長野市議会のご案内です。
明日3月2日より代表質問、個人質問が始まります。新市長になって初めての予算議会でもあり、これまで練ってきた計画や施策が新年度にどう動くかも注目しています。
私も半年ぶりに時間をいただき、今年度個人的に勉強したり、ご要望いただいたテーマなどを取り上げる予定です。
*3月7日(月)午後3時から4時ちょっと前の予定。インターネット中継、録画もあります。
長野市議会公式サイト https://www.city.nagano.nagano.jp/site/gikai/
上記の公式サイトの中で 【本議会中継】 のタブをクリックしてください。
議会開催中は生中継、過去のものは録画映像でご覧いただけるようになっています。
令和4年3月定例会 東方の質問項目
(1) 令和4年度予算について
ア 商工観光費及び地域経済活性化策について
イ 行政デジタルトランスフォーメーション推進(公式サイトの更新と運用、キッズページ)について
ウ 文化の振興について
(2) 森林資源の活用について
ア 木質バイオマス利用モデル事業とストーブ等の普及について
イ 山で学ぶ、山に親しむことについて
(3) 地域課題に向かう協働、連携のすすめ
ア 労働者協同組合について
イ こども食堂について
ウ 若者の市政参画について
(4) 人と動物が共に幸せな社会に向けて
ア 改正動物愛護管理法とマイクロチップ登録制度の運用について
イ ペットを飼う人の福祉の推進について
ウ 地域環境改善としての地域猫活動について
(5) 男女共同参画、女性活躍の推進について
ア 市職員の育休取得促進について
イ 農業の担い手確保とトイレについて
(6) その他
ア 外来生物の駆除について
イ その他
9月2日に、9月定例会が始まりました。
補正予算や条例改正等の議案審査に加え、昨年度から9月定例会で前年度決算の認定審査も行うことになり、期間は9月29日までの28日間と長めになっています。
また、現在の加藤市長が、来月開催の市長選に出馬しない意向を示していることから、市長にとっても2期8年で最後の市議会定例会という点でも注目されています。
今回の定例会では、私も一般質問の時間をいただきました。予定日時は9月9日(木)午前10時40分ごろからです。インターネット中継、録画の配信もありますので、良かったらどうぞ。
今回は次のような項目で準備をしています。
1.都市計画道路 川中島幹線と篠ノ井のまちづくりについて
(1)計画概要及び事業の進捗について
(2)工事及び交差点における通学路の安全確保について
(3)埋蔵文化財包蔵地の発掘調査について
(4)篠ノ井地区のまちづくりについて
2.公共施設、行政財産の有効利用について
(1)廃止する学校等施設の後利用について
(2)休止施設の活用について
3.西山地区の振興、交流人口・移住人口拡大に向けて
(1)地域の現状と振興策について
(2)観光・集客施設の民営化について
(3)UJIターンの促進について
(4)住民自治協議会について
4.中小事業者支援策について
(1)飲食・観光関連事業者支援金について
(2)インボイス制度の開始を控えて
5.その他
(1)公共施設マネジメントについて
(2)地域の文化芸術資源の活用について
(3)その他
千曲市の上山田温泉は、地元からも、遠くからもお客さんが訪れる北信を代表する温泉地。
そんな地域で、猫問題に「地域ぐるみ」で取り組み、TNR*を進めているということで、地域での手術日にお邪魔し、見学させていただきました。
*TNR:Trap(捕まえる)、Neuter(不妊化手術)、Return(元の場所に戻す)。猫を今以上に増やさず、今ある命を大切に見守る地域猫活動。
手術日の流れ
手術日の前日までに、先ずは、餌を仕掛けた捕獲器を、捕獲対象の猫がいるエリア、地点に設置しています。
そして当日朝、千曲ねこの会、自治会役員さんたちが、あらかじめ仕掛けておいた捕獲機に入った猫を活動拠点に連れてきます。
まだ去勢避妊手術をしていない猫が入った場合は、移動式手術車で順次手術していきます。(麻酔薬の注射、体重測定、手術、経過観察等)
手術後、再び役員さん方で、その猫がもといた場所にリリースします。
上山田温泉地区の取組と成果
ここに至るまではご苦労もあり、理解を得るのが大変だったとお話を伺いました。
