長野市議会議員会派

改革ながの市民ネット

2019年12月議会 松木茂盛代表が質問に立ちました

本議会は災害対応の最中であり、通常3日間にわたる一般質問も1日に集約されました。
12月6日、我が会派からは松木茂盛代表が質問に立ちました。

内容は災害を中心に下記の通り多岐にわたり質問しました。

通常の行政事務についても触れた内容でした。

(1) 台風第19号による激甚災害と復旧対策について
ア 激甚災害の要因分析と一般家屋・農業関係・商工業関係・公共施設の被害額及び復旧費用見込み額並びに復旧期間の短縮と完了予定について
イ 台風第19号の発生から市民への避難指示に至る伝達について
ウ 千曲川の堤防改修基準と復旧計画基準について
エ 使用不能排水機場7か所の設計基準と今後の対応について
オ 長沼小・長沼支所・クリーンピア千曲など公共施設及び特養等福祉施設の水害対策上の設計基準と復旧対策について
カ 被災者に対する早急な住居確保対策について
キ 被災施設の復旧で今後に備えた現地建替え方針と助成措置及び水害のない新天地への移転対応について
ク 農業・商工業関係の復旧対策及び助成措置について
ケ 災害で発生したごみ処理計画と完了目標について
(2) 平成30年度決算状況と課題について
ア 経常収支比率の動向と弾力性ある財政構造について
イ 繰越明許費の動向と事業展開について
(3) 令和2年度予算編成方針について
ア 消費税10%引上げと諸施策の具現化及び重点施策について
イ 令和2年度の災害対策費と総予算規模について
(4) 人口減少克服対策について
ア 若者の市外流出防止に向けた諸施策について
イ 出生率向上対策について
(5) 行政改革とAI・IoTの導入について
(6) 教育課題の取組について
ア 教職員間のコミュニケーションと指導力向上対策について
イ 小・中・市立高生徒の動向と対策について
(7) 交通渋滞緩和と公共交通確保の対策について
(8) 農業の振興施策について
ア 小・中規模に適した助成措置について
イ 農業の担い手不足の緩和施策について
ウ 農業のスマート化の取組について
(9) その他
ア 長野県指定防災重点溜池の課題について
イ その他

長野市議会インターネット中継

松木代表の今回の質問と過去の質問はこちらでご覧になれます。

http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=158

 

農業、農地の再生に向けて

 先週の日曜日(12/1)、信州農業再生振興ボランティア(農ボラ)に参加。受付を済まし、8名のグループの一員として、赤沼地区の畑で耕運作業。スコップでの作業は体力的にも決して楽なものでなく、更に、力が入り過ぎ、マメを3つ作ってしまった。これまで災害ボランティアでの作業が多かったわけだが、農業復興に向けた作業も同時に進めていかなければならない。  そんな折、過日、”アグリながぬま”で行われた長沼地区の農業再生に向けた会合に途中からではあったが参加させていただいた。長野市の担当課から説明等を踏まえ、出席された農業者等から様々な意見や質問が出るものの、双方、中々、話しがかみ合わず、前に進んでいかない。 私なりにまとめてみると、現状の課題として、 1,果樹園地内の堆積土砂の搬出  (1)園地内に大量に積み上げられた土砂の搬出。  (2)園地内に未だ堆積している(片づけられていない)土砂の片づけ。 2,重機とオペレーターの確保 (1)速やかな業者の作業開始が困難。 まずは、上述の課題解決を速やかに解決しなければならない、のではと受け止めた。  土砂量が、大量ゆえに、専門業者に依頼し、速やかに作業開始していただくことが第一であるが、しかし、現状、速やかな業者手配が出来ず、作業開始までに時間を要するとのことである。そうだとしても、明確に、「いつから作業」に取り掛かれるのかといったスケジュールを長野市は調整を図り、具体的に示さなければならない。その上で、どの園地が優先順位が高いのか等、現段階で可能な限り、被災農業者のニーズを把握し、作業計画を関係者と打合せ、より具体的な計画を明確にしていくことが必要であろう。  そして、今、足りていない作業をどう補うのか、ボランティアの力が必要なのか、ボランティア等の力で少しでも前に進めるのであれば、具体的な作業方針を示さなければならない。私が属した8名のボランティアグループの誰もが長沼のリンゴを待っているのである。再生に向け、多くのボランティアが力を貸してくれるに違いない。  本日12月6日、定例会本会議において、農地再生に関した質問が複数の議員から出された。質問に対する農林部長の答弁は、「20cm以上の堆積土砂撤去を現在も進めているところ。今年度末(3月)までに処理作業を完了させることを目標としている」とあった。  このことを踏まえると、長野市では、長沼を中心として全体の作業量を把握しており、堆積土砂撤去に関わる計画が描けているのか、と考える。でなければ、今年度末までに撤去作業完了という目標は立てられないのではないか。ある程度の計画を描けているのであれば、その計画を関係者に示し、今出来ることを明確かつ具体的にしながら、作業工程を示すことができるのではないか、と思う。  当然、簡単なことではない。みんなが大変な思いをしながら日々過ごしている。しかしながら、ワン ナガノで復興に向けて取り組むのだ。行政がイニシアティブを持たなければならないところが大きくなる。少しでも前に進めていくための手段を見つけることが必要である。私も関係部署と連携を取りながら前に進めていきたい。