関係機関と調整を行いながら、来年度以降の取組について協議を進めており、栽培拡大を図っていくために欠かせない栽培技術等の確立に向け、長野県と連携しながら取り組んでいく。また、農業振興の観点から、生産者と店舗・事業者を直接結び付ける取組を進め、「売れる農業」を実感できる取り組みを進めていきたい。
子どもの権利を守る条例制定について、議会とともに検討を進めていくこととし、全議員、こども未来部を構成メンバーとした勉強会を設置する運びとなった。本市の子どもの実態に合った実効性のある条例の制定を目指していきたい』等です。
本定例会は12月18日(月)までの19日間となります。私は、12月7日(木)10時から一般質問(個人質問)で登壇する予定です。改めて、質問内容等については、本ブログに掲載します。
この連休、終始に亘り体調不良に見舞われることとなってしまいました。
土曜日の夕方から日曜日にかけて風邪のような症状が続き、もしかしたら腰痛も そこから来てたんじゃないかと思わされるほど。
日曜日の午後には復調することとなり 風邪の症状は治まったのでインフル的な疾病はクリアしたとし、念のため薬局でコロナ感染症の検査キットを購入して鼻腔からの自主検査を行ないました。
結果は「陰性」これでどうにか人並の体調に戻ったということになりました。
さて、10月第二週の月曜日は いわゆる「ハッピーマンデー」です。
「体育の日」を日曜日にくっつけ 連休としているもので、地域のそこここで運動会などのイベントが行なわれています。
ただ あいにく今年は8日未明から天候が崩れ、肝心の9日(体育の日)は広域で雨模様になってしまいました。
当然 屋外で予定されていたスポーツイベントは軒並み中止を余儀なくされてしまい、私もいくつかの運動会やらスポーツ大会にお呼ばれしていたのですが、それぞれに中止連絡をいただくこととなってしまいました。
そんな天気巡りでありましたが、それ(天候)に関係なく運動会行事が行なわれた地区が、私の地元にありました。
JR川中島駅前に在する「本町区(もとまちく)」は、最初から地元小の体育館が会場となっており、雨が降ろうと槍?が降ろうと 予定どおりの開催となっていました。
これには、当地区でも〝苦い経験〟があったそうです。
こちらも従前には 屋外(校庭)で行なっていた時期があったそうですが、ある年に 行事の最中にまとまった雨に見舞われ、人はもとより器材もびしょ濡れになっての体育館移動やなんやらでエライ目に遭い、それ以来「いっそ当初から体育館でやろう!」ということになり、現在の運びになっているとか。
実は この日、別の地域の〝屋外組〟の地区は、昨日から天気予報とにらめっこでヤキモキし続け、今朝は早朝から「やる・やらない」を協議したあげくに中止決定になったそうです。
そういう面では「最初から体育館」の決め打ちイベントは、非常に合理的といえるのかもしれません(ただ、それも住民(数)の規模にもよります。そういう面でも こちら本町区はちょうど良かったのでしょうね)。
例年に亘りお伝えしていますが、こちらの運動会は 実にエンターテイメント的や企画となっています。
開会式についても ただ並んで「おはようございます」ではなく、プロデューサーのDJショーケンさんが 何と「1963年 東京オリンピック」の開会式の模様を放送した録音テープを再現(再生)し、さながら五輪の入場式を再現しているのでした。
当時のアナウンス「さあ、いよいよ日本選手団の入場です!」の録音トーキーに合わせ、地区内に住む子どもらが持つ「区旗」を先頭に 選手団?が堂々の入場行進です。
そして その〝選手団〟の前に〝聖火ランナー〟が入場し、ステージに設(しつら)えられた〝聖火台〟に点火、ヤンヤの喝采を受けていました。
(ちなみに 聖火トーチは交通誘導灯・聖火はパトライトです ^^/)
その後は 番組に準じて各競技が行なわれてゆきました。
前掲のとおり、こちらの本町区運動会は 非常にイベント色に富んだ〝競技〟となっており、全力疾走などの いわゆる肉弾モノはゼロ。
どの競技も、老若男女が等しく楽しめる番組となっており 会場は笑顔が絶えない時間が流れていました。