野良猫の去勢避妊手術にかかる費用は、市の補助もありますが、地元自治会で負担しています。そうすると「なんで自分たちのお金を、野良猫のために使うんだ?」という声が上がってきます。地域ぐるみで活動する体制をつくる、お金の使い方に理解を得ることは、話を聞くまでもなく、大変だったと思います。
今は、自治会役員、地域の団体(旅館組合等)の方が、地区行事の一環として交代で、協力いただいているそうです。
今日は用事が重なり、私は1頭目の黒猫(オス)の手術が始まるまでしかその場におれませんでしたが、捕獲した猫の手術にはほぼ午前中いっぱいかかるだろう、と見込まれていました。
これまでの取組で、地元の方からは、「そういえば猫減ったよね」との声が聞かれました。
人間から見れば、猫による被害(花壇を荒らす、糞尿を置いていく、鳴き声、交通事故等)を減らし、猫自身も、鼠算式にどんどん増えることなく、その命を落ち着いて全うしやすくなる、というメリットがあります。
きっかけは、千曲ねこの会さんのイベント
こちらに伺うきっかけになったのは、6月に千曲ねこの会さんが主催した写真展での講演会でした。
講演会の講師は、移動手術車で手術をされている獣医師の松木さん、そして地元自治会連合会長の青柳さん。野良猫の問題を環境問題ととらえたり、補助の出し方(公金の使い方の考え方)、他自治体の取り組み事例など、すぐ消化できなかったのですが鍵となる情報の多い、濃い内容でした。
*松木獣医師のご講演資料は、下のリンク先にあります。
千曲ねこの会 https://www.chikumanekonokai.com/
しんけん動物病院(動物移動手術車) https://www.shinken-animal-hospital-animal-moving-operati…
長野市での取組へ
私のSNSを見ている方からは、「猫好きなの?」とよく聞かれます。
はい、好きです。(犬やほかの動物も、生き物全般に好きです)
ですが、私がこうした問題に関心があるのは「猫が好きだから」だけではなく、猫に感心のない人にとっても、暮らしやすい地域社会を実現するためには大事なことなんじゃないか、と思うところがあるからです。
上山田温泉地区の取組でも、役員さんの中には、どちらかというと「猫嫌い」という方もいらっしゃるようですが、取り組みをしてくださっています。
松木さんがご講演でふれられましたが、猫問題は、野良猫のほかに、多頭飼養(崩壊)も社会問題となっています。これらは、動物愛護に止まらず、環境や福祉の視点から捉えることで、その本質的な問題解決につながる期待があります。
長野市でも、保健所の動物愛護センター、猫の保護や譲渡に取り組むボランティアという従来からのアクターに加え、地域、環境、福祉(高齢者、障害、生活支援等)の多面的な視点からの関係者、専門職が連携し、問題解決につながるように取り組んでいきたいと思います。
春先の発情、約2か月ほどの妊娠期間を経て、例年、4月頃からは猫の出産シーズン。そして、それが顕在化する今頃は、子猫を中心に、猫に関する相談が増えてきます。
ということで、長野市保健所で6月19日に開催された猫の休日譲渡会に出かけてきました。
休日譲渡会の様子
休日譲渡会は、市民のボランティアさんが保護している猫を保健所の動物愛護棟(猫舎)にお連れいただいています。猫を飼うことを検討している方は、保護し、日々お世話をしている方と直接コミュニケーションをとれて、性格、体調、お気に入りのことなどいろいろ聞けるのがとても参考になると思います。(ボランティア団体さんが開催する譲渡会も同じですね)
ペットショップでは品種、毛色(模様)、性別、ブリーダーが判断材料かと思いますが、こうしたところのネコたちには、さらに深い背景があります。子猫も、大人の猫もいますし、けがや病気持ちのコもいますから。
猫を取り巻く状況
伺った話では、テレビ(サンシャイン池崎さんなど芸能人が保護猫を飼う企画など)の影響がみられ、保護猫への関心が高くなったり、人慣れしていないコでも愛情を注いでいきたいと意欲を見せてくれる方もいるそうです。
また、市民ボランティアさんによる保護、TNR*、譲渡会等の活動(頭が下がるぐらい熱心な方が多い)の効果も出ていると思う、とのことでした。
