令和6年6月13日から6月定例会が始まりました。
議会一般質問の3日目、6月21日(金)に質問の時間をいただき、質問に立ちました。今回の持ち時間(自分が話す時間)は9分です。
質問の項目は下の通りです。
(1) 「誰一人取り残さない」共生社会実現に向けた取組について
ア リアルタイム字幕表示システムについて
イ 難聴高齢者への支援について
(2) 中山間地域施策について
ア 住民自治リフレッシュプロジェクトにおける中山間地域に関する取組について
イ 中山間地域居住者の確保について
(3) 野菜を活用した地域振興について
ア 本市の伝統野菜について
イ 加工所について
(4) その他
下のリンクより、録画映像をご覧いただけます。全体で33分程度の長さです。
https://nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4204
(1)「誰一人取り残さない」共生社会実現に向けた取組について
では、聴覚障害者からのご相談や耳が遠くなってきた方と接する中で考えていることを取り上げました。これまでも関連の内容を取り上げてきていますが、以前に比べて理事者の答弁が少し前進した部分があります。
(2) 中山間地域施策について
中山間地域は私の市議会議員2期目の大事なテーマです。過去に質問した内容のその後も含め、住宅に関連した内容、また、篠ノ井信里地域からお預かりした相談を中心に取り上げました。ただ実は今回積み残した課題もありまして、これは私自身もさらに勉強していきたいと思います。
(3) 野菜を活用した地域振興について
伝統野菜と加工所を取り上げています。伝統野菜は以前から関心を持っていた分野ですが、この春に会派で視察した長野市農業研修センター等の取り組みに刺激を受けて取り上げました。また、加工所については質問で申している通りに複数地区から構想を伺っていることによるものです。
さて内容とは全く関係ありませんが、今回は、自分の議会歴では初めて、眼鏡で登壇しています。
最近、ドライアイや視力の悪化などの影響が出てきているところです。今まではコンタクトレンズ一択だったのですが、近頃はその時の状況に応じて、近眼用の眼鏡をかけていたり、コンタクトの上にリーディンググラス(いわゆる老眼鏡)をかけたり、いろいろなんです。
幸い近くに眼科のお医者さんも、メガネ専門店もそろっているので、いろいろ相談しながら調整していこうかなと思っています。
- 2023年03月13日
- 6東方 みゆき, 議員ブログ最新情報
- まちの持続可能性, ユニバーサルデザイン, 動物愛護, 命を大切に, 地域経済を回す, 子育て, 定例会の報告, 居場所や活躍の場所づくり, 支援制度, 補助金・助成金, 郷土愛と誇り, 長野市, 長野市議会
令和5年3月長野市議会定例会が開催されています。(2月22日から3月20日まで)
本会議、委員会を通して、提出された47の議案、3つの請願等を審査します。
なお、令和5年度の一般会計予算は1,611 億円。過去4番目の規模です。市長が交代して2年目。予算編成を最初から携わるのは初めてということで、荻原カラーがより強い内容になっている模様です。
なお今議会から、発言席、質問席での発言の際、マスクの着用は個々の判断に任されることになりました。(議席、理事者席、傍聴席などで座っているときは着用)
そのため、映像に移るほぼすべての発言者が、マスクを外しています。
私は正直、人前でマスクを外すのは恥ずかしい気持ちです。
半年ぶりの議会質問に立ちました
私は3月3日、また半年ぶりになりますが、議会一般質問をいたしました。
今回の持ち時間(自分がしゃべる時間)は16分で、以下の内容を取り上げました。
(1)学校とまちづくりについて
ア 学校廃止地域への支援対策について(信更中学校、小学校の廃止を受けて)
イ 山村留学について(大岡ひじり学園の今後について)
ウ 高校再編について(県立高校の再編計画を受けて)
(2)聴覚障害者等への支援について
ア 新生児聴覚検査と難聴児への支援について(令和5年度から新たな支援開始)
イ 聴覚障害者への支援について(補聴器、要約筆記等)