番組の最初は、大玉送りならぬ大玉〝転がし〟です。歓声の中、大玉が勢い余ってあっちへ転がりこっちへ転がり。その度に笑いが起こっていました。
次は 風船割り競走。
ケツ圧?をもって、椅子に腰かけながら風船を割ってゆきます。
風船は 遠慮して座ると意外と割れにくいようでしたが「エイッ!」とばかりに圧をかけると、存外に大きな音を立てて割れてくれます。
自分で割った風船の破裂音にビックリしながら、ゴールへと(笑顔で)駆けてゆきました。
さて お次は、当イベント名物の「ピサの斜塔」です。
これは、あらかじめ斜めにセットされた「輪っか」を 時間内に積み上げてゆくというもので、積み方によっては イイところまでいって崩壊する醍醐味があり、緊張感あふれる競技となっています。
番組的には いよいよまでいって崩れるのが面白いところですが、みなさん そんなことをしでかせば末代まで笑われるとばかり、失敗だけはしないようにと それは慎重に輪っかを重ねてゆきます。
この演目には 私も飛び入り参加させていただきましたが、何ともいえない緊張感を味わったところです。
チームによっては次々と積み上げを増やしており、開催三十数回を重ねた経験値?はダテじゃない(笑)と感心させられました。
ちなみに失敗チームはゼロでした。
こちらは、フラフープとボールを使った「ゆっくり急いで」の演目。
ヒモの付いたフラフープの輪の中にスポンジボールを入れ、それが輪から外れないように引っ張りながらコースを往復します。
急げば(ボールが)外れ、遅ければ順位が下がる…スピードの塩梅(あんばい)が意外と難しいようです。
レポートのとおり、この日の本町区(もとまちく)の運動会は、和気あいあいのうちに 笑顔 々 の中で開催されました。
コロナ禍から3年が経過した中で久しぶりに開催された運動会は、イベントという視点でも「成果」を収めることができたところですが、私は 別の視点(価値観)で、このようなイベント事(ごと)に意義を見出したところです。
それは いわば「有事対応」の視点です。
不測の自然災害等が頻発する昨今、いつなんどき どこでどんな災害(有事)が発生するかもしれず、私たちは平時から「備え」を怠りなくすることが求められています。
ところが、えてして 私たちの日常生活の中では「防災訓練」などと仰々しい看板を掲げての有事対応は不定期に行なわれるものの、それらを想定した いわゆる参集を伴う集団行動は、できそうでなかなかできないのが実際のところでありましょう。
そんな中、例えばこちら本町区(もとまちく)においては、運動会に いわば名を借りて地区住民が参集し、種目に臨むことで横のつながりを構築し 互いに協力し合って事(こと)に臨む作業を行なう…これは、知らず知らずのうちに「有事対応」につながっているのでは、と思えるところです。
また 取りわけて本町区においては、夏の盆踊りなどでおでんや焼きイカなどを供しており、それは即ち「炊き出し訓練」にもつながっていると申せます。
このように、一見「遊びごと」に思える行事やイベントが イザというときの まさに「備え」となっている、ここに私は 大きな意義を見出すことができるのです。
このことを敢えて口に出すと、住民各位は「クラちゃん、そんな大げさな」といって笑って応じてくださいますが、少なくとも こちら本町区については「イザというとき」となっても 必ずや相互扶助の精神で切り抜けることができるだろう と、確信さえ抱いたところでありました。
<3期目がスタート>
いよいよ3期目の市議会議員としての活動が始まりました。10月2日の全員協議会から今日まで政策説明会、会派代表者の会議等、慌ただしい日々が続いております。
改選後、私はこれまでと同様、市議会会派「改革ながの市民ネット」に所属します。同会派は私が初当選させていただいた2015年10月に、それまでの「改革ながの」と「市民ネット」が合併し、私を含め7名の議員によって新たに立ち上がった会派です。
その後、所属議員の県議選出馬、ベテラン議員のご勇退等を経て、今般、3名の議員で気持ちを新たにスタートをきることとなりました。