*Trap(トラップ・捕獲、Neuter(ニューター・不妊去勢手術)、Return(リターン・元の場所に帰す)。猫も、鼠算のようにどんどん子供を産むことができます。そこで、野良猫などが無造作に増えるのを抑え、発情によるけがや事故のリスクも低くできます。これが、殺処分ゼロや、地域での猫に関する苦情を減らすことにつながります。
一方で、ご高齢で飼えなくなってやむを得ず手放すケースが増えたり、外にいるネコへの無責任な餌やりで、ご近所迷惑になっている事例もあるとか。
高齢者の世帯、単身世帯の増加、都市化などをふまえ、これまでと変えていかなければいけない課題があります。
より良い社会のために、責任あるペットの飼い方、地域猫活動などへ、より多くの方に関心を持っていただき、取り組んでいきたいと考えています。
長野市保健所の譲渡会は3種類
通常の業務時間(平日の午後、13:00~15:00)
平日夜の譲渡会 (毎月第1木曜日と毎月第3水曜日、17:30~20:00)
休日の譲渡会(ボランティアさんの保護猫を含む) (毎月第3土曜日)
会場はどれも、長野市保健所の猫舎・動物愛護交流棟です。(長野市若里六丁目6-1、日赤の東側)
なお今は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、どれも事前予約制になっています。ご興味のある方は、長野市保健所の動物愛護センター(262-1212/ワンニャンワンニャンとおぼえるとよいですよ)へお電話ください。
長野市保健所動物情報トップページ https://www.city.nagano.nagano.jp/site/naganoshiaigo/
長野市議会の令和3年6月定例会が、6月10日に始まりました。
提出議案
今回は議案14件、承認6件、報告12件。
補正予算関係
条例関係
- 長野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
- 長野市市税条例の一部を改正する条例
- 長野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例
- 長野市保護施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
- 長野市指定障害福祉サービスの事業等の従事者、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例
- 長野市放課後子ども総合プラン事業の実施に関する条例の一部を改正する条例
- 長野市樽池運動公園広場の設置及び管理に関する条例を廃止する条例
- 長野市人権同和教育集会所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
- 千曲衛生施設組合規約の変更について
- 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について
その他
- 財産の取得について(中条情報通信施設サーバ機器)
- 市道路線の認定、変更及び廃止について
- 工事請負契約の締結について(資源再生センター基幹整備工事)
があります。
条例改正の関係は、押印廃止に関するものや、国の法令改正に準拠した改正、施設の廃止等に伴うものなどがあります。
今市議会の話題
長野市は、今年11月に現在の市長の任期が終わります。
10月末に行われる市長選挙に関し、現在2期目の加藤久雄市長は、公の場では、続けるのか、やめるのか、態度を明らかにしていません。そんなこともあり、マスコミや、議員の中でも、市長が進退をいつ発表するかに注目が集まっています。
最近の一部の報道では、今期で市長の職をおりるつもりらしい・・とありました。先輩議員によると「6月議会の冒頭のあいさつで、通常なら進退についても触れるってもんじゃないかな」とのこと。しかし、その議会冒頭あいさつでは触れずにおわりました。
6月10日の議会初日終了後、マスコミに囲まれ「身体をいつ表明するのか」と問われた市長は、「一般質問で問われたら応える」と言っていました(当日のNHKニュース)
となると、6月16日から始まる議会一般質問が、がぜん注目度が増してしまいます。6月は代表質問がありませんが、個人質問の冒頭は、各会派が時間を多めにとる傾向があります。質問通告などからみても、その中で問うていくとみられます。