ウ 障害者の社会参加について(ボランティア会議での話を受けて)
エ 手話言語条例について(市独自の条例制定に向け、当事者を交えた検討を)
オ 観光のバリアフリーの推進について(戸隠ユニバーサルツーリズムの先進事例、三重県伊勢市の視察を受けた本市の対応に関して)
カ 子どもの発達支援について(はぐくまファイル、保育園・幼稚園と保護者等の情報共有などについて)
(3)令和5年度予算編成について
ア スタートアップ支援事業について(市が力を入れている新産業創造の取り組みの一部について)
イ 人と動物が幸せに暮らす社会の実現について(猫の繁殖制限助成事業の令和5年度の変更内容について)
ウ 南部図書館耐震改修事業について(令和5年度の耐震補強工事で期待する効果や今後の整備検討について)
(4) その他 (今回はありません)
質問の項目と動画のリンク先です
議会の公式サイトにて動画(掲載済み)、議事録(3月定例会分は6月頃掲載予定)をご覧いただけます。
今回の動画は全部で52分程度あります。
下の目次に時間の目安をつけましたのでご参考になさってください。
令和5年3月定例会 3月3日 個人質問 15番
改革ながの市民ネット 東方 みゆき 議員(一問一答)
(1)学校とまちづくりについて
00:40 ア 学校廃止地域への支援対策について (市長答弁)
06:06 イ 山村留学について (教育次長、企画政策部長答弁)
11:40 ウ 高校再編について (教育次長答弁)
(2)聴覚障害者等への支援について
15:03 ア 新生児聴覚検査と難聴児への支援について (保健所長、保健福祉部長答弁)
21:22 イ 聴覚障害者への支援について (保健福祉部長答弁)
27:33 ウ 障害者の社会参加について (消防局長答弁)
30:30 エ 手話言語条例について (市長答弁)
33:35 オ 観光のバリアフリーの推進について (商工観光部長答弁)
39:30 カ 子どもの発達支援について (こども未来部長答弁)
(3)令和5年度予算編成について
42:42 ア スタートアップ支援事業について (新産業創造局長答弁)
46:05 イ 人と動物が幸せに暮らす社会の実現について (保健所長答弁)
49:44 ウ 南部図書館耐震改修事業について (教育次長答弁)
(4) その他
半年の間に市民の方からお寄せいただいたり、自分なりに調べたりした課題を取り上げました。でも全部入れられないのが実情。
所属している委員会の所管事項はそちらでも取り上げて、質問や要望などしています。
またご報告したいと思います。
内覧会に行ってきました。
長野市茶臼山動物園では、敷地内の森に、その地形や植生を活かし、オランウータン用の新しい展示施設を整備しています。
動物園で、木の実の採取などに使っていた森の一角を、高さ4メートルの塀、池などで区切り、野生のオランウータンの生息環境に近い展示スペースを作りました。今はメス2頭がいますが、将来的には5頭が生活できる環境となり、繁殖につなげたい意図があります。
施設の概要
屋外展示場
ここはもともと、コナラ、クヌギ、ケヤキなどが生える雑木林で、木の実の採取に使っていたそうです。森の一角に塀を建てて、スペースを区切りましたが、コナラやクヌギなどの木は残し、斜面も生かしています。
屋外と屋内をつなぐ動線に横たえた木、木登り用の木は、園内で伐採されたケヤキの再利用。皮をはぎ、柿渋を塗り、使いやすく、腐りにくくしてあります。また、のぼり木の間には、しなりのある「スウェイ棒」が立てられ、つかんで揺すったり、登ったりして遊べます。
足元にはウッドチップ。
木や土にふれられるこの森で、どんな反応するか、気に入ってもらえるか、今後のお引越しが楽しみです。
屋内展示場
天井部分には透過性の高い膜が張られ、明るいだけでなく空の色までわかる、全天候型スペースです。
高さのある木、横たわる木、岩、池など、多彩な空間。
屋内展示場の外壁には、廃材が使われていました。これも良い味わいです。
- 屋内展示場
- 屋内展示場 壁の上部
- 屋内展示場の上部
- 屋内展示場
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