3名という小さなグループとなりましたが、会派としての信念であった改革と創造、是々非々の立場等を継承し、力を合わせながら、活動してまいります。また、会派の代表に私が就任することとなり、ずっしりとした責任の重さを感じています。
来週の10月10日、11日には改選後初となる議会「市議会臨時会」が開催される予定です。
ここでは、議長及び副議長選挙、常任及び特別委員会委員の選任等に加え、本年度の一般会計補正予算案等の審議を行われます。
緊張感をもって臨んでまいります。
さて、令和5年9月17日に執行されました二元代表制の一翼を担う長野市議会議員選挙における投票率(37.32%)は真摯に受け止めなければなりません。昨今、執行される各級の選挙において、頻繁に低投票率への懸念が示されており、大正大学教授の江藤俊昭氏は「抜本的な対策を講じなければ地域民主主義は死滅する、民主主義を「ゆでガエル」にしてはならない」と警鐘を鳴らしています。
私自身、これからの活動において、最も身近な行政及び議会に関心をお寄せいただけるよう、工夫しながら進めていきたいと考えます。そんな中、元大和大学教授の田中富雄氏の論説に接しましたので、ご紹介します。
<二元代表制>
・我が国の地方自治における憲法上の規定は、1946年11月3日公布、1947年5月3日施行の日本国憲法によって、初めて位置付けられた。
・日本国憲法は、第8章地方自治(92条~95条)のうち93条に基づき、議事機関として議会を設置、また、議員や首長の直接選挙が実施され、同日付けで地方自治法の施行により、我が国の地方自治制度として、市区町村や都道府県での「二元代表制」が確立した。
参考:〔地方公共団体の機関〕
第93条 地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を設置する。
2 地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。
<二元代表制に必要な市民制御>
田中氏は、二元代表制は議会と行政の関係だけでなく、市民が関係しており、市民は、議会や行政に信託すると同時に、議会や行政を制御(市民制御)し、議会と行政が制御・調整・連携することが二元代表制の仕組みである、と述べています。
少し難しい表現の「市民制御」ですが、市民が議員・首長を民主的に制御しなければ「市民と議員・首長の同一性」という民主主義の基本的考えが成り立たなくなる、としています。
ここで言う「市民制御」とは、選挙やリコールを指していることから、投票率の低下は、二元代表制に関係している市民の減少に繋がっていることを示しており危機感を覚えます。
また、田中氏は、議会の決定権限は大きく、また、首長の実施権限は「議会への議案提案」、「予算編成」、「予算執行」等大きいことから、議員や首長に権力の座を求めて厚顔無恥な行動をとらせることなく、議会や行政を適正に行わせるために「市民による制御」の必要性を説いています。
<議員に求められる能力>
こうしたことを踏まえると、私たち議会、議員は、市民との関係性を重視した活動が求められる、と考えます。
田中氏は、・議員の「情熱」と「責任感」は市民から見えづらくなっている。・その結果、議員の行動が市民から遠く離れ、市民の意思が、議会及び行政に反映されにくくなり、市民にとって議員は、自分たちの代表と思えなくなっている。・これでは、議会(議員)は市民から失望され、信用を失ってしまう。・市民から失望され、信用を失ってしまうことを防ぐために、議員は、学習能力や自己主張能力、更に、「適正手続決定能力・適正手続実施能力」、「適正政策決定能力」の向上が求められ、加えて、「適正手続決定能力・適正手続実施能力」を構成する「広聴力」や「広報力」が必要等と論じています。
<歩く 聴く 届ける>
私は市民との関係性を重視した活動として、本ブログで何度かご紹介していますが、私の行動指針である「歩く 聴く 届ける」に基づき、田中氏のいう「広聴力」や「広報力」をこれまで以上に高める努力を重ねるとともに政策能力等の向上をはかるべく活動していかなければなりません。
3期目、とにかく全力を尽くし、頑張ります!