市としては重要なことです。しかし、市政にはほかにもたくさんの懸案事項があります。この問題ばかりに集中せず、補正予算案や条例改正等を慎重かつ丁寧に審議し、議会本来のチェック機能にゆるみが生じてはいけないと肝に銘じています。
また報道各社のみなさんにも、市長進退、市議選以外の案件にも関心を持ち、報道に取り上げていただければ幸いです。
請願
今回、請願は8件提出されました。
「請願」は、地方自治法に定められた、市民が自治体に要望を伝え、議論させる方法です。課題や要望をお持ちの方は、議員を通して手続きをご検討いただき、有意義にご活用いただければと思います。
一般質問
6月16日(水)10:00からは一般質問が始まります(18日(金)お昼まで)。39人いる議員のうち、24人が質問に立ちます。
私も年度初めまでは質問する予定でしたが、会派内の調整で、今回は質問なしになりました。
自分が議員になって感じているのは、個人質問は、議員の信念、課題認識など、一人ひとりの個性が見て取れる、という点です。あらかじめ質問を伝え(質問通告)、答弁書も事前に用意され、質問する方も、答える方も原稿を読んでいる点では「学芸会じゃないか」という見方もあります。
でも、そこが表現の場であり、皆それぞれに工夫しているとみています。
もし、ちょっと時間があって「議会が何やっているか見てみよう」という方におすすめなのは、ご自分が投票したり応援している議員「以外」の質問も見ることです。
39人もの議員が、それぞれの思いで用意している質問、それへの理事者の答弁。会派(党派)や地域にかかわらず興味がわいたり、共感するような話が出てきたりするものです。
議会質問を見てみたいという方は、議場で傍聴できます。
事前のお申し込みにより、託児サービス 、手話通訳 、要約筆記 のサービスが無料でお使いいただけます。(お問い合わせ 長野市議会議会事務局 Tel:026-224-5057 Fax:026-224-5105)
でも今は、コロナ禍でもあり、インターネット中継をお勧めしています。長野ケーブルテレビ でも《地上11ch》で中継してくださいます。
今回は、市長選の件もあり、議場に取材に訪れるマスコミが多く、密になりかねないですね。
東方の動き
今定例会では、所属する福祉環境委員会において、これまで継続して要望している児童センターの密解消等について、引き続き改善を求めていきたいと考えています。
また、所属委員会とは違う委員会での審査になりますが、請願が提出されている「働く女性の家」の講座継続要望については、私自身も担当課に要望をしていることもあり、これにも特に注目しています。
また、個人質問の準備がない分、休会日に外部の会議や勉強会に参加するなど、自身の課題にかける時間が確保できているのはありがたいです。どれも地域を良くすることにつながる内容と考えています。
それぞれの分野の関心の高い方、ご経験豊富な方々にいろいろ教わったり、実際にどう実現化していくかを考えています。やりたいこと、目標に向けてどうアプローチするかなど、いろんなアイデアが頭をグルグル。ちゃんと課題整理して、今後にいかしていきますので、どうぞご期待ください。
長野市では現在、高齢者の新型コロナワクチン接種について、ご予約の受付をしています。
接種は、大きく2つの方法があります。一つは、大きな会場で日時を決めて行う「集団接種」、もう一つは、かかりつけの医院等で行う「個別接種」です。
集団接種会場での接種を希望する場合
集団接種会場での接種をご希望で、聴覚・言語障害のある方は予約専用ファクスで申し込みできます。どうぞご利用ください。
添付しているのは、市のホームページに掲載されているファクスの申込用紙です。お手元に届いている接種券の番号、希望の日時や接種会場を記入するようになっています。
また、接種に手話通訳や要約筆記が必要な方は、用紙に記入していただければ長野市が手配します。
個別接種をご希望の場合
かかりつけの医院等で接種を希望される方は、そちらへ直接お問い合わせ、ご予約いただくようになっています。下のリンク先の長野市ホームページでは、ワクチン接種をする医療機関一覧をご覧いただけます。
医院により、持病等で通院している方だけを対象にしているところと、特に制限のなく予約できるところとあります。詳しくはリンク先をご参照ください。