寝室
寝室は二つ。ブランコがつるされていますが、体重計になっています。観覧通路から、何キロかが見えてしまうシステム。
- 寝室
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコの計測結果
バックヤード
寝室や屋内展示場には、温度管理用の設備もいろいろ設けられています。インドネシアやマレーシアなど、日本より暖かい地域を生息域としていることから、特に暖房にはいろいろ気を使っているようで、床暖房も備えられているそうです。
- バックヤードの配管の一部(暖房等)
作業用通路を挟んだ隣には、今はツキノワグマがいます。ここを改修して、今後、オランウータンのスペースになります。これらも含めて5頭が暮らせるようになるとのこと。
なお、ツキノワグマは、現在のオランウータン舎を改装してそちらへ引っ越しになるそうです。
環境問題も
内覧会用にか、オランウータンの生息域、食料、生息環境の保全等についての展示がありました。動物園では、動物を見る側も、生物多様性、環境保全等についても知ることができる、こうした啓発も大切だと感じました。
- オランウータンのくらし
- オランウータンの食べもの
- オランウータンの生息数が急速に減少
- オランウータンのためにできること
- FSC認証商品を選ぶ
整備費用
事業費は市の資料によると、全体で2億940万8千円。このうち、屋内展示施設に半分以上がかけられています。
財源ですが、長野市では、茶臼山動物園には市民や企業からの寄付金を活用させていただいています。寄付金には二つあり、動物園のサポーターとして、施設建設に直接寄付をいただくもの。平成30年度から令和元年度に個人寄付が481件979万6千円、企業団体寄付が50件2,661万2千円のご寄付をいただきました。もう一つが、ふるさと納税制度を活用したものです。
前者の寄付金(茶臼山動物園整備基金繰入金)が3,640万8千円、ふるさと納税を含む市単独費が4,800万円、国の地方創生拠点整備交付金が1億2,500万円。
これからの茶臼山動物園
茶臼山動物園は、その再整備計画として、レッサーパンダの森を皮切りに、第2弾としてオランウータンの森を進めてきました。この後、第3弾として「アムールトラの森とライオンの丘プロジェクト」を計画しています。
アムールトラが森の中を生き生きと駆け抜け、ライオンが茶臼山から善光寺平を囲む山々を望む。それぞれに現在よりも広く、変化に富んだスペースが用意され、繁殖にもつなげていこうという考えです。
とくに、善光寺平を望むライオンの丘は、その借景、土地の利用の考え方がとてもダイナミックで、期待をしています。
動物園サポーター、寄付のご案内
次の整備に向けて、動物園のサポーター、ご寄付も引き続き募集しています。サポーターの方には、ご本人の承諾をいただいたうえで、施設の銘板にお名前が掲示されたり、こうした施設の内覧会ほかの特典も用意されています。
見て楽しいだけでなく、生物の多様性、環境保全にも貢献できる施設として、茶臼山動物園が長く活動できるよう、さまざまな皆様のご協力をお願いいたします。
内覧会に行ってきました。
長野市茶臼山動物園では、敷地内の森に、その地形や植生を活かし、オランウータン用の新しい展示施設を整備しています。
「オランウータンの森」整備計画の概要(長野市ホームページより)
動物園で、木の実の採取などに使っていた森の一角を、高さ4メートルの塀、池などで区切り、野生のオランウータンの生息環境に近い展示スペースを作りました。今はメス2頭がいますが、将来的には5頭が生活できる環境となり、繁殖につなげたい意図があります。
施設の概要
屋外展示場
ここはもともと、コナラ、クヌギ、ケヤキなどが生える雑木林で、木の実の採取に使っていたそうです。森の一角に塀を建てて、スペースを区切りましたが、コナラやクヌギなどの木は残し、斜面も生かしています。
屋外と屋内をつなぐ動線に横たえた木、木登り用の木は、園内で伐採されたケヤキの再利用。皮をはぎ、柿渋を塗り、使いやすく、腐りにくくしてあります。また、のぼり木の間には、しなりのある「スウェイ棒」が立てられ、つかんで揺すったり、登ったりして遊べます。