<3期目がスタート>
いよいよ3期目の市議会議員としての活動が始まりました。10月2日の全員協議会から今日まで政策説明会、会派代表者の会議等、慌ただしい日々が続いております。
改選後、私はこれまでと同様、市議会会派「改革ながの市民ネット」に所属します。同会派は私が初当選させていただいた2015年10月に、それまでの「改革ながの」と「市民ネット」が合併し、私を含め7名の議員によって新たに立ち上がった会派です。
その後、所属議員の県議選出馬、ベテラン議員のご勇退等を経て、今般、3名の議員で気持ちを新たにスタートをきることとなりました。
3名という小さなグループとなりましたが、会派としての信念であった改革と創造、是々非々の立場等を継承し、力を合わせながら、活動してまいります。また、会派の代表に私が就任することとなり、ずっしりとした責任の重さを感じています。
来週の10月10日、11日には改選後初となる議会「市議会臨時会」が開催される予定です。
ここでは、議長及び副議長選挙、常任及び特別委員会委員の選任等に加え、本年度の一般会計補正予算案等の審議を行われます。
緊張感をもって臨んでまいります。
さて、令和5年9月17日に執行されました二元代表制の一翼を担う長野市議会議員選挙における投票率(37.32%)は真摯に受け止めなければなりません。昨今、執行される各級の選挙において、頻繁に低投票率への懸念が示されており、大正大学教授の江藤俊昭氏は「抜本的な対策を講じなければ地域民主主義は死滅する、民主主義を「ゆでガエル」にしてはならない」と警鐘を鳴らしています。
私自身、これからの活動において、最も身近な行政及び議会に関心をお寄せいただけるよう、工夫しながら進めていきたいと考えます。そんな中、元大和大学教授の田中富雄氏の論説に接しましたので、ご紹介します。
<二元代表制>
・我が国の地方自治における憲法上の規定は、1946年11月3日公布、1947年5月3日施行の日本国憲法によって、初めて位置付けられた。
・日本国憲法は、第8章地方自治(92条~95条)のうち93条に基づき、議事機関として議会を設置、また、議員や首長の直接選挙が実施され、同日付けで地方自治法の施行により、我が国の地方自治制度として、市区町村や都道府県での「二元代表制」が確立した。
参考:〔地方公共団体の機関〕
第93条 地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を設置する。
2 地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。
<二元代表制に必要な市民制御>
田中氏は、二元代表制は議会と行政の関係だけでなく、市民が関係しており、市民は、議会や行政に信託すると同時に、議会や行政を制御(市民制御)し、議会と行政が制御・調整・連携することが二元代表制の仕組みである、と述べています。
少し難しい表現の「市民制御」ですが、市民が議員・首長を民主的に制御しなければ「市民と議員・首長の同一性」という民主主義の基本的考えが成り立たなくなる、としています。
ここで言う「市民制御」とは、選挙やリコールを指していることから、投票率の低下は、二元代表制に関係している市民の減少に繋がっていることを示しており危機感を覚えます。
また、田中氏は、議会の決定権限は大きく、また、首長の実施権限は「議会への議案提案」、「予算編成」、「予算執行」等大きいことから、議員や首長に権力の座を求めて厚顔無恥な行動をとらせることなく、議会や行政を適正に行わせるために「市民による制御」の必要性を説いています。
<議員に求められる能力>
こうしたことを踏まえると、私たち議会、議員は、市民との関係性を重視した活動が求められる、と考えます。
田中氏は、・議員の「情熱」と「責任感」は市民から見えづらくなっている。・その結果、議員の行動が市民から遠く離れ、市民の意思が、議会及び行政に反映されにくくなり、市民にとって議員は、自分たちの代表と思えなくなっている。・これでは、議会(議員)は市民から失望され、信用を失ってしまう。・市民から失望され、信用を失ってしまうことを防ぐために、議員は、学習能力や自己主張能力、更に、「適正手続決定能力・適正手続実施能力」、「適正政策決定能力」の向上が求められ、加えて、「適正手続決定能力・適正手続実施能力」を構成する「広聴力」や「広報力」が必要等と論じています。
<歩く 聴く 届ける>
私は市民との関係性を重視した活動として、本ブログで何度かご紹介していますが、私の行動指針である「歩く 聴く 届ける」に基づき、田中氏のいう「広聴力」や「広報力」をこれまで以上に高める努力を重ねるとともに政策能力等の向上をはかるべく活動していかなければなりません。
3期目、とにかく全力を尽くし、頑張ります!