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/covid19-joho/470842.html
なお、最初のうちは、予約者が集中し、連絡の取りにくい状態になっています。
ご不安の方もおいでと思いますが、ご希望の方全員が、無料で接種できることになっています。ワクチンの確保もだんだん進んでおりますので、あわてずにご予約、接種をされるようお願いいたします。
*ワクチン接種は国民の努力義務で、ご本人の意思で、接種する、接種しないを決めます。ご本人の意思に反して、周囲の方が接種する、接種しないを強要してはいけません。
長野市では、新型コロナワクチン接種の高齢者向け接種を①入院や入所施設内での接種、②かかりつけ医での個別接種、③大きな会場での集団接種の3つの方法で行います。(①と②は、基礎疾患のある方を対象にすでに実施中)
このうち、③の高齢者向け集団接種の予約が、あさっての5月21日(金)から始まります。このたび、予約に関するアナウンスが担当部署からありましたので、以下に掲載いたします。
なお、予約時の混雑・混乱がニュースになっています。長野市でも受付体制を強化していますが、やはり集中の具合によっては、同様の懸念があります。
ご希望の方全員が接種できることを踏まえ、「急がなくても大丈夫」「接種が数週間遅くてもOK」と思われる方は、少し時間をおいて、落ち着いたところでご予約いただけないでしょうか。
今回の発表のポイントは下の3点です。
- 集団接種の会場と人数を拡大
- 特に規模の大きい2会場にはシャトルバスを用意
- 受付けの電話は「コールバック方式」
集団接種の日時と会場について
接種会場
長野市南部地域では篠ノ井交流センター、おぎのや、長野保健医療大学の3か所。ただし、おぎのやの接種会場は日にちが限定なので注意が必要です。
長野市中部地域では、エムウェーブとビッグハットが追加となり、ほかにアークスホール、長野市保健所も接種会場です。それぞれ日にちをご確認ください。エムウェーブとビッグハットは人数が多く、長野駅からシャトルバスが運行される点にも特徴があります。
長野市北部地域では、柳原交流センター、清泉女学院大学・短期大学上野キャンパスの体育館。
接種日時
会場ごとに、1回目と2回目の接種日が決まっています。日曜日の時間が拡大されました。
予約方法について
コールバック方式をとるとのことです。この方法ですと、電話がつながったときに、すぐに接種日時は決まりませんが、多くの方の電話を受けやすくなります。
手順は、
- 予約したいことをコールセンターへ伝える。このときには、お名前、連絡の取れる電話番号、希望会場のみを伝えます。
- 後日、センターから電話が来るのを待つ。そこで接種券番号等を伝え、接種会場と日時など詳しいことを決めます。
長野市ワクチン接種コールセンターの電話番号は、026—225-5670です。
集団接種の予約は、5月21日(金)からはじまります。日曜・祝休日は受付けがありませんが、5月23日(日)のみ臨時的に受付します。
内覧会に行ってきました。
長野市茶臼山動物園では、敷地内の森に、その地形や植生を活かし、オランウータン用の新しい展示施設を整備しています。
動物園で、木の実の採取などに使っていた森の一角を、高さ4メートルの塀、池などで区切り、野生のオランウータンの生息環境に近い展示スペースを作りました。今はメス2頭がいますが、将来的には5頭が生活できる環境となり、繁殖につなげたい意図があります。
施設の概要
屋外展示場
ここはもともと、コナラ、クヌギ、ケヤキなどが生える雑木林で、木の実の採取に使っていたそうです。森の一角に塀を建てて、スペースを区切りましたが、コナラやクヌギなどの木は残し、斜面も生かしています。
屋外と屋内をつなぐ動線に横たえた木、木登り用の木は、園内で伐採されたケヤキの再利用。皮をはぎ、柿渋を塗り、使いやすく、腐りにくくしてあります。また、のぼり木の間には、しなりのある「スウェイ棒」が立てられ、つかんで揺すったり、登ったりして遊べます。
足元にはウッドチップ。
木や土にふれられるこの森で、どんな反応するか、気に入ってもらえるか、今後のお引越しが楽しみです。
屋内展示場
天井部分には透過性の高い膜が張られ、明るいだけでなく空の色までわかる、全天候型スペースです。