足元にはウッドチップ。
木や土にふれられるこの森で、どんな反応するか、気に入ってもらえるか、今後のお引越しが楽しみです。
「オランウータンの森」屋外展示場
- オランウータンの森と外を区切る塀
- 森の様子
- 森の様子(ケヤキを使った登り木)
- 登り木の切り口
- 足元のウッドチップ
- 塀の上から見たところ
- 塀の上部の鉄線
- 塀の上部
屋内展示場
天井部分には透過性の高い膜が張られ、明るいだけでなく空の色までわかる、全天候型スペースです。
高さのある木、横たわる木、岩、池など、多彩な空間。
屋内展示場の外壁には、廃材が使われていました。これも良い味わいです。
- 屋内展示場
- 屋内展示場 壁の上部
- 屋内展示場の上部
- 屋内展示場
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
- 展示場の外壁(廃材の再利用)
寝室
寝室は二つ。ブランコがつるされていますが、体重計になっています。観覧通路から、何キロかが見えてしまうシステム。
- 寝室
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコ
- 寝室のブランコの計測結果
バックヤード
寝室や屋内展示場には、温度管理用の設備もいろいろ設けられています。インドネシアやマレーシアなど、日本より暖かい地域を生息域としていることから、特に暖房にはいろいろ気を使っているようで、床暖房も備えられているそうです。
- バックヤードの配管の一部(暖房等)
作業用通路を挟んだ隣には、今はツキノワグマがいます。ここを改修して、今後、オランウータンのスペースになります。これらも含めて5頭が暮らせるようになるとのこと。
なお、ツキノワグマは、現在のオランウータン舎を改装してそちらへ引っ越しになるそうです。
環境問題も
内覧会用にか、オランウータンの生息域、食料、生息環境の保全等についての展示がありました。動物園では、動物を見る側も、生物多様性、環境保全等についても知ることができる、こうした啓発も大切だと感じました。
- オランウータンのくらし
- オランウータンの食べもの
- オランウータンの生息数が急速に減少
- オランウータンのためにできること
- FSC認証商品を選ぶ
整備費用
事業費は市の資料によると、全体で2億940万8千円。このうち、屋内展示施設に半分以上がかけられています。
財源ですが、長野市では、茶臼山動物園には市民や企業からの寄付金を活用させていただいています。寄付金には二つあり、動物園のサポーターとして、施設建設に直接寄付をいただくもの。平成30年度から令和元年度に個人寄付が481件979万6千円、企業団体寄付が50件2,661万2千円のご寄付をいただきました。もう一つが、ふるさと納税制度を活用したものです。
前者の寄付金(茶臼山動物園整備基金繰入金)が3,640万8千円、ふるさと納税を含む市単独費が4,800万円、国の地方創生拠点整備交付金が1億2,500万円。
これからの茶臼山動物園
茶臼山動物園は、その再整備計画として、レッサーパンダの森を皮切りに、第2弾としてオランウータンの森を進めてきました。この後、第3弾として「アムールトラの森とライオンの丘プロジェクト」を計画しています。
アムールトラが森の中を生き生きと駆け抜け、ライオンが茶臼山から善光寺平を囲む山々を望む。それぞれに現在よりも広く、変化に富んだスペースが用意され、繁殖にもつなげていこうという考えです。
とくに、善光寺平を望むライオンの丘は、その借景、土地の利用の考え方がとてもダイナミックで、期待をしています。
動物園サポーター、寄付のご案内
次の整備に向けて、動物園のサポーター、ご寄付も引き続き募集しています。サポーターの方には、ご本人の承諾をいただいたうえで、施設の銘板にお名前が掲示されたり、こうした施設の内覧会ほかの特典も用意されています。
見て楽しいだけでなく、生物の多様性、環境保全にも貢献できる施設として、茶臼山動物園が長く活動できるよう、さまざまな皆様のご協力をお願いいたします。