これは、令和5年5月発行の「市政報告/東方見聞録」に書いた言葉です。
市政報告を読んでいただいた方からのご感想をふまえて、私の2期目にあたってのスローガンといたしました。
1期目は2019年の10月1日に任期が始まりました。
その直後、長野市をはじめ広い地域が東日本台風災害に見舞われます。
その復旧・復興が始まった頃、世界がコロナ禍に覆われました。
市議会議員として私は何をしたらよいか、何ができるのだろうか。
1期目のスタートはその模索ではじまり、無我夢中に過ごしたのか、1年目などは、正直あまり覚えていないことも多くあります。
台風災害やコロナ禍という非常事態の対応と並行して、市内各地を訪問し、お話を伺い、今まで知らなかった長野市の魅力と課題を体感してきました。
これらをふまえての「中山間地なくして長野市なし」です。
長野市では、都市ブランディングの一環で、
「長野市の魅力」等について市民アンケートを行いました。
回答の上位は
「美しい山並み」「おいしい空気や水」「豊かな自然」等。
これらを見て私が考えたのは、
さて、これらを生み出しているのはどこか?
答え 中山間地域
長野市の魅力の源が中山間地域にある。
中山間地域がなければ「長野らしさ」がなくなる。
中山間地域は、その地域に根差した食、祭りなどの文化も色濃く受け継いできているところ。
しかし、
基幹産業の農林業の衰退、働く場の流出、
子や孫の域外への流出等による人口減少と高齢化率の上昇、
学校や公共施設の統廃合、日常生活の不安増加等
人口減少に伴う課題が雪だるま式に増えて、
存続が危ぶまれるところもある。
長野市の魅力、そして生活の基盤を生み出す中山間地域がなくては、
長野市の未来はないじゃないか!
ということです。
これまで以上に真剣に取り組む必要があると考え、
選挙ポスターや選挙公報でも
「中山間地なくして長野市なし」と訴えました。
私の市議会議員2期目の最重要課題としています。
大きく、難しい課題で、実際何をどのように改善できるかまだ未知数ですが、賛同してくださる方も大勢いるので一緒に取り組んでいきたいと思います。
令和5年9月17日執行の長野市議会議員一般選挙におきまして、2期目の議席をいただきました。日頃より叱咤激励をいただいております皆様のおかげです。この場をお借りして御礼を申し上げます。
選挙の世界には「2期目の選挙は票を落とすことが多い」という「2期目のジンクス」というものがささやかれています。
気を引き締めて選挙準備をしなければ!と思っている中、新型コロナウイルスが5類に移行し、様々なイベントや行事の復活の兆しが見えてきました。
そうすると、今年度受けている地元地区の役の関係、実家のお店の関係、商店街の関係等で、イベントや行事関係の会合、準備や運営に携わる時間も増えてきました。
コロナ禍から社会経済が回復するのは歓迎ですが、予想以上の進み方で。自分自身のスケジュール調整に大変苦慮しました。
そんな状況でしたが、結果としては、令和元年の前回選挙を少し上回る2354票をいただきました。
さらに力強く、地域のために働いていく所存です。
改めまして、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。
正式な任期は10月1日から。
選挙事務所の片づけや収支報告の作成と提出等締め切りが決まっていることがいくつかあったり、秋のイベントシーズンも始まり、毎日があっという間の感じで過ごしています。
まだまだ至らないことも多く、みなさまにご心配をおかけしておりますが、引き続きご支援を賜りたく心よりお願いを申し上げます。
9月28日、本会議の荻原市長答弁で、特定の会派、議員の質問に対し、「○○議員の質問に答える」と前置きして答弁している問題について、「市長を支...