高さのある木、横たわる木、岩、池など、多彩な空間。
屋内展示場の外壁には、廃材が使われていました。これも良い味わいです。
- 屋内展示場
- 屋内展示場 壁の上部
- 屋内展示場の上部
- 屋内展示場
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
寝室
寝室は二つ。ブランコがつるされていますが、体重計になっています。観覧通路から、何キロかが見えてしまうシステム。
- 寝室
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコの計測結果
バックヤード
寝室や屋内展示場には、温度管理用の設備もいろいろ設けられています。インドネシアやマレーシアなど、日本より暖かい地域を生息域としていることから、特に暖房にはいろいろ気を使っているようで、床暖房も備えられているそうです。
- バックヤードの配管の一部(暖房等)
作業用通路を挟んだ隣には、今はツキノワグマがいます。ここを改修して、今後、オランウータンのスペースになります。これらも含めて5頭が暮らせるようになるとのこと。
なお、ツキノワグマは、現在のオランウータン舎を改装してそちらへ引っ越しになるそうです。
環境問題も
内覧会用にか、オランウータンの生息域、食料、生息環境の保全等についての展示がありました。動物園では、動物を見る側も、生物多様性、環境保全等についても知ることができる、こうした啓発も大切だと感じました。
- オランウータンのくらし
- オランウータンの食べもの
- オランウータンの生息数が急速に減少
- オランウータンのためにできること
- FSC認証商品を選ぶ
整備費用
事業費は市の資料によると、全体で2億940万8千円。このうち、屋内展示施設に半分以上がかけられています。
財源ですが、長野市では、茶臼山動物園には市民や企業からの寄付金を活用させていただいています。寄付金には二つあり、動物園のサポーターとして、施設建設に直接寄付をいただくもの。平成30年度から令和元年度に個人寄付が481件979万6千円、企業団体寄付が50件2,661万2千円のご寄付をいただきました。もう一つが、ふるさと納税制度を活用したものです。
前者の寄付金(茶臼山動物園整備基金繰入金)が3,640万8千円、ふるさと納税を含む市単独費が4,800万円、国の地方創生拠点整備交付金が1億2,500万円。
これからの茶臼山動物園
茶臼山動物園は、その再整備計画として、レッサーパンダの森を皮切りに、第2弾としてオランウータンの森を進めてきました。この後、第3弾として「アムールトラの森とライオンの丘プロジェクト」を計画しています。
アムールトラが森の中を生き生きと駆け抜け、ライオンが茶臼山から善光寺平を囲む山々を望む。それぞれに現在よりも広く、変化に富んだスペースが用意され、繁殖にもつなげていこうという考えです。
とくに、善光寺平を望むライオンの丘は、その借景、土地の利用の考え方がとてもダイナミックで、期待をしています。
動物園サポーター、寄付のご案内
次の整備に向けて、動物園のサポーター、ご寄付も引き続き募集しています。サポーターの方には、ご本人の承諾をいただいたうえで、施設の銘板にお名前が掲示されたり、こうした施設の内覧会ほかの特典も用意されています。
見て楽しいだけでなく、生物の多様性、環境保全にも貢献できる施設として、茶臼山動物園が長く活動できるよう、さまざまな皆様のご協力をお願いいたします。
内覧会に行ってきました。
長野市茶臼山動物園では、敷地内の森に、その地形や植生を活かし、オランウータン用の新しい展示施設を整備しています。
「オランウータンの森」整備計画の概要(長野市ホームページより)
動物園で、木の実の採取などに使っていた森の一角を、高さ4メートルの塀、池などで区切り、野生のオランウータンの生息環境に近い展示スペースを作りました。今はメス2頭がいますが、将来的には5頭が生活できる環境となり、繁殖につなげたい意図があります。
施設の概要
屋外展示場
ここはもともと、コナラ、クヌギ、ケヤキなどが生える雑木林で、木の実の採取に使っていたそうです。森の一角に塀を建てて、スペースを区切りましたが、コナラやクヌギなどの木は残し、斜面も生かしています。