立ち止まってはいられない。
改めて そう思わされる案件(相談)があり、思いを新たにさせられました。
28日(木)の夜、共に障がい者支援に取り組む「Gota」チームのMキャプテンに声をかけてもらい、市内のファミレスに足を運びました。
このとき私は、例の報道被害によりゴタゴタしていたのですが、そんな中でも変わらず声がけしてくれたMキャプテンに感謝しつつ ファミレスに入りました。
と、メンバーの隣席には 地元の区長会OBと覚(おぼ)しき 私も面識のあるOさん一行が陣取っており、何やら和(なご)やかな雰囲気でおられます。
知らない仲ではなかったので「どうもこんばんわ。」と頭を下げると、中のお一人が「当選おめでとう。」と声をかけてくれました。…のですが、件(くだん)のOさんは やや口元を歪めながら「礼状問題はどうなった?」と冷笑をかけながら私に。
区長経験者で識見もあるハズの人が、私の顔を見るなり この発言です。
新聞を熟読したうえでの発言なのかは知る由もなく、私の方も「記事をヨク読んでから言ってください。」と喉元まで出かかったところですが、そこは大人の対応「お騒がせしています。」と一礼して仲間の居る席に座りました。
「あ…これが世間の認識なんだ。」と心の中で嘆息しながら でしたが。
さて 本題。
この日メンバーが集まったのは、精神に障がいを抱えるAくん(20才代)から 予(かね)てよりの相談を受けている件についてです。
(この詳細については後日に譲ることとし、今回は概略のみとさせていただきます)
皆でドリンクバーの飲料を飲みながら…一見 穏やかなコミュニケーションの場に映りますが、その会話の中身は深刻といえるものでありました。
このAくん、市内の障がい者支援団体に身を置く中、昨年6月に農作業(草刈り)に従事していたところ 仲間の不注意で脚(ふくらはぎ)に大怪我を負わされてしったのです。
当然 これは重大な労働災害であり、当時の現場の状況や 就労環境(見守り・管理等)が問われる案件です。
さらに当然、Aくんに対しては 治療費などの医療費保障(補償)・さらに事故の被害者となってことで保険での補償などの手厚い措置が講じられるべきところであり、そのことについては 就労先が加入する保険会社等が直ちに受け持つ運びになるハズでありました。
ところが、です。
Aくんに対する保険保証の事務作業は遅々として進まず、無為に時間ばかりが経過することになってしまっているのです。
生活保護を受けているAくんには不安ばかりが募り「この先いったいどうなるのか…」と困り果てて「Gota」に相談を寄せているのでした。
Aくんの心配は3点に及んでいます。
1つは、自分の受けた被害について補償がされるかどうか。
2つめは、Aくんの〝生活の糧〟でもある「生活保護」は、事故の補償後も維持されるのかどうか。
3つめは、今後 就職して自活(自立)してゆけるかどうか。
このうち、1・3については 機微に触れる内容でもあるので後日に吟味のうえ詳細報告させていただきますが、今回は 2 について(関連して)見えてしまった〝行政体質〟について述懐するところです。
述べているとおり、障がいを抱えながら生きるAくんにとって「生活保護」は、まさに生きてゆくための いわば命綱であり、これが維持されるかどうかは 彼にとっての生命線となっています。
しかし今回、ケガを負わされて「補償」が匂わされることになったことで それ(補償)が収入とみなされ、もしかしたら生活保護が打ち切られるのではないかとの情報が伝えられ、Aくんの不安は増幅するばかりとなってしまいました。
Aくんにとっては、ケガの補償(金)は二の次の話し。とにかく生命線である生活保護が存続されるかどうかが全てなのです。
この、Aくんの他でもない心配を知るMキャプテンは 私に対し、このこと(補償されても生活保護は維持されるのか)との疑問(心配)について 議会(常任委員会)の場で確認して欲しいと言われ、私もそれに準(順)じて常任委員会(福祉環境委員会)の場(所管事項調査)で質問しました。
「生活保護制度を受けている障がい者さんが、同支援施設の就労の場で受傷し、保険(補償)の対象になった場合、生活保護は維持されるのか。」
それに対し 生活保護を所管する生活支援課々長は「一般論ですが」と前置きしながらも「たとえ保険(補償)の対象になったとしても、生活保護が打ち切りになることはありません。」と明確に答弁したのです。
ところが、です。
その後の「Gota」の調べ・また その後の所管の動きによると、どうやら 生活保護を受けている者が、保険や補償の対象になると それは収入とみなされ、生活保護の対象から外れることになってしまうことが判ったのです。
(この件に関するAくんを取り巻く顛末は やはり後日に譲ります)
結果、生活支援課々長の答弁は 事実(現状)と異なるものであることが判然してしまいました。
・・・・・。
今回のケースは、Aくんを案じ サポートしてくれる存在(Gota)が居てくれるから大過なく推移していますが、これが 天涯孤独の人が行政指導を頼みの綱として指導を乞(こ)うたとき、そのアドバイス(アンサー)が間違っていたとしたら。
その人は 行政を頼ったばっかりに誤(あやま)てる道を歩まされ、結果 不利益を被(こうむ)ることにもなりかねないところでありましょう。
同様の他のケース(行政(所管)による誤情報)を「Gota」のMキャプテンは指摘しています。
さきに調査に入った、障がい者就労支援施設「空風」に設置されている 高額(約100万円)の〝レトルト食品製造機械〟が置き晒(ざら)しになっている点について「設置費用に長野市の補助金が入っているんじゃないか」との(Mキャプテンの)問いに対し、対面した職員(障害支援課)は「補助金は入っていません。」と断答(だんとう)したのです。
しかし実際には、設備全体の中で相当額の補助金が入っていることが判り、結果 所管課職員の答えは間違っていることが判然しました(この「補助金が入っている・いない」は、機械の設置後に行政指導が行なえる(行なうべき)か否かの重要な分岐点になる点でした)。
「生半可」という言葉があります。
これは「十分(充分)でなく中途半端であること。いいかげんであること。また、そのさま」と解説されており、そのとおりと思います。
今回 市行政(担当)は、まさに生半可な情報のままに それを外に向けて発信(回答)し、それは状況によっては大きな〝市民不利益〟を招くことになりかねないものでありました。
補償の対象となっても生保はダイジョウブ・市の補助が入っていないから(市による)指導の対象では無い など、職員の持っている情報次第で大きく間違った方向に賽(さい)が投げられるところでありました。
しかも 二重の問題と言えるのではないかとされる点は、これらの生半可な対応が いわゆる社会的弱者である障がい者さんを適切に支援することを職務(職責)とする福祉担当の職員によって為(な)されていた(いる)という現実(実態)であります。
前述のとおり、たとえばAくんのような 生保を頼りに生きている障がい者さんは、何か分からないことや困ったときには 何はなくとも行政(職員)を頼り、適切な(正しい)アドバイスを受けたいと乞うところでありましょう。
その切実(悲痛)な声に対するファイナルアンサーが間違っていたとしたら…。
また、この Aくんの不安要因の(大きな)一つには、就労先である障がい者支援団体(担当者)の〝事務手続きの遅さ〟があると断ぜられます。
Aくんが受傷させられた。それは もしかしたら万(ばん)やむを得ないこととしながらも、問題は その後の対応の〝スピード感〟です。
もし、Aくんの受傷後ただちに雇用主(障がい者支援団体)が 治療費や補償の補填の事務手続きに入っていれば、Aくんの無用とも言える不安は生じることも無く推移し、その後の生保関連等の対応もスムーズに行なわれていたでしょう。
本来 社会で最も庇護(ひご)されるべき社会的弱者が、最もないがしろにされているとも言われかねない実態がある現実社会。
この現実を目にした以上は、これを看過することがいかにできるものでありましょうか。
立ち止まってはいられない。
改めて そう思わされる案件でありました。
令和5年9月17日執行の長野市議会議員選挙において3回目の当選を果たさせていただきました。多くの方々にご支持賜りましたこと心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今般より議員定数36へと3減となったことに加え、立候補者51名という当事者側からすると激戦となった市議選でありました。他方、市民の関心度は高かったとは言えず、投票率37.32%と投票率低下に歯止めをかけることができませんでした。このことは当事者として真摯に受け止めなければなりません。
選挙後、信濃毎日新聞社説等において論ぜられておりますが、いくつかの要因が重なり合っていると受け止めています。
社説では、
・長野市自治の足腰が弱っているのではないか。
・当選議員にとって自らの存在意義に関わる問題。
・1995年の長野市議選投票率60・13%を受け「目を覆わんばかりの低投票率は何を物語るか」と社説で論じた(当時は60%超を低投票率と呼 ぶに等しかったのだろう)
・30年足らずの間に市の環境は大きく変わった。
・議員が何をしているか見えない―との声をよく聞くようになった。
・全市的な課題には「地元」意識を超えての取り組みが必要。
・市民との距離を近づける更なる工夫が必要。
等の指摘がありましたがその通りです。以前のブログでもご紹介しましたが、私の行動指針「歩く 聴く 届ける」に基づき、これまでの8年間地元を中心に活動してまいりました。
特に、市民から見える活動、市民との距離を近づける工夫について、試行錯誤しながら実践してまいりましたが、3期目においては、更に、強化を図りつつ、自らの存在意義を自問自答しながら活動してまいります。
いよいよ10月1日から3期目がスタートします。とにかく引き続き、全力を尽くしてまいります。