屋外と屋内をつなぐ動線に横たえた木、木登り用の木は、園内で伐採されたケヤキの再利用。皮をはぎ、柿渋を塗り、使いやすく、腐りにくくしてあります。また、のぼり木の間には、しなりのある「スウェイ棒」が立てられ、つかんで揺すったり、登ったりして遊べます。
足元にはウッドチップ。
木や土にふれられるこの森で、どんな反応するか、気に入ってもらえるか、今後のお引越しが楽しみです。
「オランウータンの森」屋外展示場
- オランウータンの森と外を区切る塀
- 森の様子
- 森の様子(ケヤキを使った登り木)
- 登り木の切り口
- 足元のウッドチップ
- 塀の上から見たところ
- 塀の上部の鉄線
- 塀の上部
屋内展示場
天井部分には透過性の高い膜が張られ、明るいだけでなく空の色までわかる、全天候型スペースです。
高さのある木、横たわる木、岩、池など、多彩な空間。
屋内展示場の外壁には、廃材が使われていました。これも良い味わいです。
- 屋内展示場
- 屋内展示場 壁の上部
- 屋内展示場の上部
- 屋内展示場
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
寝室
寝室は二つ。ブランコがつるされていますが、体重計になっています。観覧通路から、何キロかが見えてしまうシステム。
- 寝室
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコの計測結果
バックヤード
寝室や屋内展示場には、温度管理用の設備もいろいろ設けられています。インドネシアやマレーシアなど、日本より暖かい地域を生息域としていることから、特に暖房にはいろいろ気を使っているようで、床暖房も備えられているそうです。
- バックヤードの配管の一部(暖房等)
作業用通路を挟んだ隣には、今はツキノワグマがいます。ここを改修して、今後、オランウータンのスペースになります。これらも含めて5頭が暮らせるようになるとのこと。
なお、ツキノワグマは、現在のオランウータン舎を改装してそちらへ引っ越しになるそうです。
環境問題も
内覧会用にか、オランウータンの生息域、食料、生息環境の保全等についての展示がありました。動物園では、動物を見る側も、生物多様性、環境保全等についても知ることができる、こうした啓発も大切だと感じました。
- オランウータンのくらし
- オランウータンの食べもの
- オランウータンの生息数が急速に減少
- オランウータンのためにできること
- FSC認証商品を選ぶ
整備費用
事業費は市の資料によると、全体で2億940万8千円。このうち、屋内展示施設に半分以上がかけられています。
財源ですが、長野市では、茶臼山動物園には市民や企業からの寄付金を活用させていただいています。寄付金には二つあり、動物園のサポーターとして、施設建設に直接寄付をいただくもの。平成30年度から令和元年度に個人寄付が481件979万6千円、企業団体寄付が50件2,661万2千円のご寄付をいただきました。もう一つが、ふるさと納税制度を活用したものです。
前者の寄付金(茶臼山動物園整備基金繰入金)が3,640万8千円、ふるさと納税を含む市単独費が4,800万円、国の地方創生拠点整備交付金が1億2,500万円。
これからの茶臼山動物園
茶臼山動物園は、その再整備計画として、レッサーパンダの森を皮切りに、第2弾としてオランウータンの森を進めてきました。この後、第3弾として「アムールトラの森とライオンの丘プロジェクト」を計画しています。
アムールトラが森の中を生き生きと駆け抜け、ライオンが茶臼山から善光寺平を囲む山々を望む。それぞれに現在よりも広く、変化に富んだスペースが用意され、繁殖にもつなげていこうという考えです。
とくに、善光寺平を望むライオンの丘は、その借景、土地の利用の考え方がとてもダイナミックで、期待をしています。
動物園サポーター、寄付のご案内
次の整備に向けて、動物園のサポーター、ご寄付も引き続き募集しています。サポーターの方には、ご本人の承諾をいただいたうえで、施設の銘板にお名前が掲示されたり、こうした施設の内覧会ほかの特典も用意されています。
見て楽しいだけでなく、生物の多様性、環境保全にも貢献できる施設として、茶臼山動物園が長く活動できるよう、さまざまな皆様のご協力をお願いいたします。